ぼくは、常々「今の20代はええなー。選択肢が無限にあるもんなー。」と若い子が羨ましくて仕方がない時があります。
が!!!
“カルチャー”に関して、90年代(~2000年代初頭)は最高でした。
テレビは、今に比べて規制が少なく、尖った番組も多かったので、刺激的かつ面白かったし、(電波少年とか今やったらどうなるんだろう…)
音楽やアパレル、ゲーム・アニメなどクリエイティブな業界も活気づいてたので、新しいものが雨後の筍のごとく生み出された時代でした。
10代という多感な時期に一辺倒ではなく、多種多様なカルチャーに触れられたのは、非常に贅沢な経験(時間)だったな〜と、大人になった今、改めて思います。
で、本題ですが・・・
ぼくは音楽がとても好きです。
そして、その原点は「ヴィジュアル系」です。
今の時代、ヴィジュアル系の立ち位置が「ポピュラー」なのか「アンダーグランウンド」なのかは分かりません。
ただ、ぼくが10代の時、「ヴィジュアル系」は音楽業界のメイン・ストリームの1つでした。
一世を風靡(ふうび)したといっても過言ではありません。オリコンのランキングにも常々入っていたし、テレビには何組ものアーティストが出演していました。
音楽もカッコよく、見た目もイケてる。当時10代のぼくは彼らに「傾倒(けいとう)」してました。
いうならば「青春時代のヒーロー」です。
が!!!
最近は悲しい報道が多い気が・・・
①:ラルクの解散報道
②:税金に滞納による「黒夢」商標権の公売
③:河村隆一の激太り(上2つに比べたら大したことじゃないか…)
栄枯盛衰。移り変わってゆくのが世の常。
ぼくの音楽の嗜好(しこう)も最早「ヴィジュアル系」ではありません。
ただ、時代や年齢により音楽の趣向・ファッションの系統は幾度なく変わってきましたが、根底にあるのは「ロック」です。
そして、その礎(いしずえ)を築いてくれたのは「ヴィジュアル系」です。
聞いていた年齢は「10歳〜18歳」。
特に「10歳〜14歳」までは熱狂的にハマってました。
今回の記事は青春時代の思い出を交えつつ、下記14アーティストの曲を紹介したいと思います。
- LUNA SEA(ルナシー)
- L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)
- GLAY(グレイ)
- 黒夢(くろゆめ)
- hide(ヒデ)
- MALICE MIZER(マリスミゼル)
- DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)
- SOPHIA(ソフィア)
- SHAZNA(シャズナ)
- PENICILLIN(ペニシリン)
- SIAM SHADE(シャムシェイド)
- Pierrot(ピエロ)
- Raphael(ラファエル)
- Janne Da Arc(ジャンヌダルク)
目次
LUNA SEA (ルナシー)
ぼくが音楽を好きになった原点のバンド。それはそれは傾倒(けいとう)してました。
曲・ヴィジュアル共に神がかってた。 言うならば”圧倒的なカリスマ性”。
が!!!
それも・・・
河村隆一がソロを始めるまで。
ソロの活動期間は8ヶ月と短い期間でしたが、まぁー売れました。
この時発表したアルバム「Love」の売り上げ枚数は320万枚。
男性ソロアーティストのアルバムで国内史上最も売れたアルバムです。
長者番付でも1位に輝き、様々なテレビ番組に出演。なんなら、Mステ(27時間テレビver.)の司会にも抜擢されていました。
とにかく凄かった。1997年は「河村隆一」の年だったといっても過言ではないでしょう。
そんな大活躍を経てのLUNA SEA再始動。
もう、めちゃめちゃ期待してました。
再始動1発目の曲は「STORM」。復活後のMステでは「DESIRE」も併せて披露しました…
が!!!
