MUCA展2023 in 京都の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

MUCA展2023~バンクシーからカウズまで~ in 京都市京セラ美術館の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

京都市京セラ美術館で開催中の「MUCA展~バンクシーからカウズまで~」に行ってきました。

てな訳で感想をば。

MUCA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都のグッズは?

グッズは「図録・Tシャツ・トートバッグ」の3種類だけ。

正直「えっ、これだけ!?」と面くらいましたね。。

種類の少なさもそうですが、展示作品のビジュアルが用いられているグッズが何もないことにも驚きました。

ぼく

ポストカードすら無い展覧会は初めてです。

権利の問題かな?とも思ったのですが、バンクシーの”非”公式展では普通にグッズを売ってたんですよね〜。

なので、アーティスト本人ではなく、親元の「MUCA(ムカ)」の許可さえ得ればいけるような…とも思ったんですが、違うのかな?

本展出品作家のビジュアルは好みのモノが多かったので、絵柄付きのグッズが無かったのは残念でした。

ぼく

とはいえ、UT×カウズで欲しいものは”全部買えた”ので満たされてはいます。

あと、今回イヤホンを忘れて音声ガイドが聞けなかったんですよね。

そのため、図録で補完するつもりでしたが、内容 激薄だったので、購入は見送りました。。

MUCA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都の所要時間は?

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館に展示されているバンクシー作品「Wrong War(間違った戦争)」と「Forgive Us Our Trespassing(我らの不法侵入を赦したまえ)」

左:間違った戦争(2004年)|右:我らの不法侵入を赦したまえ(2012年)

ぼくは展覧会で2時間50分、ミュージアムショップに10分滞在しました。

↓内訳としてはこんな感じ。

滞在時間2時間50分の内訳
  • 展示物に添えられた説明文は全部読む
  • 撮影可能な展示物は全て写真に収める
  • 展覧会を2周する(1週目は撮影中心、2週目は鑑賞中心)

本展の展示総数は約70点とかなり少なめ。

ただ、全作品 写真撮影OKですし、何なら動画撮影もOKです。

そのため、接写や俯瞰(ふかん)での撮影はもちろんのこと、色んな角度からの写真もバシャバシャ撮ってました。

あと、バンクシー作品に関しては、キャプション(説明文)を多めに設置してくれてるので、それらを読んでいると時間が過ぎるのは”あっという間”。

結果、展示数の割に滞在時間はかなり長めとなりました。

ぼく

写真撮影もそこそこに、ひと通りざっと鑑賞するだけなら1時間くらいで鑑賞できるかと思います。

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MUCA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都の混み具合は?

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館の混雑具合

平日の16時の混雑状況

平日に行ったので”かなり”空いてましたね。

土日祝に関しては、バンクシーにカウズと面子が面子なので、混み合う可能性があります。

ただ「初週の土日なので覚悟して行ったけど思ったほど混んで無かった〜」的なツイートも見かけました。

そのため、漫画の原画展みたくギッチギッチに混雑することは無いのかな…とも思います。

連載完結記念 ゴールデンカムイ展 in 京都文化博物館|会場入り口付近の待機列

ここまで混雑することはないかと…

なお、平日は空いてるに加えチケット代も200円安いので、行くなら平日がオススメです。




MUCA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都の注意点は?

音声ガイドですが、イヤホンの貸し出しはありません。

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館の音声ガイドの利用説明

つまり、手持ちのイヤホンが無ければ、詰みです。。

音声ガイドを聞く派の方はこの点ご注意ください。

MUCA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都の感想

バンクシー、カウズ、オベイと自身の好きなグラフィティアーティストが一堂に介してて最高でした。

1番テンションがあがった作品は「アリエル」。

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館に展示されているバンクシー作品「アリエル」

バンクシー作《アリエル》2015年

バンクシーで1番好きなプロジェクトは「ディズマランド」です。

そのプロジェクトの一番の肝となる作品を肉眼で拝める日がくるなんて。

ただ、この作品は”周囲の環境ありき”で本領を発揮するタイプの作品かと思いますので、美術館にポンと置かれても正直”物足りなさ”は感じますね。

ぼく

廃墟と化したシンデレラ城。腐敗した池。これらとセットで見るべき作品かと。

…が、環境含めて観れることは”もはや”叶わないので、好きなプロジェクトの一端を担った作品を見れただけでも満足です。


意図を知り、唸らされた作品は「ウェルカム・マット」。

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館に展示されているバンクシー作品「ウェルカム・マット」

バンクシー作《ウェルカム・マット》2019年

Welcome(ウェルカム)と訪問者を歓迎する玄関マット。

…が、その実まったく歓迎するつもりがないマット。

この作品の意図としては…

ヨーロッパに来る移民・難民の多くは地中海を渡ってくるが、EU当局はヨーロッパ人”以外”の遭難信号をわざと無視。つまり見殺し。

Welcome(ウェルカム)の刺繍に使われているライフジャケットは密入国斡旋業者が配っているもの。

ただ、このジャケットには浮力が全くありません。つまり沈んだら終わり。

なお、刺繍は手縫いで、縫っているのは”難民キャンプにいる女性達”です。

つまり皮肉たっぷりの作品という訳。実にバンクシーらしい作品だな…と。

ぼく

ただ、イタリアのランペドゥーサ島の映像見るとEU当局の対応も一概に非難はできないですね…

対岸の火事というか、安全圏にいるから非難できることなのかな…とも思いました。(↓下記の記事思い出した)


単純にビジュアル(見た目)が1番好みだった作品は「ゴールデン・シャドウ・トルソー」。

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館に展示されているリチャード・ハンブルトン作品「ゴールデン・シャドウ・トルソー」

リチャード・ハンブルトン作《ゴールデン・シャドウ・トルソー》1999年

本展で初めて知ったアーティストですが、ビジュアル全般 超絶カッコよかったです。

なんでも、1980年代当時は、バスキアより高値がついていたのだとか。

ただ、有名になった後はドラック中毒に陥り、忘却の彼方へ転落。

ただ、10年ほど前に再注目され、再び脚光を浴びたとのこと。

MU、CA展~バンクシーからカウズまで~ in 京都:概要

MUCA展2023 in 京都市京セラ美術館に展示されているバンクシー作品「ブレット・ホール・バスト(弾痕の胸像)」

会場 京都市京セラ美術館 新館 「東山キューブ」
会期 2023年10月20日(金)~ 2024年1月8日(月)
開館時間 10:00 ~ 18:00
※入場は閉館の30分前まで
チケット料金
一般 1,900円(平日)、2,100円(土日祝)
大学・高校生 1,400円
中学・小学生 800円
未就学児 無料
定休日 月曜日(但し祝日の場合は開館)、年末年始(12/28~1/2)
電話番号 075-771-4334
所在地 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
HP 京都市京セラ美術館

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