山口 歴(やまぐち めぐる)のアート作品、Maria Svarbova(マーリア シュヴァルボヴァー)の写真を見に京都へ。
てな訳で感想をば。
目次
MEGURU YAMAGUCHI EXHIBITION in +81 Gallery Kyoto:感想や写真など
ブラッシュ・ストロークをその形状”そのまま”に具象化した作品。
“キャンバス”という枠に納めるのではなく、”抜き出す”という発想が凄いな…と思いました。
ブラッシュ・ストローク自体”ダイナミック”で”躍動感”がある表現手法ですが、勢いを削ぐ要素を徹底的に排し、”核”となる部分だけを抽出すると、よりダイナミズムが増しますね。
そして、それを普通は”キャンバス”という制限の中でいかにして…と考えるのが普通だと思いますが、そもそもキャンバスに描かない…という選択肢を思いついたこと。
そして、思いつき(発想)だけで終わらせず、”作品”という形で昇華させたのがマジで凄い。
とくに真摯に向き合っている人ほど、難しいかと思います。こういう”コロンブスの卵”的な発想は。
てか、そもそも”ブラッシュ・ストローク”を具現化した作品って他にあるのかな??
無かったら発明ですね。(そうだったら)凄いな〜。
ただ、むちゃくちゃ”かっこいい”ものの、インテリアの一部として考えた時、果たしてどうなんだろう..と思いましたが、無粋でしたね。
そういえば今月頭にBrooklynからNew Jerseyに引っ越しました。(マンハッタンまでの距離はそんな変わってないです)
日々こんな感じで仕事してます。 pic.twitter.com/Vcnw6vlGwh
— Ray Kunimoto / 國本怜 (@raykunimoto) September 30, 2020
め っ ち ゃ か っ こ い い や ん !
MEGURU YAMAGUCHI EXHIBITION:概要
会場 | +81 Gallery Kyoto |
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会期 | 2020年10月23日(金)〜2020年11月23日(月) |
営業時間 | 11:00~18:00 |
所在地 | 京都府京都市左京区鹿ヶ谷法然院町45 |
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マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley in 京都|感想や写真など
ぼくが好きな写真家、「植田 正治(うえだ しょうじ)」に通ずる世界観。
つまり作風としては「シュルレアリスム」。ただ、この作風に多々見受けられる不安感を煽るような要素は皆無。
舞台はデス・バレーという”荒廃した土地”なんですけどね。
そこに”水着”という非・現実的な衣装をまとった人物を配置することで、(景観構成要素と)摩擦が生じ、ミステリアス、かつ、ファンタジーな世界観を作り上げています。
あと、人物を人物として撮るのではなく、世界観を構築するパーツの一部、つまりオブジェ的な扱いにしているのも、ファンタジー感を増長させてるポイントかな…と。
余白をたっぷり使い、アクセントとなる人物やカラーを引き立たせる構図は、とても好みなので、グッと心掴まされました。
マーリア・シュヴァルボヴァー(Maria Svarbova)(1988~)による「スイミング・プール」。スロバキアの写真家。社会主義の時代に建てられた幾何学的な公共プールを舞台に、管理された近未来的な写真を撮影しています。色に気をつかい、空間の調和を求めています。もともと考古学をまなんでいました。 pic.twitter.com/zgcG69jpar
— 龍國竣/リュウゴク (@Ryuugoku) September 2, 2018
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マーリア・シュヴァルボヴァー Lost in the Valley:概要
会場 | 芦屋画廊 kyoto |
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会期 | 2020年9月18日(金)〜10月18日(日) |
営業時間 | 12:00~19:00 |
定休日 | 水曜日、木曜日 |
所在地 | 京都府京都市左京区頭町357−8 |
両者とも好みの作品なので、十数万円程度であれば、購入したかったのですが、流石に数十万円〜数百万円は無理ですね。
投資と考えれば安いんでしょうけど、ぼくはインテリアとして普通に飾りたいので。
…となるとレプリカでも全然いいんですけどね。ただ、人気の作家さんはそれすらも中々…
あまり深追いするとお金がいくらあっても足りないので、”見る専”に徹した方がよさそうかな。。
村上隆の弟子のMr.ってアーティストの作品はもはや梱包紙から開けられることなくすぐ売値が付くらしい。心からのファンで、もはや中身確認せんでも素晴らしいってわかるから買いたい!ってならまだわからんでもないけど、もはやただの投資対象としてのアート作品…バンクシーも一緒だにゃ
— ぴん斗町とぽん斗町 (@pintoponcity) October 23, 2020