そう。歌声が全然違うんです。
ソロ活動前は低い声でしたが、復活後は、ソロ活動時の甘ったる〜く高い声にシフトチェンジ。
それがまず無理でした。全くもってLUNA SEAの曲と合っていない。
そして、極めつけが復活後の第2弾シングル「SHINE」。
これまでのLUNA SEAではありえない、めちゃめちゃポップな曲調。
これを機に(多くのSLAVE(※)がそうだった様に)ぼくはLUNA SEAから離れました。
※LUNA SEAのファンクラブの名称。ちなみに意味は「奴隷」です。
・
・
・
ここからは、当時聴いていた曲を厳選し、ランキング形式で紹介します。
3位:CIVILIZE
LUNA SEA初の東京ドームライブが収められた「LUNATIC TOKYO」はビデオが擦り切れる程見ました。
その中で一番聴いたのがこの曲です。
まず曲の入り(=RYUICHIのMC)が最高。そして、何よりも楽器隊の演奏がヤバすぎる。
ツインギターの金切り音、ベースライン。そしてドラム。
歌詞の痛烈さも相まってめちゃめちゃヒリヒリしてます。一触即発感が凄い…
久々に聞きましたが、今聴いてもカッコ良いですね。
ちなみにこの曲、前後対称とシンメトリーな構成になっています。
2位:MECHANICAL DANCE
LUNA SEAで一番聴いた曲。初期の名曲ですね。
当時LIVEで演奏されることが無かったので、CDでひたすら聴いていました。
この曲の主役はベース。コレでもか!という位、ベースが前に出てます。
中でも途中の「ベースソロ」、そしてそこからの流れが秀逸で、テンションが否応なしに上がります。
1位:Providence
単純に曲の好き度でいえば、「CHESS」、「SHADE」、「IN FUTURE 」「1999」などに軍配があがりますが、付随する思い出が半端ないんで1位にしました。
この曲の主役は、なんといってもSUGIZOのバイオリン。
その姿に魅せられ、新聞配達のアルバイトで貯めたお金で16万円のバイオリンを購入。
地元とYAMAHAの音楽教室をダブルで掛け持ちするなど、この曲きっかけで散財したし、色々な出会いもありました。
結局バイオリンは弾きこなせず、友達に譲りましたが、その友達とは今でも仲良く、弾いている姿を見るたびに色んな事を思い出します。
L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)
LUNA SEAの次にハマったバンド。
てか、ぼくら世代でラルクを聴いていない人はいないかと。男女問わず皆聴いてました。
「浸食 〜lose control〜」、「花葬」、「HONEY」のシングル3作同時発売はちょっとした事件だったし、
「ark」と「ray」が発売される前の期待感は半端なかった。これほど待ち望んだアルバムは後にも先にもこれだけです。
ラルクも好きな曲がありすぎて、ベスト3形式にまとめるのが難しかったので、単純に聴いた回数順にしました。
ちなみに、通学の行き帰りに毎日聴いていたので、3曲とも1,000回以上は聴いています。何なら同率一位です。
3位:FATE
ラルクの曲はCD音源より断然ライブの方が良いです。
この曲は、ライブVer.を聴いてめちゃめちゃハマりました。
CDに比べて”ゴリゴリ”なんですよねベースが。ベース好きな自分としては堪んないです。
曲の構成も最高で、中でも「…手をかける瞬間に」→ ドラムソロ → 一拍置いてからのサビが何度聴いても痺れます。
2位:Promised Land
この曲を好きになったきっかけは、98年のツアーを収めたライブ映像作品の「ハートに火をつけろ!」。
金髪オールバックでブラックスーツを着用し、オペラ座の怪人の様なファントムマスクをはめて、拡声器でがなり立てる様に歌うhydeの姿に”中二病”全開だったぼくはメロメロでした。
一番好きなポイントは「devil’s walk in the strawberry fields」のコールアンドレスポンスです。
盛り上がらない訳がない。
1位:Shout at the Devil
この曲が一番好き!ってあげる人はかなり多い筈。
この曲もライブver.を聞くとCD音源には戻れないですね。遅すぎて。
曲の良さもさることながら、マイクスタンドを床に叩きつけるなど、hydeの演出もとにかくカッコイイ。
ちなみにこの曲のベースラインは鬼です。どうやって弾いてるんやろ…と聞く度に思います。
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ここまで紹介した曲は、当時のぼくが聴いていた曲をランキング形式でまとめたものです。
ラルクに関しては、今でもたまに聴いていますが、昔と違い落ち着いた曲を好む様になりました。
今好きな曲は・・・
3位:Blame
ライブで演奏されることはほぼ無く、2014年に18年ぶりに演奏された曲。
上の動画の冒頭では、この曲を演ると気づいたファンの「おぉ〜!」という声も入っています。
この曲の好きなポイントは”抑揚(よくよう)“ですね。
サビまではアコギで静かに、サビに入るとガツっと盛り上がる構成がとても好きです。
2位:Wind of Gold
この曲も2015年に19年ぶりに演奏された曲。
当時の友達が一番好きな曲で、その子の家に遊びに行く度、聞かされました。
10代のぼくには退屈な曲だったけど、30代のぼくには心地よい。
嗜好の変化を否応なしに感じさせられてしまう1曲です。
これもライブ版が秀逸で、異国情緒ただよう雰囲気が、夕暮れの夢洲(ゆめしま)とめちゃくちゃ合ってます。
1位:Sell my Soul
入りのピアノか・ら・のギターのグリッサンドが何回聴いても痺れるし、
その後の繰り返しのギターフレーズがとても心地よい一曲。
好きなポイントは「I always see you in my dream 」から入るサビのくだりですね。
この曲と「いばらの涙」を作ったhydeはまごうことなき「天才」だと思います。
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当時ラルクのCDは全部持っていましたが、インディーズシングルの「Floods of tears/夜想花」だけは買えませんでした。
当時心斎橋にあったV系を専門に扱っている店で売ってはいましたが、お値段なんと「10万円」
買えるか!!!
