李禹煥の巡回展 in 兵庫の感想。所要時間・混雑具合・作品の写真など

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の感想。所要時間・混雑具合・作品の写真など

兵庫県立美術館で開催中の「 李禹煥(リ・ウファン)展覧会」に行ってきました。

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の作品写真2

奥:現象と知覚A 改題 関係項|手前:現象と知覚B 改題 関係項

てな訳で感想をば。

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館の所要時間

ぼくは展覧会で2時間50分、グッズ選びで10分かかりました。

↓内訳としてはこんな感じ。

滞在時間2時間50分の内訳
  • 展覧会入り口にある”鑑賞ガイド”を全部読む
  • 展示物は全て写真に収める
  • 展覧会を2周する(1週目は撮影中心、2週目は鑑賞中心)
  • ベンチに置かれている図録をざっと読む
  • 音声ガイダンスを1回聴く(収録時間30分)

…とまぁ、結構ガッツリめ。なので、鑑賞時間2時間50分はかなり長い方だと思います。

というのも、本展。展示総数が63点と一般的な展覧会に比べ”かなり”少なめです。

ぼく

直近行った展覧会でいうと、アンディウォーホル展は215点。岡本太郎展は300点だったので。

加えて、土・日・祝であれば、写真撮影ができません。

そのため、土・日・祝に行き、展覧会場を1巡しかしないのであれば、1時間30分くらいで見て回れると思います。

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館の混雑具合

平日・金曜日の14時頃に会場に入りましたが、まったく混んでいませんでした。

ぼく

各展示室に”ちらほら”人がいる感じ。

もっとも人が多かった時でも、視界に映る範囲では7人〜8人程。

そのため、平日であれば、人が写り込まない引きの写真が取り放題です。

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の作品写真1

左:構造A 改題 関係項|右:関係項 – ロープ干し

ぼく

美術館の空間を贅沢に活かした作品群を、その空間(余白)ごと”まるっと”撮れちゃいます。

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館の音声ガイド

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023|李禹煥と中谷美紀の写真

音声ガイドのナビゲーターは、なんと中谷美紀さん!超豪華。

そしてさらに凄いのが無料で貸し出しを行っているという。太っ腹ですね〜。

音声ガイドの利用方法は超簡単。

会場入り口に設置されているQRコードをスマホで読み込み、専用のサイトへアクセス。再生ボタンを押し、自前のイヤフォンで聞く…という形です。

ちなみに、イヤフォンが無い or スマホが無かったとしても、専用の機器の貸し出しを行っているので、ご安心を。

注意点は、有効期限が3時間で切れることですね。なので、家に帰って聞くことはできません。

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023|音声ガイド_有効期限切れを示す画面

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館のグッズ

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023|グッズ売り場の写真

図録、ポストカード、雑貨などの定番品はもちろんのこと、Tシャツ、バッグなどのアパレルグッズも取り揃えられています。

ぼく

変わりダネでいうと、ドリップバッグコーヒーなんて”もの”もありました。

なお「1月27日(金)17時」時点では売り切れ商品はなく、在庫も潤沢にあるように感じました。

状況見る限り、お目当てのグッズが買えないことは無いかと思います。

購入グッズ

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の購入グッズ

価格は、524円

A4クリアファイルを購入しました。

当初はポスターがいいな…!と思っていたのですが、モチーフが極々(ごくごく)シンプルな線画だったので、購入は見送りました。。

ぼく

同じ線画でも”せめて”教授に提供したジャケ写くらい密度があれば買ってたのに…

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館の感想

アンディ・ウォーホルの消費社会マンセーとは真逆の方向性。

自然石(じねんせき)、鉄・木材・キャンバスなどの人工物を無加工なまま配置。

単体では”何ら意味を持たないモノ”同士を引き合わせることにより、それらから生み出される空間で「美」を表現する様は、日本庭園の世界観に通ずるものがあるな..と思いました。

慈照寺(銀閣寺)庭園

銀閣寺の庭園

ただ、日本庭園は、砂紋(さもん)や剪定(せんてい)など、素材に対し手を加えていますが、李禹煥(リ・ウファン)の作品は真逆。

素材の状態はニュートル。そのため、配置・それらの周りに生み出される空間(余白)で”美やコンセプト”を表現しているわけです。

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の作品写真3

左:関係項 – サイレンス|右:(於いてある場所)I・II 改題 関係項

そのため、先に挙げた日本庭園とは「似て非なるモノ」だと思いました。…が、調和が織りなす得も知れぬ美しさは同じですね。

ぼく

禅の世界観に通ずるものがありますね。日本人の感性に合いそうな作品だなーと思いました。

李禹煥 展覧会2023 in 兵庫県立美術館:概要

兵庫県立美術館開館20周年記念 李禹煥 展覧会2023の概要

会期 2022年12月13日(火) ~ 2023年2月12日(日)
開館時間 10:00~18:00
※入場は閉館の30分前まで
チケット料金
一般 1,600円
大学生 1,200円
高校生以下 無料
70歳以上 800円
定休日 月曜日
電話番号 078-262-1011
所在地 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
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