佐伯祐三展2023 in 大阪の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

大阪中之島美術館で開催中の「佐伯祐三 ー 自画像としての風景」に行ってきました。

てな訳で感想をば。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館のグッズ

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館のグッズ売り場

図録、ポストカード、雑貨などの定番品はもちろんのこと、Tシャツ、バッグなどのアパレルグッズも取り揃えられています。

印象的だったのは、複製原画のサイズやバリエーションの豊富さ。

原画を高精細に再現した高級なモノから、お手軽に買えるモノまで幅広いラインナップで展開されてました。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の会場限定オリジナルの複製原画

会場限定オリジナルの複製原画。一律5,500円

ぼく

上記のようにお求め安いモノから十数万円のモノまで千差万別。

なお「4月16日(日)17時」時点では売り切れ商品はなく、在庫も潤沢にあるように感じました。

状況見る限り、お目当てのグッズが買えないことは無いかと思います。

購入グッズ

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の購入グッズ(拡大写真)

計850円也

ポストカード(150円)と額付きマグネット(700円)を購入しました。

絵柄は、「立てる自画像」と「郵便配達夫」です。

この絵柄のモノを選んだ理由は、以下。

  • 立てる自画像:好きなバンド「イースタンユース」のアルバムジャケットに使われたから
  • 郵便配達夫:絶筆の絵のため、執念/気迫/悲哀を感じ取れるから。また佐伯祐三に興味をもったきっかけの絵だから
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佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の所要時間

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の自画像と家族の肖像画

自画像と家族の肖像画

ぼくは展覧会で3時間25分、グッズ選びで5分かかりました。

↓内訳としてはこんな感じ。

滞在時間3時間25分の内訳
  • 展示物に添えられた説明文は全部読む
  • 撮影可能な展示物は全て写真に収める
  • 展覧会を1周する
  • 音声ガイドを一通り聴く(収録時間30分)

“ガッツリめ”のように見えますが、一通り見て回っただけですね。

それでも3時間25分かかりました。

本音をいえば、もう1周したかったし、音声ガイドもリピートしたかったです。。

ぼく

ナビゲーターは有働(うどう)アナ。むちゃくちゃ良かった。今まで聞いてきたナビゲーターの中で1番かも。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の音声ガイドの写真


3時間もあれば十分堪能できると思ってたんですけどね〜。

…というのも、以下理由により作品数は少ないと思っていたので。

  • 佐伯祐三は30歳でこの世を去り、画家として活躍した期間は、5年にも満たない
  • 神戸空襲で多くの作品が焼けてしまった

ところが予想に反し展示総数は140点以上と結構ボリューミー。

あと、ステートメント(作品の説明)も充実していたため、想定より見て回るのに時間がかかりました。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館|人形の絵

この作品のステートメント好きww

加えて、有働(うどう)アナの”関西弁を交えてのナビゲート”がかなり良く、聴き入ってたら閉館5分前になっていたという。。

ぼく

あやうくグッズ買えないところだった。。

なので、最低でも4時間30分は時間を取るべきでした。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の混雑具合

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の混雑具合

日曜日の15時頃

展覧会の開始2日目、日曜日のお昼頃に入場しましたが、混み具合は”そこそこ”。

“そこそこ”といっても、1つの作品を見るのに待ち時間がべらぼうに発生する…ということは無いです。

基本ちょっと待つだけで、作品正面という好位置を取れるので、ノンストレス。スムーズに鑑賞することができます。

開始2日目の休日、かつ、お昼過ぎって「客入りのピーク」かと思いますが、それで「そこそこの混み具合」なので、おそらく会期を通して大混雑することは無いかと。




佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の注意点

グッズ売り場と展覧会の閉館時間が同じ「17時」なことですね。

つまり、閉館ギリギリまで鑑賞しちゃうと、グッズが買えなくなります。。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の閉館時間とグッズ売り場の閉館時間は同じ

この点ご注意ください。

あと、会場内にトイレは無いので入場前に済ましておきましょう。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の感想

最高でした。

要因として大きいのは、山田五郎さんのYou Tubeチャンネルで「佐伯祐三」に関する知識を得たからですね。

なんせ…

  • バックグラウンドを理解しているので、表面的な鑑賞に留まらない。初見時から作品に没入できる
  • ステートメント(作品の説明)や音声ガイドの内容がスルスル入ってくる

という。

ぼく

いわば読み込んだ漫画の原画展に行く感じ。

例えば、佐伯祐三の分岐点ってヴラマンクとの出会いかと思いますが、それが説明無くとも絵を見るだけで「あーこれは怒られた後やな」というのがわかる訳です

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館|作風の変遷

左はセザンヌの影響バリバリ

これが非常に良かった。

まぁ、最初から答えを知っているので”自身で考察する余地”は無くなりますが、アートに関しては、この鑑賞法がベストですね。(あくまで個人的にはですが)

事前知識無く鑑賞すると、だいたい下記のような感じで終わるので。

絵を見て抱く感想

浅ーい感想


個人的に一番良いなッ!と思った絵は以下です。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館|靴屋の絵

絵のモデルは、靴屋の職人

理由は、佐伯祐三”らしさ”がもっとも現れている絵だなーと感じたからです。

“らしさ”とは、外枠を太い線で縁取り、デフォルメを効かせた造形。かつ、ぐっと前にせり出してるような”厚みのある質感”。

そして、とりとめのない風景を好んで描く。これらが佐伯祐三”らしさ”だと個人的には思っています。

その”らしさ”が集約されているのが上記の絵だなーと。

逆に佐伯祐三の真骨頂(?)である壁や建物では、”らしさ”は感じるものの、現場で見て感じた質感を絵(二次元)で再現しようとした…だけのように思い、個人的にはあまり刺さらず。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館|扉と煉瓦焼の絵

左:《扉》1928年|右:《煉瓦焼》1928年

なので、人物画の方が個人的には好みでした。

理由は、壁や建物に比べ作風(オリジナリティ)がより感じ取れるから…ですかね。

壁や建物に施したアプローチを人物にも適用させるがオモロいなーと。

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館|立てる自画像と郵便配達夫

左:《立てる自画像》1924年|右:《郵便配達夫》1928年

左はヴラマンクに怒られた直後の絵。作風が確立されてないし、これじゃあ駄目だと思ったのか顔が塗りつぶされています。

右は絶筆の絵ですね。昨年の「超コレクション展」で印象に残った作品、かつ、佐伯祐三に興味をもったきっかけの絵です。

ぼく

右の絵がこの展覧会に連れてきてくれた。と言っても過言ではない。

そんな感じで。終わりッ!!

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館:概要

佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の概要

会期 2023年4月15日(土)~ 6月25日(日)
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
チケット料金
一般 1,800円
高校生・大学生 1,400円
小学生・中学生 500円
定休日 月曜日(※5/1を除く)
電話番号 06-6479-0550
所在地 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−1
HP 大阪中之島美術館 公式サイト

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