GLAY(グレイ)
GLAYもぼくら世代で聴いていない人はいないかと思いますが、ぼくは全然ハマりませんでした。
LUNA SEAやラルク同様、ヴィジュアル系にカテゴライズされていましたが、GLAYをヴィジュアル系と思ったことは一度もありません。
ヴィジュアル系はやっぱり”何かしら”降り注がないと。
L’Arc〜en〜Cielに降り注いだもの一覧で笑った pic.twitter.com/2MPBTgtgwo
— やすこ (@yayayamamashi) 2017年6月24日
とは言え、当時は音楽番組をよく見ていたので、彼らの曲を耳にする機会は多く、400万枚売れた「REVIEW 〜BEST OF GLAY〜」は、流行りに乗って購入しました。
3位:Freeze My Love
ベストアルバムで一番聴いた曲。
この曲を気に入ったポイントは「ヴィジュアル系」っぽい所 (笑)
・・・と壮大なイントロ。
イントロのシンセ音がとにかくカッコよく、初っ端からガツっと盛り上がる一曲です。
ストリングス編成で是非ライブを演って欲しい。
2位:Missing You
この曲は冒頭の英語の部分にヤラレました。
When tree will rot,
when love will cry,
one way your truth was seen,
and you shall live.
拡声器を通したようなくもぐった声で歌うのがとにかくカッコよく、当時ミクスチャーやオルタナ寄りだったぼくを”V系ロック(?)”に引き戻した曲です。
1位:誘惑
GLAYといったら”この曲”でしょ。
当時のカラオケのド定番。TERUより友達の歌声の方がぼくには馴染み深いです。
乃木坂の生ちゃん(生田絵梨花)が番組内(乃木坂って、どこ?)で歌っていて「この世代の子でも知ってるんや〜」と妙に感慨深くなった思い出が。
世代を超えて愛される曲ですね。
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黒夢(くろゆめ)
黒夢を好きになったのは、「Spray」以降とだいぶ後期です。
その頃の彼らはファッション・音楽ともに”脱V”していた為、”ヴィジュアル系”とは思ったことがなく、ハードコアなロックバンドと思ってました。
好きになった1年後には解散と、リアルタイムで追っかけることは「ほぼ」できませんでしたが、「CORKSCREW」と「KUROYUME EMI 1994~1998 BEST OR WORST」は発売日に購入し、後追いで過去の曲を聴いていきました。
3位:Miss MOONLIGHT
ベストを聴いて好きになった曲。
前期なので、「ヴィジュアル系」らしさが残ってますね〜。「BEAMS」と並ぶ初期の名曲だと思います。
それにしてもこの頃の清春のファッションはTHE・フェミ男ですね。懐かしい。
2位:カマキリ
所属会社の「EMI」を痛烈に批判した曲。
曲調・歌詞から怒り・不満が感じられ、圧迫感や緊張感が半端ない。
音質が荒いのもこの曲の雰囲気にとても合っています。
聞くたび心が”ザワザワ”しますね。もうこういう曲は作れないだろうな〜。良い意味でも悪い意味でも。
1位:Bad Speed Play
この曲を最後に持ってくるセンスが素晴らしい。普通は1曲目に持ってきますよ。この曲は。
・・・と「DRUG TREATMENT」を聴いたとき思いました。
こんなに激しく終わるもんだから熱が全然冷めない。アドレナリンは出たまま。ということでエンドレスリピート。
黒夢の中で一番聴いた曲です。カラオケでも声が枯れるまでシャウトしてました。
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hide(ヒデ)
当時X JAPANも聴いてはいましたが、Xを聴いたきっかけは”hide”です。
Xが解散した年は97年と、上述のバンドに比べ早かった為、ぼくがXを聴き始めた時、既に彼らは解散してました。
解散後の”hide”の活躍振りは目ざましく、解散後の第一弾シングル「ROCKET DIVE」からバカ売れ。
ここから「ピンクスパイダー」、「ever free」と快進撃が続いていく訳です。
個人的にはリアルタイムで追っかけていた分、hideの曲の方がXより馴染み深いですね。
3位:DOUBT
「DICE」か「この曲」かで迷いましたが、聴いた回数でいえば、この曲に軍配があがります。
ただ、ぼくが聴いていたのは zilchの「DOUBT」でしたが…
