映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』を鑑賞|感想など

ヴィヴィアンウエストウッド

大阪はシネ・リーブル梅田で公開されているヴィヴィアンの映画を見に行ってきました。

ヴィヴィアン・ウエストウッドといえば、伝説のバンド「セックス・ピストルズ」を世に送り出したパンクカルチャーの立役者。そして今やイギリスを代表するファッションデザイナーです。(エリザベス女王から”デイム”という称号を授与されています)

創業は1973年と歴史が深いブランドですが、19卒の学生が選ぶ好きなブランドTOP3に選出されるなど、今もなお変わらぬ人気を誇っており、世代を越えて愛され続けているブランドの代表格といっても過言ではないかと。

 

世代によってハマるきっかけは違うかと思いますが、ぼくらアラサー世代にとってのヴィヴィアンといえば「NANA」。

 

そして、椎名林檎のアーマーリングですかね。

 

好きな漫画のキャラクターやミュージシャンが着用していたこともあり、当時10代後半〜20代前半のぼくにとってヴィヴィアンは憧れのブランドでした。

ぼく
当時はロック系のファッションが好きで、そんな時代に「NANA」なんかを見たら…そら”かぶれる”でしょ。

NANAのキャラクターでいうと”シン”が好きで、特に彼が着けていたオーブライターとニット帽は、死ぬほど欲しかった記憶が。(高くて買えなかった…)

また、”裏原カルチャー”がブームだった時代でもあるので、ブームの立役者 藤原ヒロシ経由で「セディショナリーズ」や「マルコム・マクラーレン」を知ったり。

とにかく時代の流れが”ヴィヴィアン”を後押ししてましたね。

そんな思い出深いブランドの自伝映画となると見に行かない訳にはいかない..!と思い行ってきましたが、個人的にはちょい残念でした。。

…というものヴィヴィアンといえば「パンクファッション」つまり「セックス・ピストルズ」は切っても切り離せない内容だと思うのですが「その話は…辛くてできない。」とヴィヴィアン本人がインタービューを拒否し、画面がフェードアウト。そして、そのまま終わるという。。

 

個人的にはやっぱりパンク全盛期である70年代中盤に展開していた「レット・イット・ロック」や「セディショナリーズ」時代にフォーカスして欲しかったのが正直なところ。

まぁ、逆に言うと、パンク以降の流れをあまり知らなかったので新鮮に見れた…ということでもありますが。。

・・・

映画を見て印象的だったのが、ある番組に呼ばれ作った服を披露するもひたすらバカにされ、屈辱的な仕打ちを受ける場面。

この映像がとにかく凄まじく、真剣に作った服を観客・キャスターともにひたすら笑ってこけ下ろし、挙句の果てには、番組の最後でキャスターが「不快になりました?」と言い放つシーン。

ぼく
ならない方がおかしい…

公共の電波を使ってこんな”いじめ”みたいなことをするんや…というのが とにかく衝撃的でした。そして輝かしい歴史の裏で、こんな屈辱的な扱いも受けてきたんだな..と。

不快…というかただただ残念です。。」とショックを隠しきれないヴィヴィアンの表情がとても印象に残っています。

パンクファッションで一世を風靡したので、順風満帆なデザイナー人生を歩んできたのかと思いきや、経営が苦しく失業手当をもらいながら服を作っていた時代があったりとか、労働者階級(一番下の階級)出身かつ反社会的(or 奇抜)な服を作るデザイナーだった影響からか何十年も賞を受賞できなかったりなど…とにかく苦難の嵐。

また、近年では商業的に成功し、世界各国に支店を展開するまでになるも、今度は大きくなりすぎて、自分ではコントロールできない部分が出てくるなど、成功を収めても一筋縄ではいかない多数の問題を抱えているのが印象的でした。

大きくなればなるほど、クリエーションと商業的なバランスを取るのが難しいかと思いますが、ヴィヴィアン自身はお金に興味がないらしく、とにかく自分が提案した覚えのないデザインが流通しているのが我慢ならないとのこと。

服のデザインには、物語と個性が必要なの」という彼女の信念とズレが生じ苦悩している姿が見ていてとても辛かったです。

ぼく
マーケティング部門が何をやっているのかがさっぱり理解できない…というセリフが印象的でした。

…とまぁ、当初自分の思い描いていた(期待していた)内容とは若干違う内容でしたが、苦悩・葛藤・苛立ちなど「パンクの女王」の人間らしい部分が垣間見え、これはこれで良かったのかも…と思ったり。

ファッションに興味がある人は必見の映画ですね。あと、お客さんが皆お洒落でそういった意味でも楽しめました 笑(人の服を見るのが超好きなので)

そんな感じで。終わりッ!!

ぼく
欅坂46の影響でもう一回パンクファッションのムーブメントこないかな…かっこいいし、可愛いと思うんだけどな…

 

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