以前の記事で、職業訓練の試験対策をまとめましたが、今回は実際受けてみて”どうだったか”を書きたいと思います。
試験対策について
目次
当日の流れ
スケジュール
- 9時30分〜:挨拶/合否通知用の封筒に宛名記入/試験の説明
- 10時〜:筆記試験(20分)
- 10時30分〜:面接(5分〜10分程度)
スケジュールは上記の通り、短時間でサクサク進んでいきます。
持ち物
- 筆記用具:シャーペン(又は鉛筆) ・消しゴム
- ボールペン(封筒への宛名記入の為)
- 80円切手(合否通知用)
続いて、持ち物ですが、注意点がひとつ。
80円切手は忘れない様に。
試験開始前、合否通知用の封筒に住所・名前を記入するのですが、切手も貼る必要があります。
個人面談の際、「切手は絶対忘れない様に。忘れても近くにコンビニがあるから当日買えないことはないけど、悪印象となり合否に影響するかもよ。」と脅され言われました。
その為、切手に関しては、当日家を出る前に忘れていないかチェックをした方がいいですね。
あとは、シャーベンとボールペン「両方」必要となります。
どちらか一つだけあればいいという訳ではないので、こちらも気を付けて下さい。
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筆記試験
今回ぼくが受講したのは、「WEBデザイナーコース」です。試験時間は20分。
まず思ったこと。
東京・埼玉・大阪・兵庫の過去問を解いてきて出題傾向を把握している身としては、国語・数学合わせて20分はどう考えても短い。
と思ってました。
試験問題を見るまでは。
——–ハジメ!——
——– パラッ ——
出題された筆記試験の内容・内訳
- 漢字(書き): 5問
- 漢字(読み) 5問
- 四字熟語の穴埋め:5問
- 数学: 6間(小数点の足し算・引き算・かけ算・割り算)
- WEB知識:2問
数学
ぼくの場合、ネックは数学でした。
「因数分解」・「二次不等式」などの公式問題、はたまた「図形問題」など、錆び付いたおっさんの脳みそにはキツイ問題ばかり。
それらの内容が、全く出題されなかった!
出題された内容は全て掛け算、割り算などの四則計算。
これで一気に不安が解消されました。
ただ、小数点第3〜4位くらいの四則計算だったので解くのには時間がかかりましたが・・・
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国語
国語は、過去問から約220個の漢字の読み、約210個の漢字の書きを何度も復習し挑みましたが…
(それらの漢字の中からは)1問も出ませんでした (´;ω;`)ブワッ.
そうなったら手も足も出ないのが漢字の怖い所。
その時点で分からなければ、いくら考えても、答えが出てくる筈もないので潔く諦めました。
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想定外の問題
今回の試験で想定外だったのは、「四字熟語の穴埋め」・「WEB知識」。
「四字熟語」に関しては、大阪の過去問に何問か掲載されていますので、そちらで対策を練るといいかもしれません。
ただ、いくら勉強をしても、漢字と同様、試験に出なかったら全く意味がないです。
事前に「このWEBページに掲載されている四字熟語の中から5問出します。」とかだったら、何度も反復して勉強をする価値はあるかと思いますが、そうではない為、非効率な手段に頼らざるをえない。
その為、勉強にあまり時間をかけない方が良いかと思います。
・・・
「WEB知識」は、過去問にも掲載されておらず、想定外の問題でしたが、出題された内容はとても簡単でした。
ネットワーク上のサーバーから、データを、手元のコンピュータに転送することは何ていう?
ダウンロード
上記の問題が出題された訳ではありませんが、同レベルの問題です。パソコンをかじったことのあるのであれば問題ないかと。
ただ、答えは簡単ですが、質問の内容は、専門用語を使っている関係上、初見では難しく感じるかもしれません。
WEBデザイナーコースを受講する方は、PCに関する基本的な用語だけでも抑えておいた方がいいかも。
面接
筆記試験が終わり、10分休憩を挟んでの面接。
今回、多数(42名)の応募者がいましたので、2つにグループに分けて実施されました。
面接官は2名。筆記試験とは違う部屋で行われました。
応募者の中から2人が呼び出され、1人は面接。
もう1人は、面接部屋の外にある席に座って順番を待つというスタイル。
他の応募者は、筆記試験の部屋で自分の順番が廻ってくるまでひたすら待機です。
面接時間は1人当たり5分〜10分程度。
面接が終われば、筆記試験の部屋に戻り、次に面接を受ける人を呼んでそのまま帰れます。
尚、応募者にはそれぞれ番号が割り振られていますが、ぼくは42名の応募者の中で、番号が42番と最後の番号でしたので、面接を受けたのは一番最後でした。
また、面接部屋の外にある席で待っている間、前の人の面接内容は筒抜けでした。
その為、事前にどういった質問が来るのか想定することができたのは有り難かったです。
面接で聞かれた質問
- 別に職業訓練受けなくてもいいんじゃない?
- 企業実習にあたって気をつける事。
- 欠勤・遅刻なく通えるか?
- 職業訓練に対しての意気込みをお願いします。
1に関しては、通常聞かれないかと思います。
ぼくは、元々デザイナーとして勤めていた経験がある為、聞かれました。
職業訓練は、再就職を支援することを目的として就職に必要な技能や知識を身につけることが目的の為、職業訓練を受けなくても就職が出来ると見なされれば、不合格になります。
その為、経験がある分野のコースに応募する場合、「何故受講する必要があるのか?」相手が聞いて納得するものにしなくてはいけません。当然、単に資格・知識を得たいから!ではNGです。
ぼくの場合、コーディング(HTML・CSSを使って、WEBサイトをブラウザ上で表示できるようにすること)ができないのが、再就職にあたってのネックでした。
面接官に伝えた内容としては、
このように筋が通っている回答なら、面接官にとって納得しやすいものかと思います。
2(企業実習にあたって気をつける事)は、デュアルコース(※)特有の質問かもしれませんね。
※通常の職業訓練に加え、企業実習が1ヶ月間あるコース
企業に直接派遣される訳ですから、訓練校としても、どういう心構えか事前に聞いておきたいのでしょう。
デュアルコースの方は、企業実習系の質問があることを想定し、それらに対する回答を事前に用意しておいた方がいいですね。
3(欠勤・遅刻なく通えるか?)は、定番の質問ですね。
回答はいわずもがな。学校や職場で無遅刻・無欠席の実績があるのであれば、そのことも伝えましょう。
4(職業訓練に対しての意気込み)は、決意表明みたいなものです。
“何が何でも通いたい”という熱量をぶつけましょう。
ぼくの場合は・・・
と伝えました。
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個人的な所感としては、過去問をがっつりやったものの、テストにはほぼ出なくて、かなりの時間・労力をロスしました。
その時間があれば他に何ができたんだっていう。
特に数学。簡単すぎなんじゃいー!結構がっつりやったのにショックです。今後の人生で因数分解を活かせる時はくるのでしょうか・・・
あっ、でも面接は、対策をじっくりやっといて良かったです。想定外の質問が来ても、焦らずきちんと受け答えができました。
試験対策の記事でも書きましたが・・・
面接の準備でやりすぎるなんてことはないです。入念にやればやる程、突発的な質問にも対処できますので、時間はかけた方がいいですね。
少しでも職業訓練校合格を目指す皆様の参考になれば幸いです。
試験対策について
授業の内容について
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