それにしても動画のhideのカッコよさよ。とても20年前の映像(人)とは思えない…今の若い子が見ても古臭さは感じない筈。センスの塊ですね。
このファッションは真似したいな〜。
2位:Beauty & Stupid
一番聴いた曲。そしてぼくのカラオケの十八番(おはこ)です。何なら今でも歌います。
「Sixty-nine」、「栗の花」などエロティクな世界観に当時のぼくはドキドキでした。
良く言えば「ユーモアたっぷり」、悪く言えば「下品」。
「花を召しませ Fakeのバラを」の歌詞に”そこはかとない”センスを感じます。
1位:SCARS
hideが作った曲の中で一番好きな曲。ソロのアルバムではなく、X JAPANの「DAHLIA」に収録されています。
後期のXには珍しいダークナンバー。YOSHIKIには作れない曲ですね。
CDで聴いた時は、「ええやん!」位の感想でしたが、ライブ版を聴いてあまりのアレンジのカッコよさにぶっ飛びました。
冒頭のhideのボーカルパートがとにかく素晴らしい。ハモりのToshiも完璧。そして、そこから爆発的に盛り上がる構成がとにかく堪(たま)らない。何度も何度も聴きました。
Xで一番好きな曲は「DAHLIA」ですが、次点はこの曲です。
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MALICE MIZER(マリスミゼル)
「MALICE MIZER」のメジャー1枚目のアルバム「Merveilles(メルヴェイユ)」は、発売日に購入し、聴き倒しました。
音楽・ファッション・演出、全てがハイクオリティ。当時中学生ながら「ここまで徹底するのは大変やろうな〜」と思ってました。
ぼくが彼らを初めて知ったのはPOP JAM。演奏していた曲は「月下の夜想曲」。
もうね・・・
ってな感じですよ。衝撃としかいい様がない。普通インディーズからメジャーに上がったら色んな意味で落ち着きますよ。
彼らとこの後紹介する「DIR EN GREY」だけですね。世間と折り合いをつけずに自分たちの世界を貫いたのは。
3位:au revoir
フレンチポップス風でとにかくオシャンティ。
聴いてるとフランス人の恋人とシャンゼリゼ通りをデートした記憶が蘇ります。そんな経験無いけど。
2位:ILLUMINATY
…かと思えばこのような「インダストリアル」な楽曲もあるっていう…この振り幅のでかさよ。
この曲のエログロな演出がとにかく好きで、当時中学生だったぼくは見てはいけないものを見ている様で、それはそれはドキドキしました。
特に好きな箇所は、GacktがMana様の腰に手を回し絡み合う様に歌う所です。
とにかく妖艶。そしてエロい。
その後の「祈りを捧げて..」のパート演出も好きで、今度は逆にMana様を突き放し、突き放されたMana様がクルクル回りながら自分の持ち場に帰っていく所も好きでした 笑
ちなみに今のぼくなら「エーゲ~過ぎ去りし風とともに~」を2位に選びます。
1位:Le Ciel -空白の彼方へ-
名曲。この曲はアルバムよりシングル版の方が良いです。異論は認めん。
ぼくは、リカットされた楽曲を買うことは、ほとんどありませんが、この曲は買いました。
サビに至るまでの爆発しそうながらも抑制されたトーン。そして、サビで一気に収まり切れない感情が爆発するといった構成は見事というしかない。
Gacktが作った曲ですが、「MALICE MIZER」、その後のソロワークを含めてもコレを超える曲は無いかと。
今でも不動の一位です。素晴らしい。
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唯一無二の存在。ヴィジュアル系の到達点は紛れもなくこのバンドかと。
狂気と幻想的な世界観を完璧なまでに作り上げ、再現。そして商業的にも成功する。この時代だから起こりえた事ですね。
Gacktが在籍してた期間が全盛期で、その期間はとても短かったですが、リアルタイムで追従できたのは良かったです。
この様なバンドは今後も出てこないじゃないでしょうか。彼らに巡り合えたのは奇跡ですね。
DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)
ぼくが最後にハマったV系のバンド。
メジャーデビュー前から人気は凄まじく、インディーズの時に出したシングル「 -I’ll- 」はオリコン上位にランクイン。
さらにその年「日本武道館」でもライブをやっています。
とにかく規格外でした。一気にスターダムにのし上がっていたイメージです。
が!!!
