ドラマ化で話題の漫画「左ききのエレン」の展覧会に行ってきた!in 横浜|感想や写真など

「天才になれなかった全ての人へ」ドラマで話題沸騰の漫画!左ききのエレンの展覧会に行ってきた! in 横浜・アソビル|写真と感想を掲載!

横浜・アソビルで開催されている「アソビル ART SELECTION vol.1」に行ってきました。(感想をサクっと知りたい方はこちらをクリック→感想に飛ぶ▼

本展覧会に訪れた目的は「絵画のチカラ展」と「左ききのエレン展」を見るため。

アソビル ART SELECTION vol.1(中島健太 絵画のチカラ展・左ききのエレン展・フォトバイアヤ展〜あそび人。〜)の看板

ただ、正直なところ「左ききのエレン」は、むちゃくちゃ好きな作品…という訳ではありません。

というのも、朝倉側(凡人側)の話は、作者自身がこれまで経験してきたことが反映されているためか、現実に即した内容(血が通った内容)となっており非常に面白いのですが、反面、エレン側(天才側)は、非現実的すぎて同じ世界線の話だと思えません。

「天才になれなかった全ての人へ」ドラマで話題沸騰の漫画!左ききのエレンの展覧会に行ってきた! in 横浜・アソビル|左ききのエレン1・2巻の表紙(エレンと朝倉光一)

ぼく
朝倉側がリアリティのある内容だけに、より現実から乖離(かいり)しているように感じます。

また、エレン側は、「絵」や「ファッションデザイン」の天才たちが続々登場しますが、彼女らが作った作品を実際の絵で”可視化”されると、”作中でくだされる評価“と”こちら側が受けとる内容“にギャップが生じ、なんとゆーか”置いてきぼりを食らった状態”に陥るのが若干見ててツライな…と。

これで思い出すのが、音楽漫画を実写化した映画である「BECK(ベック)」。

主人公”コユキ”の歌声は、一聴しただけで”素人・玄人”問わず、誰もが圧倒される歌声…という設定です。

漫画はいいです。声が出ないので。じゃあ、映像化した時にそれをどう表現したか。

答えは「無音」。

主人公コユキ(佐藤健)が歌うシーンのみ音を無くし、観客の反応で「聴く人を魅了する天性の歌声」が表現されていました。

これは賛否両論だったものの、個人的には”その手法”しか無いと思います。だって、それを実際の歌声で表現するのは無理なので。

対して「左ききのエレン」は(BECKで例えると)ガンガン歌っちゃってます。

作中でハードルをMAXまで上げちゃってるもんだから、見てるコチラからすると、期待値を下回り”がっかり”する。なのに、なぜか画面内の観客は感動している…というミスマッチが生じます。

これが、左ききのエレンに出てくる天才たち(エレン・ジェイコブス・岸アンナ)の作品を見て思うことです。

「天才になれなかった全ての人へ」ドラマで話題沸騰の漫画!左ききのエレンの展覧会に行ってきた! in 横浜・アソビル|ジェイコブズとエレンの共作(グラフィティーアート)

作中で100万ドルの値段がついた絵
左ききのエレン展:映像展示より抜粋

・・・

エレン側(天才側)の感想は上述に示した通りですが、朝倉側(凡人側)の話はとても好きです。主人公である「朝倉光一」とは同じ職種ということもあり、共感できることも多々あったり。

ただ、(朝倉が)アナキン・スカイウォーカーばりに”闇落ち“したり、先輩デザイナーである柳一(やなぎはじめ)の「ぼく 人間ちゃうわ デザイナーや」のセリフなど、やたら”中二病”くさい描写があるのは、あまり好きではありません。。

左ききのエレン展|柳一(やなぎはじめ)の名言「ぼく人間ちゃうわ、デザイナーや」

左ききのエレン展:映像展示より抜粋

前置きが長くなりました。これより本題である「左ききのエレン展」の感想を書いていきたいと思います。

左ききのエレン展 in 横浜・アソビル |感想や写真など

個人的には、とても残念な展覧会でした。過去1(かこいち)と言ってもいい程に。

原因は明白で、「展示作品が少なすぎる & 原画が一枚たりともない」これに尽きます。

なんせ「人物相関図」と「作中に出てくる名言をまとめたボード」、「描き下ろしイラスト(しかも原画ではなく印刷物)」で全展示スペースの半分を占めていたので。

左ききのエレン展|キャラクター達の人物相関図と作内に出てきた数々の名言を展示

左ききのエレン展|作画担当・nifuniによる描き下ろしイラスト群

せめて原画であれ…

…や、(これらの展示物は)全然あってもいいとは思います。思 う ん で す が ッ!! これで半分近く占められるのは正直キツイ。

例えば、以前「進撃の巨人展」に行った際、同じような展示物がありましたが、それは全体の中のごく一部でしかありませんでした。

『進撃の巨人展FINAL』を写真で振り返り in 大阪・ひらかたパーク|原画の世界2「衝突と死闘」|九つの巨人(知性巨人)の紹介

巨人の継承者、特徴を示した巨人相関図

例えば、上記の「巨人相関図」が全展示物の20%〜25%のスペースを占めてたとしたら….おそらく多くの方が”がっかり”されるんじゃないでしょうか…??

だって、言われなくても知ってるからね。(作品を)知ってるから見に来てる訳だし。

しかも、「進撃の巨人展」が、原画ありきで説明しているのに対し、「左ききのエレン展」は、全て印刷物という点も気になったり…

なんか”カジュアルに済ましてんな〜”というのが、本展覧会を見た感想です。(ぶっちゃけ熱量を全く感じませんでした…)

・・・

良かった点を挙げるとすれば、「担当編集者との校正を経て、セリフや構図などが”どんどん”変わっていくのを見れたこと」かな…

「天才になれなかった全ての人へ」ドラマで話題沸騰の漫画!左ききのエレンの展覧会に行ってきた! in 横浜・アソビル|作画と編集からの校正、校正後の作画

これこれ”こういう理由”で”こうした方が良い”とロジックがとても明確。この一文だけで、とても優秀な編集者であることが分かります。

ぼく
しかも、まず褒めて相手の心をほぐしてから(=相手の仕事ぶりをたたえてから)指摘するというね…素晴らしい。

インターネット上で作家自身が気軽に漫画をUPできることから、”編集者不要論“がたびたび話題に上がりますが、こういうのを見ると「読者と作家の架け橋となる重要な仕事だよな〜」と再認識させられます。

まさに左ききのエレンでいう”さゆり”的ポジションですね。凄まじい才能を持つ”エレン”を世に浸透させるべく、マーケティング・営業的視点で、エレンを補佐する姿と(担当者編集者が)重なりました。

ぼく
LUNA SEAのSUGIZO(=音楽)も俯瞰的視点を持つ第三者の介在が必要である旨、最近のインタビューで語ってましたね。(良記事だった…)

その他、ドラマで使用された小道具なども展示されてたり。作中に出てきた「商品」や「絵」が具現化されてたのは、若干テンションが上がりました。

左ききのエレン展|ドラマの小道具展示

ドラマの小道具展示

左ききのエレン展|デザイナー朝倉光一のデスクを再現

主人公「朝倉光一」のデスクを再現

コレ位かな…3週間前に見たにも関らず、あまり記憶に残っていないことからも、自分の中では、かなりイマイチな展覧会だったなぁ〜と思います。(上から目線でスイマセン)

そんな感じで。終わりッ!!

左ききのエレン展:概要

左ききのエレン展|展覧会の入口に設置されている本展覧会のメインビジュアル

会期2019年10月19日(土)~11月24日(日)
開催時間11:00~19:30
※入場は閉館の30分前まで
チケット料金
前売券1,100円
前売-左ききのエレン展 グッズ付1,200円
当日券1,300円
定休日不定休 ※施設に準ずる
所在地神奈川県横浜市西区高島2丁目14−9 アソビル 3階
HPアソビル: ASOBUILD

 

アソビル:MAP(地図)

アクセス
  • 横浜駅みなみ東口通路直通、横浜駅東口より徒歩2分

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