【乃木坂46 だいたいぜんぶ展】CD・MV・衣装で辿るアートワークの軌跡展に行ってきた!|感想・レビュー

【乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展】CD・ミュージックビデオ・衣装など9万点を展示。アートワークの軌跡を辿る展覧会に行ってきた!

乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」を見に遠路はるばる東京へ。(レビューだけ見たい方はこちらをクリック→レビューに飛ぶ▼

行った理由は、以下の通り。


芸術やアート作品に触れ、精神的な疲労を癒したい。(別に病んではいない)

ただ、(今の状態で)アートに寄りすぎるとキツイ。なぜならアートには答えがなく、自分なりの答えを導き出さないといけないから。

できれば、向こう側(デザイン側)から意図やコンセプトを説明して欲しい。さらに欲を言えば、説明不要で理解できる”ビジュアルとして強いもの“が望ましい。

…となると商業印刷物(ポスターなど)。なぜならターゲットが通行人のため、数秒(ほんの刹那)で興味・関心を惹く必要がある。

そのため、ビジュアル的なインパクトを重視している筈。よって、今回の目的と合致する。

展覧会を検索

色々調べて、「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」にたどり着く。

「だいたい全部展」とは、デザイン誌『MdN』の元・編集長が乃木坂46と組んで、CDジャケットやミュージックビデオなど、これまでのクリエイティブを掘り下げた展覧会。

看板として「乃木坂46」を掲げているけれども、実質的な主役は「アートディレクター」。

しかも、乃木坂は、18thシングル「逃げ水」までハマっていたので、グループの歴史はだいたい分かる。

バックボーンが既にある状態、かつ、日本を代表するアイドルのビジュアルデザインとなると、視覚的なわかりやすさ・キャッチーさをもっとも重視している筈。

行 か な い 理 由 が な い !


…ということで行ってきました。

結論からいって「最高」。マジで行ってよかった。

良い作品に出会うと、ぼくの場合「心が洗われ、晴れやかな気分」になるのですが、展覧会を周り終えた時の幸福感は凄まじいものでした。

…ということで振り返り。

乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展|体験レポ・感想など

【乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展】体験レポート・感想

ロゴについて

なぜ、ロゴマークに三角形(◢)を使用したかは容易に想像できましたが、三角形の坂(?)の角度が46度になっているところまでは、考えが及びませんでした。

これは「ほー」と思わず唸りましたね。

ちなみに、「没案のロゴ(全26パターン)」も併せて展示されており、それはそれは見応え満点でした。

他のロゴ候補は、THE・アイドル然とした可愛い系や学章などの学校を表すモチーフが比較的多かったですね。

ぼく
他のロゴ案に比べると、”スタイリッシュな現ロゴ”が選ばれた経緯は、なんなんだろう…?

そういったことを考えながら見るのも非常に面白かったです。(できればプレゼンの現場映像とかも見たかったな〜)

 

結成当初のキャッチコピーについて

ぼくがかつて「乃木坂46」にハマった一番の理由がこの”キャッチコピー”に凝縮されています。

坂道グループの前身は「AKB48」ですが、前田敦子がセンターだった時のAKBは、誰もが知るまさに国民的アイドルでした。

ただ、ブームというのは必ず去ります。なので、ファンを飽きさせない手法の一つとして用いられたのが、「公式ライバル」の存在でした。

いわゆる「当て馬」ってやつですね。(言葉を選ばずにいうのであれば…)

つまり乃木坂46の歴史 = 下克上の物語なわけです。そのコンセプトには相当惹かれました。

上述のコピーは、「AKBに対抗する存在であるという、結成時の乃木坂46のアイデンティティが強く打ち出されている」ものとなります。

このコピーを通じて改めて乃木坂にハマった”きっかけ”を思い出せたのが、個人的には良かったですね。

 

タイポグラフィについて

グラフィックデザインに必要な要素は極論2つだけ。写真やイラストなどの図案。 もう一つは文字。
この図案と文字を重ねてどのように情報整理するのかが肝。
文字の形はジャケットの全体のイメージを大きく左右するため、試行錯誤を繰り返して決める。
引用:乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展より

展示されていたタイポグラフィのラフ案は、7thシングル『バレッタ』のCDジャケットのタイトル文字。

タイトル文字である『バレッタ』は”縦組みの明朝“と一見派手さは無いですが、コンセプトに基づいて作られた、れっきとした「デザイン文字(タイポグラフィ)」になります。

今回の展覧会では、最終的な微調整案(1文字ずつのサイズや羽の形状など、細かな部分が異なる案)が9パターンも展示されていました。

(おそらく)そこに行き着くまでも、色んな葛藤があったかと思いますが、最終調整の余念のなさ、より良いものを作りたいという気概には、とても刺激を受けました。

 

アイデアスケッチについて

一番好きなジャケットデザインは13thシングル『今、話したい誰かがいる』のType-Cです。

「田舎の景色 × 学生」。風情・郷愁を感じる組み合わせとしてこれ以上のものがあるんでしょうか??ノスタルジックの極み。エモみが溢れてるよ…

ぼく
サマーウォーズ」や「天然コケッコー」が好きな自分としては、ドンピシャなデザインです。

他シングルのアイデアスケッチも展示されていましたが、もっとも気になったのは、やはり一番好きなジャケ写である13thシングルのもの。

ビジュアルコンセプトは「他者との距離感」です。

心が叫びたがってるんだ」というアニメーション映画のタイアップ曲という関係上、映画のコンセプトをそのまま反映。

映画の舞台になった埼玉県・秩父の風景をバックに、人や世界との距離感に悩むメンバーを撮影したものを”キービジュアル”として採用したそうです。

 