早々に大衆に媚びる曲は作らなくなりました。
その後は、自分達のやりたいことを貫き続け、結果、今は唯一無二・孤高の存在として、日本はもちろん、海外でも確固たる地位を確立してます。
曲といい、スタンスといい、とにかくカッコイイ。今でも聴いている数少ないV系バンドの内の一つです。
3位:Schweinの椅子
1stアルバム「GAUZE」は聴き倒しました。
1曲目のSEが終わった後、次につながる曲がコレ。否応(いやおう)なしにブチ上がれます。
「Geist Seele Wille Zelle」のドイツ語によるコーラスの掛け合いがとにかく好きでよく叫んでましたね。カラオケで。
2位:残
好きな曲というよりも記憶に残ってる曲。
この曲でMステに出たのは衝撃でした。
リアルタイムで見てましたが、演出の過激さが半端なく、中学生ながら「カッケー!!…でも大丈夫なん!?」と恍惚と不安が入り混じった心境で見てました。
そしたら案の上、苦情が殺到したらしく全然大丈夫じゃなかったっていう(笑)
ちなみに2014年のMステで「アーティストが選ぶBESTパフォーマンス賞」の5位にこの曲がランクインされていました。
1位:Mask
「GAUZE」で一番聴いた曲。この曲を好きっていう人は多い筈。
冒頭にヒトラーの演説を入れるっていうハードコアなことをやりつつも、全体的なメロディーはキャッチーと非常に聴きやすい。特にサビではめちゃくちゃ盛り上がります。
初期の曲ばかり紹介しましたが、今初期の曲を聞く事は”ほぼ”無いです。
デスボイスを取り入れてからの曲を聞くことの方が多いですね。
特に「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」がめちゃめちゃ好きでよく聴いています。
↓こちらの動画の1曲目。
ここからは、ぼく個人としてはそこまでハマらなかったけど、当時売れていたヴィジュアル系バンドをざっと紹介していきます。
SOPHIA(ソフィア)
売れてましたね〜。特にボーカルの松岡君の女子人気は凄まじく、ドラマ(人にやさしく)に出演するなど、俳優としても活動してました。
ゴキゲン鳥 〜crawler is crazy〜
SOPHIAはこの曲と「街」、「黒いブーツ」の3曲しか知りませんが、この曲が一番好きです。
イントロと「問題は俺か?」の締め方がとにかく最高。
このフレーズは今だに耳に残っています。
SHAZNA(シャズナ)
メジャーデビュー曲の「Melty Love」がバカ売れ。
IZAMのトレードマークである「女装姿」も話題になり、一気にスターダムへ。時代の寵児としてもてはやされていました。
IZAMに関しては、「可愛い〜♡」というのが世間の評価だったと思いますが、ぼくは「北斗の拳にでてくるババアみたいやな。」と思ってました。
だって…体が…ゴツい….
