【ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON) 】TIME CAPSULE展 in 大阪・阪急うめだ|感想とか写真とか

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON) TIME CAPSULE展 in 大阪・阪急うめだ

去る7月、阪急梅田店で行われていたルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON) のTIME CAPSULE展に行ってきました。

TIME CAPSULE展はその名の通り、ルイ・ヴィトンが歩んできた歴史を過去の名作と共に振り返る展示会です。

東京から2年遅れての開催…ということで、ようやく…!   心待ちにしていたイベントの一つでした。

ぼく

いわゆるハイブランドで、一番好きなのがルイ・ヴィトンなので。

…とはいえ、昔から好きだった訳ではありません。

ルイ・ヴィトンのイメージって年代によって違うと思っていて、恐らく、今の若い人からするとルイ・ヴィトンってクールなイメージなのでは??

ぼく

「Supreme」とのコラボ。そして、キム・ジョーンズの後任に「オフホワイト」のヴァージル・アブローを迎える辺りがトレンドの最先端を突っ走ってますよね。

対して、ぼくら世代(30代)のイメージは、「ヤンキー・ドンキ・ギャル男」のイメージが強いです。(…だよね?)

過去のルイ・ヴィトンのイメージ

ぼくが高校生の時、ギャルい子達の財布は皆 ルイ・ヴィトンでした。えぇ、それはもう判で押したように。

デザインがイケてるから買う…じゃなく、周りが持っているから買う。その象徴たるブランドが「ルイ・ヴィトン」。

ぼくは割と”あまのじゃく”な性格なので、流行っているもの程、持ちたくないと思うタイプです。

なので、自分では絶対に買うことがないブランドだろうな〜と思っていました。

下記動画を見るまでは。

ぼく

今から7年も前の動画ですが、初めて見た時は、丁寧かつ無駄のない仕事ぶりに惚れ惚れしました。

ぼくは、職人がとても好きです。

一朝一夕では身につかない技術。研鑽に研鑽を重ねた結晶。言葉を発さなくても、彼がこれまでどれだけの努力を積み重ねてきたかを、一つ一つの所作が雄弁にもの語っています。

この動画を見るまで、考えてもいませんでした。

ルイ・ヴィトンが150年以上の歴史を持つ「世界屈指の一流メゾン」であること。

 

自社の工房を持ち、熟練の職人を多数抱えていること。

 

そして、長きに渡り伝統的な技法を脈々と受け継ぎつつも、時代や生活様式の変化に合わせて進化しているブランドであることを。
(でないと確実に生き残れないので。)

ということで、今はとても好きです。
(とくに昨今の攻めの姿勢は凄い。)

ぼく

てか、ファッションの勉強をしたことがないヴァージル・アブローをデザイナーに迎える辺りがむちゃくちゃ攻めてる。

ルイ・ヴィトン TIME CAPSULE展|感想とか写真とか

全部紹介しているとキリがないため、気になった作品だけを抜粋。

ルイ・ヴィトン×藤原ヒロシ

作品名 モノグラム・エクリプス キャンバスの「ザック・バックパック」
年代 2017 – 2018 秋冬
説明 キムジョーンズ・藤原ヒロシとのコラボレーションによる ルイ・ヴィトン×フラグメント コレクション

まずは、キム・ジョーンズ × 藤原ヒロシ。コラボしていたことは知っていましたが、実物を見るのは初めて。

ルイ・ヴィトン×藤原ヒロシ、fragment_designのロゴ

稲妻マークも健在。

キム・ジョーンズと藤原ヒロシのコラボは、二人の昔からの付き合いを考えると全然意外ではなかったですが、「キム・ジョーンズ」がルイ・ヴィトンのデザイナーに就任した時、それはそれは驚きました。

えっ、いつの間にそんなに出世してたの!?」みたいな。

自身の名を冠したブランド「KIM JONES」の作品でパッと思い浮かぶのは、”サルエルパンツ”です。なので、個性的(奇抜)な服を作るイメージでした。

そして、次のキャリアがdunhill(ダンヒル)だったので、なんというか…全く興味がなく、後(動向)を追わずにいたら、いつの間にかルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターになってたっていう。

スゲェ(語彙力…)

相性が良かったのか、ルイ・ヴィトンでは、7年間にわたって活躍。そして次は「ディオール」へ。

出世街道をひた走りですね。昔は普通にファッション雑誌の smart(スマート)とかに出てたんですけどね〜。(たしか…)

藤原ヒロシや今期のGUとのコラボなんかは、ビジネス的な側面だけではなく、キム・ジョーンズが日本のファッションシーンに対してリスペクトしていることも大きく関係してるかと。やっぱ裏原シーンは偉大。

 

続いては、キム・ジョーンズ × クリストファー・ネメス。

ルイ・ヴィトン×クリストファー・ネメス 

作品名 ダミエ・グラフィット キャンバスの旅行鞄「キーポル」
年代 2015 – 2016 秋冬
説明 キム・ジョーンズ・クリストファー・ネメスへのオマージュ

ネメスのアイコニックな柄である「ロープ(縄)柄」を大胆に配した旅行鞄。

ネメスは、90年代当時のファッションアイコン達がこぞって着ていたので、めちゃくちゃ憧れてたブランドでした。

ぼく

有名どころでいくと、下記PVの清春が履いているパンツがネメスです。

残念ながらクリストファー・ネメスは、2010年に亡くなってしまいましたが、90年代当時の東京ストリート・カルチャーに傾倒していたキム・ジョーンズが、十数年の時を経てルイ・ヴィトンでネメスを復刻させるストーリーは相当シビれました。(まぁ、買えないんですけどね…)

 

続いては、Supreme(シュプリーム)とのコラボレーション。

ルイ・ヴィトン×シュプリーム

作品名 モノグラム・シュプリーム キャンバスの「スケートボード・トランク」
年代 2017 – 2018 秋冬
説明 キム・ジョーンズとシュプリームのコラボレーション

今も昔も変わらず、大人気の「Supreme(シュプリーム)」。

このコラボは凄かったですよね。なんせポップアップストアの入場整理券にすら、100万円の値がついていたんで。

もう、どんだけだよ…と、特にSupremeのファンでない自分は冷めた目で一連の騒動を見てました。

そういうこともあってか、今回の展示会で一番盛り上がっていた作品です。

で、皆口々に「HIKAKINのやつやー」と言ってたので、調べたところ、HIKAKINさんが商品購入〜 開封までの一連の流れを動画にアップしてました。なるほど…そういう意味でも有名だったのか!とHIKAKINさんの影響力を今更ながら実感したり。

ちなみに、このスケートボード・トランクのお値段は約620万円です。

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       > 買 え る か <
 ̄^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y^Y ̄

もはや金持ちの道楽ですね。ただ、経済を回すのは素晴らしいことだと思います。

 

続いては、コム・デ・ギャルソン(川久保玲)とのコラボレーション。

ルイ・ヴィトン×川久保玲

作品名 川久保玲とルイ・ヴィトンによるモノグラム・キャンバスの「バッグ ウィズ ホールズ」
年代 2014

これは当時、雑誌で見た記憶が…
(PENかBRUTUS(ブルータス) だったような…)

まぁ、紙面で見た時はびっくりしました。

よくここまで思い切ったなと。

恐らく一介のデザイナーが提案してもメゾン側が許容しないであろう作品。川久保玲さんのこれまでの偉業があってこその作品ですね。

ちなみに、作品のコンセプトは「伝統的なモノグラムの破壊」とのこと。デザインの着想は、「ボロルック」からかな??

ルイ・ヴィトン×川久保玲のデザイン画

デザイン画も展示されてました。

 

続いては、グラフィティ。

ルイ・ヴィトン×グラフティ

作品名 モノグラム・グラフィティ キャンバスのバッグ「スピーディ」
年代 2001 春夏
説明 マーク・ジェイコブスとスティーブン・スプラウスのコラボレーション

個人的に、ルイ・ヴィトンといえば、この作品のイメージが一番強いです。
(あと、もれなくセットで中田英寿がついてくる。)

めちゃくちゃ流行りましたよねー。結構な頻度でTVで見かけた気が…(芸能人御用達) 一緒に行った友達と”ひたすら懐い”と言ってました。

気になった作品はこれ位ですね。

 

あとは、こんな作品も作っているんだーと驚いた作品をご紹介。

ルイ・ヴィトンのサッカーボールとキセル

作品名 左:木製のスモーキングパイプ|右:モノグラム・キャンバスとレザーのストラップ付きサッカーボール
年代 左:1908|右:1998
説明 右:「1998 FIFAワールドカップ」を記念して発売されたもの

キセルとサッカーボール。まぁーどっちも贅沢ですよねー。

ラグジュアリーブランドは、ルイ・ヴィトンに限らず、ちょこちょこ遊び心に溢れた作品を出しますが…(最近でいうとグッチの団扇とか…)

買ってどうすんだ!って見るたび思います。
(使ってんのかな。。それとも置いとくだけ??)

最後に創業者のルイ・ヴィトンさんの写真を。

創立者であるルイ・ヴィトン

ぼく

凛々しい…

ちなみに、特注品(オーダーメイド)に関しては、今もなお直系の子孫が責任をもって管理しているそうです。(現在5代目とのこと。)

 

帰りに、展覧会入り口に併設されたショップで「定期入れ」を購入。

ルイ・ヴィトンの定期入れ

購入者を対象に”名入れ刻印”をしてくれるというサービスを行っていた為、イニシャルを入れてもらいました。

ルイ・ヴィトンのロゴを定期入れに印字

写真にも快く応じてくれました。優しい。

おかげさまでリセールバリュー(再販価値)はなくなりましたが、良い記念になりました。

・・・

ぼく

個人的には、村上隆 × ルイ・ヴィトンが無かったのが残念だったかな。

ぼく

ルイ・ヴィトン的には相当エポックメイキングな出来事だったはず。

あとは、ルイ・ヴィトン × ファイナルファンタジーXIIIですね。

ぼく

このコラボは、「えっ、乱心したの…」とマジで不安になった記憶が…

ぼく

黒歴史なのかな…

・・・

伝統を守りつつも、様々なアーティストとコラボし、時代のトレンドを取り入れていく様を、作品を通して改めて確認することができました。

人気にあぐらをかかず、新しいことに挑戦していく姿勢は、ほんと素晴らしい。行って良かったです。

そんな感じで。終わりッ!!

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