ロケハンについて

ロケハンとは、当日、撮影をスムーズに進行するために行う事前の下調べです。

今回の展覧会では、1stアルバム『透明な色』のロケハンの模様が展示されていました。

ロケハンは基本スタッフが行うものですが、メンバーを呼んで本番さながらのテスト撮影を行った際の写真も複数点展示されており、その内の一枚が乃木坂陸橋交差点下の横断歩道をメンバー4人で歩いている写真。

…その構図がまんまビートルズの『Abbey Road』だったので、ビートルズ好きな自分としてはテンションが上がりました。

ぼく
並び順は、ジョージの位置に「 秋元真夏」、ポール = 深川麻衣、リンゴ = 高山一実、ジョン = 西野七瀬だった様な…

 

アザーカットについて

ジャケットの撮影では膨大の写真が撮られるが、作品として世に出されるのは一枚。その一枚にジャケットで表現しようとしていたストーリーやテーマがたくされ、あとには大量の未使用写真が残される。ある時の乃木坂46のメンバーを映し出すドキュメンタリーであり、我々が見たことのない彼女たちの物語である。

引用:乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展より

展示されていたアザーカット(未使用写真)は2ndアルバム『それぞれの椅子』と15thシングル『裸足でSummer』のもの。

『それぞれの椅子』に関しては、プロが撮影したアングル別の写真群といった感じで、それはそれで見応えがありましたが、個人的に刺さったのは、『裸足でSummer』のアザーカットでした。

…というのも『裸足でSummer』のジャケ写のコンセプトが「自撮り/セルフィー」なんですよね。

撮影者は当然メンバー達。そのため、未使用写真 = スマホで”何とはなし”に撮影した未加工の写真という訳です。

この写真がねぇ….「美しいんすよ」。

宣材写真やミュージックビデオで見る分には、容姿について「改めて綺麗だな」と思うことは(あまり)無いんですが、自撮りに関しては、写真の技術が拙いからか、差異が強調され、より一層”容姿の美しさ”が際立つという何とも(プロにとっては)皮肉めいた写真群となっていました。

 

『ハルジオンが咲く頃』のポートレートについて

この曲でセンターを務めた「深川麻衣」のポートレートが複数点展示。このゾーンが一番長くいたかな…

全体を通して淡く、柔らかなトーンで撮影された写真群はとにかく美しいの一言でした。

あと、この頃の乃木坂が一番好きだったので、懐かしい気持ちもあったり。

 

衣装について

AKB同様、「京都造形芸術大学」の学生さんがデザインしていると思っていましたが、どうやら違った模様。がっつりプロの手が入っています。

ただ、ぼくは乃木坂の衣装はぶっちゃけあまり好きではありません….(爆)

衣装に関しては、パンクの要素を取り入れている「欅坂46」の方が断然好きです。

乃木坂に関しては、メンバーの私服を見る方がテンションが上がりますね。(特に齋藤飛鳥の”Yohji Yamamoto”コーデは激アツ。)

【乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展】乃木坂46と彼女たちの衣装をめぐるさまざまな物語|第60回 輝く!日本レコード大賞 歌衣装

第60回 輝く!日本レコード大賞 歌衣装
生地には花々の間を色とりどりの蝶が行き交う、動きのある柄を採用。同柄で異素材の生地を二重に重ね不思議な立体感を出している。

 

【乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展】乃木坂46と彼女たちの衣装をめぐるさまざまな物語

1.「走れ!Bicycle」ミュージックビデオ 衣装

ハイウエストのフォルムとビタミンカラーが特徴的なワンピース。

2.「シンクロニシティ」歌衣装 白バージョン

刺繍も含めホワイトでまとめられたシンプルな配色だが、スカート部分には異なる素材が重ねているため、重厚さを感じさせるデザインとなっている。

3.「サヨナラの意味」ミュージックビデオ 衣装

(架空の)伝統儀式「棘刀式」の装束という設定のもの、和装のテイストを打ち出した衣装。この曲でセンターを務めた橋本奈々未がMVで着用したもの。

4.「逃げ水」ミュージックビデオ 衣装

飾り房などを使った独特の形状の袖がエキゾチックな風情を演出。赤とゴールドのビーズをあしらった花柄の刺繍ワッペンが良いアクセントになっている。

5.「あの教室」ミュージックビデオ 衣装

シルバー × 白やレース × デニム地などいくつものリボンを用いて左右の変化をつけている。

 

サインについて

【乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展】メンバー&卒業生のサインゾーン

ぐっときたサインは、「中元日芽香」と生駒里奈の「私も、乃木坂46だったんだよ」というメッセージ。一期生に関しては、半分以上のメンバーが卒業してしまいましたが、今だにこうした繋がりがあるのはいいですね。

 

その他

その他、気になったものは、8thシングル『気づいたら片想い』の劇中写真と、16thシングル『サヨナラの意味』の挿絵。

特に挿絵は、エヴァンゲリオンのキャラクターデザインを担当している「貞本義行(さだもとよしゆき)」先生が描いた生原稿が展示されていたので、テンションが ぶち上がりました。

 

購入したグッズについて

乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展のオリジナルグッズ

ポストカードを5枚購入。

内訳はジャケ写のポストカードが3枚。メンバーのポストカードが2枚です。

ジャケ写は、「今、話したい誰かがいる(Type-C)」、「君の名は希望(通常盤)」、「太陽ノック(Type-A)」を。

メンバーは、「齋藤飛鳥」、「生田絵梨花」をチョイス。

メンバーが着用しているプルオーバーのパーカーも購入しようか迷いましたが、 6K超えだったので諦めました。残念無念。

・・・

そんな感じで。終わりッ!!

 

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