アート界の寵児「山口歴」、写真家「Maria Svarbova」の個展を見に京都へ|感想や写真など

アート界の寵児「山口歴(やまぐちめぐる)」、写真家「マーリア・シュヴァルボヴァー(Maria Svarbova)」の個展を見に京都へ|感想や写真など

山口 歴(やまぐち めぐる)のアート作品、Maria Svarbova(マーリア シュヴァルボヴァー)の写真を見に京都へ。

てな訳で感想をば。

MEGURU YAMAGUCHI EXHIBITION in +81 Gallery Kyoto:感想や写真など

MEGURU YAMAGUCHI Exhibition in +81 gallery-kyoto|作品その1

素材はなんと”木”

ブラッシュ・ストロークをその形状”そのまま”に具象化した作品。

“キャンバス”という枠に納めるのではなく、”抜き出す”という発想が凄いな…と思いました。

MEGURU YAMAGUCHI Exhibition in +81 gallery-kyoto|作品その2

価格は全て”100万円”超え

ブラッシュ・ストローク自体”ダイナミック”で”躍動感”がある表現手法ですが、勢いを削ぐ要素を徹底的に排し、”核”となる部分だけを抽出すると、よりダイナミズムが増しますね。

MEGURU YAMAGUCHI Exhibition in +81 gallery-kyoto|作品その4

初日にも関わらず全作品SOLD OUT

そして、それを普通は”キャンバス”という制限の中でいかにして…と考えるのが普通だと思いますが、そもそもキャンバスに描かない…という選択肢を思いついたこと。

キャンバスに描かないイメージ

そして、思いつき(発想)だけで終わらせず、”作品”という形で昇華させたのがマジで凄い。

ぼく

オードリーの若林がぺこぱのM1を表した際、”発想”と”発想を形として出す”、この2つの間には大きな川が流れてると仰ってましたが、まさにその通りだなと。

とくに真摯に向き合っている人ほど、難しいかと思います。こういう”コロンブスの卵”的な発想は。

MEGURU YAMAGUCHI Exhibition in +81 gallery-kyoto|作品その3

巨大な作品は、ギャラリストでも価格を把握していないとのこと

てか、そもそも”ブラッシュ・ストローク”を具現化した作品って他にあるのかな??

ぼく

飛沫(しぶき)の具現化は、村上隆の「マイ・ロンサム・カウボーイ」「HIROPON」で既に成されてますが。

無かったら発明ですね。(そうだったら)凄いな〜。

MEGURU YAMAGUCHI Exhibition in +81 gallery-kyoto|ブラシストローク技法の拡大写真

形状のみならず、絵自体にも勢いが

ただ、むちゃくちゃ”かっこいい”ものの、インテリアの一部として考えた時、果たしてどうなんだろう..と思いましたが、無粋でしたね。

め っ ち ゃ か っ こ い い や ん !

山口歴(やまぐちめぐる)作品の固定方法

作品の固定方法

ぼく

賃貸だと厳しそうですが…ただ、めっちゃ映えますね。いいな〜。欲しいな〜。

MEGURU YAMAGUCHI EXHIBITION:概要

+81 Gallery 京都の外観写真

会場 +81 Gallery Kyoto
会期 2020年10月23日(金)〜2020年11月23日(月)
営業時間 11:00~18:00
所在地 京都府京都市左京区鹿ヶ谷法然院町45

ぼく

なんと11月7日(土)は、ご本人が在廊するとのこと。10年ぶりの帰国と合わせてなので相当レアです。

マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley in 京都|感想や写真など

マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley in 芦屋画廊 kyoto|写真展の様子1

著作権の関係上、1枚1枚の写真はNG

ぼくが好きな写真家、「植田 正治(うえだ しょうじ)」に通ずる世界観。

つまり作風としては「シュルレアリスム」。ただ、この作風に多々見受けられる不安感を煽るような要素は皆無。

舞台はデス・バレーという”荒廃した土地”なんですけどね。

そこに”水着”という非・現実的な衣装をまとった人物を配置することで、(景観構成要素と)摩擦が生じ、ミステリアス、かつ、ファンタジーな世界観を作り上げています。

マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley in 芦屋画廊 kyoto|写真展の様子2

価格は、1枚あたり70万円〜100万円

あと、人物を人物として撮るのではなく、世界観を構築するパーツの一部、つまりオブジェ的な扱いにしているのも、ファンタジー感を増長させてるポイントかな…と。

マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley in 芦屋画廊 kyoto|写真展の様子3

DMの写真。レトロな衣装に身を包んだverも

余白をたっぷり使い、アクセントとなる人物やカラーを引き立たせる構図は、とても好みなので、グッと心掴まされました。

マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley:概要

 芦屋画廊 kyotoの外観写真

会場 芦屋画廊 kyoto
会期 2020年9月18日(金)〜10月18日(日)
営業時間 12:00~19:00
定休日 水曜日、木曜日
所在地 京都府京都市左京区頭町357−8

両者とも好みの作品なので、十数万円程度であれば、購入したかったのですが、流石に数十万円〜数百万円は無理ですね。

投資と考えれば安いんでしょうけど、ぼくはインテリアとして普通に飾りたいので。

…となるとレプリカでも全然いいんですけどね。ただ、人気の作家さんはそれすらも中々…

あまり深追いするとお金がいくらあっても足りないので、”見る専”に徹した方がよさそうかな。。

ぼく

1年位、アートシーンを見てきたけど、マジでこんな感じ。転売目当ての人多すぎ。。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください