【ライブレポ】大阪でニガミ17才と吉本新喜劇ィズを見た|セトリや感想など

【ライブレポ】ニガミ17才全国対バンツアー 「ニガミ17才と。-2020-」in 大阪 w.吉本新喜劇ィズ|セットリストや感想など

ニガミ17才の「全国対バンツアー in 大阪」に参戦。

地域によって対バン相手が異なる本ツアー。大阪の対バン相手は、小籔(こやぶ)座長 率いる「吉本新喜劇ィズ」。

結論から言って”最高”。ハッピーなバイブスが全開。始まりから終わりまでずーっと楽しかった!

ぼく

幸福度や満足感で言ったら過去最高クラスかも。

理由は明白で…

  • キャパ350人と極小のハコ(ライブハウス)なので、アーティストの一挙手一投足が”肉眼”でがっつり見える
  • (曲を演奏するだけでも成り立つのに)演出やMCでお客さんを”楽しませようとする”意識が両バンド共に強い

ぼく

要因として大きかったのは、後者の方かな。

ライブ中のMCは「ないより、あったほうがいい」位に捉えてて、個人的には、いつも聴いている曲を生演奏で聴ける…というだけで大満足です。

そういったスタンスなので、演奏以外の部分で楽しませてくれるのであれば、期待していない分(ぶん)嬉しさは倍増するわけで。

本ライブでは、きっちり”笑い”も取ってくれるし、”(ユーザー参加型の)一体感のある演出”もある。

とにかく来てくれたお客様を楽しんでもらいたい!…ということに徹底的にこだわっていました。

言うならば、”エンタメの真髄(しんずい)“を体現したかのようなライブ。

相互間のコミュニケーションって大事だよなぁ…と改めて実感した1日となりました。そしてやっぱり”笑い”は偉大。

ぼく

そう考えると、「ジェニーハイ」って最強なのでは…一度ライブを見てみたい。

吉本新喜劇ィズ|セットリストや感想など

セットリスト

  1. TATSU-G
  2. Bicycle Beach
  3. 千本桜(初音ミク カバー)
  4. Canned Heat(ジャミロクワイ カバー)
  5. ボヘミアン・ラプソディ(クイーン カバー)
  6. Don’t Stop Me Now(クイーン カバー)
  7. 透明少女(NUMBER GIRL カバー)
  8. 丸の内サディスティック(椎名林檎 カバー)
  9. 「F」(マキシマム ザ ホルモン カバー)
  10. 恋のメガラバ(マキシマム ザ ホルモン カバー)

セットリストを見ての通り、オリジナルは最初の2曲だけ。あとは全部コピー。斬新

ただ、セトリが完全にぼくら世代狙い撃ち。しかも(テンションが)上がる曲ばかり。

個人的に嬉しかったのが、マキシマム ザ ホルモンの「F」と「恋のメガラバ」。まさかノットフェスを待たずして“ホルモン”が聴けるとは。”腹ペコ”な自分としては嬉しい限り。

そして、透明少女。しかも本家同様、前口上付き。内容は、「アメリカ村に赤い髪色の爆乳が3人いたってよ。俺が思うにそれは透明少女」。

ぼく

本家の詩的で繊細な感じは皆無ですが

それに加え、”丸の内サディスティック”時の椎名林檎 嬢の動きも完コピ。

なんつーか”抑えどころを分かっている上でコピーしてる” つまりアーティストへのリスペクトが多分に含まれていて、とにかく胸熱でした。

・・・

ボーカルは宇都宮(うつのみや)まき。ドラムは小藪(こやぶ)座長なので、”ビックポルノ”の3分の2が揃い踏み。(懐い…)

そして、ベースはチャットモンチーの”あっちゃん(福岡晃子)“。3ピース時代のチャットモンチーは、昔よく聴いていたので密かに見れるのを楽しみにしてました。…が本ライブは不参加。残念。

代わりに、FLOWER FLOWER(yuiのバンドね)の真船さんがベースとして参加されてました。

つまり”リズム隊 is 完璧”。バンドとしての土台がしっかりしているから、他がめちゃくちゃ(笑)してても全然ブレない。

(吉本新喜劇ィズは)ジャンル的には”コミックバンド”に分類されるかと思いますが、演奏力はガチですね。めちゃくちゃロックしてました。最高。

・・・

ボーカルのまきちゃんは、巫女姿の不思議ちゃん…という設定。初っぱなから「あーなるほど、今回はこういう感じね」とすんなり入っていけるのは、テレビで本業たる芸人の姿を見ているから。

それが無かったら、多分戸惑っていたと思います 笑  それ位、個性的なキャラを演じていました。

ただ、観客が演者を弄(いじ)った時の、返しのツッコミがキレッキレで、流石芸人!と唸(うな)った場面も。

それにしても、本業でしっかり結果を出しつつ、合間にこういった活動もしているなんて凄すぎ!

特に客前(ライブハウス)での演奏なんて「所詮、お笑い芸人でしょ…」と色眼鏡で見られる可能性もある訳で。

それを払拭(ふっしょく)するには、ある意味”本業の人”以上に努力する必要があるかと思いますが、そのハードルを超えているのがすごい。

結果を出している人は、やっぱり”かっこいい”ですね。何事にも本気。そして、とにかく楽しそう。自分もこう在りたいな..と強く思わせてくれる1時間でした。

ニガミ17才|セットリストや感想など

セットリスト

  1. A
  2. おいしい水
  3. ただし、BGM
  4. ねこ子
  5. 湯きり少女とイクツかの妄想
  6. 町の変態
  7. 幽霊であるし
  8. 化けるレコード
  9. かわきもの
  10. メドレー(おいしい水→化けるレコード→ただし、BGM→おいしい水→TATSU-G→おいしい水…などをループ)

HEY!HEY!NEO」でダウンタウンと絡み、「バズリズム02」で2020年の一押しアーティストとして紹介され、「踊る!さんま御殿!!」に、シンセサイザーの”あくび”ちゃんが出演するなど、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの4ピースバンド「ニガミ17才」。

どう考えても今後”狭いハコ”で見れる機会が無さそうなので、先行受付にて予約。早々にチケットをGET。

ぼく

King Gnu(キングヌー)は、それで後悔したので。同じ轍(てつ)は踏まないという気持ち大事。

ライブの感想

初っ端からぶち上がり。…というのも、普通に始めるのではなく、視界ゼロの真っ暗闇の中、スタート。

照明が点いたと思ったら、メンバー全員がステージ前方に置かれたお立ち台にて横一列に並んで登場。

そこで1曲目の「A」を踊りながら、そして時には、観客を煽(あお)りながら歌うという。

この演出は相当痺れました。

横一列で登場…というと、個人的には「サカナクション」がもっとも印象深いですが、それに匹敵するくらい印象的でした。

つまりむちゃくちゃ”カッコイイ”わけです。ここでガッとハートをわしづかみにされました。

ぼく

ちなみに開演前SEは「サカナクション」。なので、分かった上で”そういう演出”にしていると予想。

その後、キラーチューンである「おいしい水」「ただし、BGM」と続くもんだから、もうメロメロ。会場を埋め尽くす多幸感、高揚感、一体感たるや。

盛り上がり方も半端なく、気づいたらあっという間に時間が過ぎていた。そんなライブでした。

その他、印象的だったこと

  • 「ニガミ17才」の発音アクセントは「もやし収穫祭」と同位置。”化けるレコード”の発音アクセントは「もやしステーキ」と同位置とのこと。
  • ボーカル岩さんが「繰り返される諸行は無常」…とZazen Boysの歌詞の一節を歌う。(吉本新喜劇ィズの)透明少女といい、この年代における人達の”向井秀徳“がいかに大きい存在であるかを実感する。
  • 9曲目「かわきもの」は、お客さんの要望を取り入れ、「ジャズ→青春パンク→ボサノヴァ」と様々なジャンルを横断する形で披露。
  • リズム隊がとにかく上手い。安定感の凄まじさたるや。個人的にドラムの小銭さんを見れたのが嬉しかった。ミドリの「ドーピング☆ノイズノイズキッス」は昔よく聞いていたので。

そんな感じで。終わりッ!!

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ニガミ17才と。-2020-【大阪公演】:概要

ライブ日程 2020年2月20日(木)
会場 心斎橋ANIMA
時間 開場 18:15 / 開演 19:00
料金 3,500円(別途ドリンク代:600円)
出演 ニガミ17才、吉本新喜劇ィズ
HP ニガミ17才吉本新喜劇ィズ

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