京都市京セラ美術館で開催中の「村上隆 もののけ 京都」に行ってきました。
てな訳で感想をば。
目次
村上隆 もののけ 京都のグッズについて
在庫状況
2/6(火) 17時 時点では以下の通り
- シルクスクリーン作品は、”ほぼ”完売。残っていたのは、お花/DOB君だけ。
- 一般的なグッズは、大きなぬいぐるみ系・ショッパー(紙)、Liquemとのコラボアクセサリーが売り切れ
ただ、グッズに関しては、補充される可能性は十分あるかと。
逆にシルクスクリーン作品は、エディション付きという性質上、売り切れ時点で終了でしょうね。
価格帯
- シルクスクリーン作品:11万円 〜 約101万円
- 一般的なグッズ:240円 〜 約8万円
シルクスクリーン作品で一番高額なのは「727」。一番安価なのはトレーディングカードの絵柄ですね。
グッズで一番高額なのは「こけし」と「ぬいぐるみ」。一番安価なのは「ポストカード」でした。
なお、約8万円のこけしに関しては、上限数1,000でシリアルナンバー付きです。
購入グッズ
ピスタチオ缶、風神/雷神のこけし、ロンT、マグネット、ポストカード、うちわを購入。
なお、本展に関しては、再訪しようと思っているので”まだまだ”買い足す予定です。
村上隆 もののけ 京都の入場特典のトレカについて
ぼくが来場したのは3日目。
初日・2日目共に”えぐいほど”人が並んでいるのを見聞きしていたので、流石にもう枯れてるやろうな〜と思ったらまさかの持ち越し。
なので、平日・朝一にもかかわらず大行列が形成されてました。。
会場に入れたのは並び始めてから約1時間40分後。
寒いし、疲れるし、お腹は空くし、グッズが枯渇しないか心配だし…で、結果”1週目”はグッズ購入のみに焦点を絞りました。
そして、昼食後”再トライ”。
そしたらまだ特典配っていたため、再度 行列に並ばなきゃいけないという…
結果、トレーディングカードは2枚GETできましたが、とにかく疲れましたね。。
村上隆 もののけ 京都の所要時間は?
ぼくは展覧会で3時間30分、グッズ選びで30分かかりました。
↓内訳としてはこんな感じ。
- 展示物に添えられた説明文は全部読む
- 展示物は全て写真に収める
- 音声ガイドを2回聴く(収録時間30分×2)
- 展覧会を2周する(1週目は撮影中心、2週目は鑑賞中心)
展示総数は約180点。
本展覧会は、壁一面を占めるスケールが大きな作品が多々あり、それら作品も「1作品」としてカウントされています。
そのため、180という数は一見多そうですが、体感としてはそれほど…といった感じでした。
というのも、展示室には限りがあり、大型作品は当然スペースを取る訳です。
じゃあなぜ180もの作品を展示できるかというと、小型作品の集合展示もしているからですね。
中規模の絵画キャンバス作品が180点ダーっと並んでるとなると、見て回るのは結構大変かと。
…が、本展に関しては、大型作品が主なので俯瞰で見て回るとなると(展示総数の割に)サクッと観れるかと思います。
村上隆 もののけ 京都の混み具合は?
外の行列と展覧会内の人数が比例してないな…と感じました。
そのため、鑑賞は思った以上に快適でした。
混雑するのは、入り口 入ってすぐの第1室くらいかと。
なので、入場後”即”第2室に行って、頃(ころ)合いを見て第1室に戻る…もアリかと思います。
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村上隆 もののけ 京都の感想
最高でした。主な理由は以下。
- 江戸絵画 × ポップアートが融合したビジュアルが好みだった
- スケール感がレベチ
- 解説(いいわけ)が解りやすいし、面白い
江戸絵画 × ポップアートが融合したビジュアルが好みだった
これまで村上隆さんの作品を生で鑑賞したのは「ドラえもん」と「お花」だけ。
ただ、それらの作品が好みでないだけで、達磨大師や五百羅漢図などの和を押し出した村上作品は非常に好みです。
いつか拝みたい!と思っていたら、本展覧会で存分に拝めました。眼福。
まぁ、村上さんの作風自体、日本画のエッセンスが取り込まれており、
そういった観点で見ると下記のようなお花作品でも「和」の村上隆を摂取できるちゃできるのですが…
コンテクスト(文脈)ありきでなく、パッと見のビジュアルでも楽しみたいのでね。
そのため、本展覧会の和テイスト全開なビジュアルは好みにドンズバでした。最高!
スケール感がレベチ
作品がとにかくデカイ!圧倒的なスケール、そして存在感。
そんな作品が十数点も展示されてました。
スペースの広さを贅沢に使った作品群は、中々お目にかかれるものではありません。
美術館でやる意義・意気込みを強く感じられて非常に良かったです。
あと驚いたのが、本展展示作品の多くが”ほぼ”新作。
しかも、パリ、サンフランシスコの展覧会準備と同時並行で描きなきゃいけないという縛り付きだったということ。
これはひとえに制作チームを作り、多くのスタッフで作品作りに取り掛かっているから成し得たことだと思いますが、
そもそもオファーを受けきっちゃうキャパの広さや胆力、多くのスタッフを育てる(養う)度量の大きさ。
それら全てが規格外だなーと感じました。
なお、アートは自分で描かなきゃダメだ論を”ちらほら”見かけるのですが、個人的には全然そんなことないと思っています。
もちろん、自らバリバリ手を動かす時期は必要だと思いますし、名義貸し飲食店のようにアーティスト本人が全く関わらないのは論外です。
ただ、村上さんの場合、下地/色指定/監修まで本人が行ってるそうなので、それはもう自身の作品といっても何ら遜色はないものかと。
ちなみに上記の絵は、師匠に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われ腹が立ち、自分で描き上げた作品だそうです 笑
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解説(いいわけ)が解りやすいし、面白い
内情をここまで明け透けに語っている解説は初めてです 笑
場内の解説文の多くがこの調子で、それがまぁ〜とにかく面白かった。
要約すると、めちゃ大変ってことが書かれてるのですが、その大変なことの多くがお金にまつわること。
例えば、本展の展示作品は”ほぼ”新作なのですが、その理由はとても後ろ向きなもの。
いわく、過去作品をコレクターから貸し出しとなると、輸送代/クーリエの雇用代/保険代が莫大にかかる。
新作であればそれらの費用がパァやん!というのが、新作展示の多い理由だそうです。
GEISAIを中断した2014年よりアートを取り巻く状況ってひどくなっているかと思います。
なんせ、国立科学博物館が光熱費を払えずクラファンする時代ですからね。。
一見華やかな展示会。なのにその実”金が足りない”。
今後のアートの行く末を暗示しているかのような展覧会でもありました。
そんな感じで。終わりッ!!
村上隆 もののけ 京都:概要
会場 | 京都市京セラ美術館 新館 「東山キューブ」 | ||||||||
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会期 | 2024年2月3日(土)~ 9月1日(日) | ||||||||
開館時間 | 10:00 ~ 18:00 ※入場は閉館の30分前まで |
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チケット料金 |
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定休日 | 月曜日(但し祝日の場合は開館) | ||||||||
電話番号 | 075-771-4334 | ||||||||
所在地 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 | ||||||||
HP | 京都市京セラ美術館 |