Sweet Heart Memory
SHAZNAはこの曲と「Melty Love」、「すみれ September Love」の3曲しか知りませんが、この曲が一番好きです。
今聞いてもいい曲ですね。物悲しいメロディーと歌詞が哀愁を誘います。
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PENICILLIN(ペニシリン)
6thシングルの「ロマンス」がバカ売れし、一気にスターダムへ。
当時のカラオケの定番曲で、皆歌っていました。
ただ、「学校へ行こう!」という番組で、超絶ナルシストキャラの「マサーシー」がよく歌っていたことから、ぼくの中で、「ロマンス」は「マサーシー」の曲です。
刷り込みって怖い…
学校へ行こう!で一番笑ったのが「東京ラブストーリーでマサーシーがカラオケでPENICILLINの『ロマンス』を熱唱した瞬間」「B-RAP HIGH SCHOOLでパークマンサーが『5歳までに馬に育てられた』と歌った場面」と言って、その映像が思い出せるアラサ―しかフォローしたくない
— ねくま (@nekuma221) 2015年9月9日
Chaos
クラシック・ギターの切ないアルペジオで始まり、そのままいくかと思いきや、ドイツ語のカウント「eins… twe… drei… vier…」で一気に激しくなる展開は胸熱。まんま紅。
この曲はよく聞いていました。ぼくの中では「ロマンス」よりこっちの曲の方が馴染み深いです。
SIAM SHADE(シャムシェイド)
みんな大好き「るろ剣」。
当時大人気で漫画のみならずアニメも大ヒット。OP・ED問わず採用された楽曲は皆売れました。
そのタイアップされたアーティストの内の1組が「SIAM SHADE」です。
1/3の純情な感情
ぶっちゃけこの曲しか知りません…
が!!! ぼくの友達が当時「SIAM SHADE」の大ファンで、よく彼らの曲をコピーしていました。
彼いわく「ドラムが神」とのこと。いかに凄いかを滔々(とうとう)と語ってくれた思い出が蘇ります。
ちなみに、ぼくが一番好きな”るろ剣”の曲はT.M.Revolutionの「Heart Of Sword」です。
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Pierrot(ピエロ)
MAD SKY-鋼鉄の救世主
この曲は、何かの番組でサビの部分が10数秒流れただけでしたが、それだけでグッと心を掴まれ、すぐさま買いにいきました。
この曲の肝は”イントロ”と”サビ”ですね。とにかく盛り上がります。
動画のコメントに「進撃の巨人」ぽいと書かれてましたが、「確かに!」と思いました。
タイアップしてもいいんじゃないかな… ぜってー合う。
Raphael(ラファエル)
Lost Graduation
華月君(享年19歳)のことは、今でもたまに思い出します。
生きていれば何らかの分野で確実に名を馳せていたかと。
↓華月。担当はギター。
Raphaelは総合演出家(コンセプト・楽曲の制作・衣装など全てを担当)であり、プレイヤーでもあった彼の死により活動に終止符が打たれました。
今から17年前の話です。
動画の曲は、高校を中退した彼が二度と戻れない高校生活に思いを馳せながら作った曲で、歌詞から期待・不安・葛藤などが入り混じった複雑な心境が読み取れます。
華月がこの曲を作った時の年齢は「16歳」。まごうことなき「天才」ですね。
この後、彼らは高校を卒業する年(18歳)に、日本武道館で卒業式ライブを行います。
Janne Da Arc(ジャンヌダルク)
Lunatic Gate
Janne Da Arcは友達が好きで、カラオケでよく歌ってました。
原曲のキーが高すぎるからか、結構な確率で声が裏返ってましたね (笑)
この曲と「EDEN 〜君がいない〜」、「RED ZONE」の3曲しか知りませんが、どれも名曲だと思います。
どちらかというと、Acid Black Cherry(アシッドブラックチェリー)の方が馴染み深いかな…
Acid Black Cherryでいうと「SPELL MAGIC」が好きで今でもよく聞きます。
曲も最高だけど、PVも曲に負けず劣らず素晴らしい出来。
シネマハスラーでいう「舐めてた相手が実は殺人マシーンでした」的な展開がドツボで、曲が始まるまで1分30秒かかりますが、大体始めからキチッと見ます。
あと、yasu君はV系1″べしゃり”が達者です。とにかく面白い。
これにて終了。
尚、当時 FANATIC◇CRISIS(ファナティック クライシス)、La’cryma Christi(ラクリマ・クリスティー)も活躍していましたが、全く聞いてないので除外しています。(ファンの人ごめんなさい…)
最後に一言。
音楽の趣味は当時と比べ大分変わりましたが、ライブの楽しみ方も変わりました。
昔は前列でヘドバンしないとライブじゃないと思ってましたが、今は椅子に座ってマッタリ見るのがベストです。
一番好きな会場はZepp なんば大阪の2F席。
…加齢です。
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