ルーヴル美術館展 in 京都の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の感想。グッズ・所要時間・混み具合について

京都市京セラ美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ってきました。

てな訳で感想をば。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都のグッズは?

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館のグッズ売り場

図録、ポストカード、雑貨などの定番品はもちろんのこと、Tシャツ、バッグなどのアパレルグッズも取り揃えられています。

印象的だったのは、複製原画のサイズやバリエーションの豊富さ。

原画を高精細に再現した高級なモノ(63,800円〜96,800円)から、お手軽に買えるモノ(165円〜4,400円)まで幅広いラインナップで展開されてました。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館のミニ複製画

ミニ複製画(4,400円)

なので、気に入った絵を予算やサイズに応じて選ぶことができます。


グッズの在庫状況については、「8月5日(土)17時30分」時点ではスイーツ系が売り切れてました。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の売り切れてたグッズ

売り切れグッズ(引用:ルーブル美術館展

ただ、「本日分は完売」みたいな書き方だったため、早めの時間帯に行けば買えていたかもしれません。

ぼく

ぼくは、記念にポストカードを3枚購入。…が、トイレに置き忘れ紛失しました。。

ちなみに購入したのは「かんぬき」「部屋履き」「ローマの慈愛」の絵がプリントされたポストカードです。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都の所要時間

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館のメインビジュアル

ぼくは展覧会で4時間、グッズ選びで20分かかりました。

↓内訳としてはこんな感じ。

滞在時間4時間の内訳
  • 展示物に添えられた説明文は全部読む
  • 撮影可能な作品は全て写真に収める
  • 展覧会を1周する
  • 10分休憩を5回取る
  • 音声ガイドを2回聴く(収録時間35分×2)

本展は、展示総数が73点と一般的な展覧会に比べ”やや”少なめです。なので、鑑賞時間4時間はかなり長い方かと。

ぼく

ここ最近行った展覧会でいうと、アンディウォーホル展は215点。岡本太郎展は300点だったので。

しかも、展示作品の9割は撮影不可。つまりほとんどの作品は見るだけ。

…にも関わらず時間がかかった1番の理由は、疲れた状態で行って休憩しまくったからです 笑 

ぼく

外の暑さにやられ、美術館に着いた時点で相当へばってました。。

音声ガイドなし、かつ、休憩なしで一気に鑑賞するのであれば、1時間30分〜2時間くらいで見て回れると思います。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都の混雑具合

土曜日の13時30分頃に会場に入りましたが、結構混んでいました。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の混雑具合

本展は時間指定なく入場可能、かつ、入場制限も特に設けていないかと思います。

それも相まってか、時には人がワッと集中し、鑑賞待ちで何もすることがない…という時間がちょくちょく発生しました。

あと、館内には座って休める箇所が3つ設けられていますが、こちらも基本 席は埋まっているので、すんなり休憩はできません。

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の休憩場所

展示会場内にはトイレもあります

なので、混雑を避けるのであれば、早めの時間帯(午前中)に行くのが良いかと。

あと、写真ですが、引きで撮ると人が大体写り込みます。コレはもう”どうにもならない”ので諦めましょう。




ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都の感想

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の絵画

左:アモルとプシュケ|右:アビドスの花嫁

狙い通りの絵がいくつか展示されており、楽しめました。

ちなみに本展に惹かれた理由は、絵ではなく企画内容です。

つまり「愛」。

もっというなら「当時の倫理観(りんりかん)」。コレに重きを置き鑑賞してました。

ぼく

昔のヨーロッパ貴族なんてタガが外れまくり。欲望に忠実に生きていたイメージなので。

ただ、惜しむらくは展示の絵が1700〜1800年と”近世に描かれたモノ”が中心だったので、現代の倫理(りんり)とかけ離れたモノはそこまでありませんでした。。

それがちょい残念だったかな。時代でいうと中世ヨーロッパ。つまり暗黒時代に描かれた絵を期待していたので。

倫理観(りんりかん)に着目したのは、ジブリの「君たちはどう生きるか」に触発されて。

…というのも、主人公のお父さんが亡くなった奥さんの妹と再婚するんですよね。

ジブリ映画『君たちはどう生きるか』の眞人の父の画像

亡き妻の妹と再婚した父親(© 2023 Studio Ghibli)

コレが結構 衝撃で。…や、法律的には何ら問題ないですが、倫理(りんり)的にアカンやろ…と。

でも調べてみると、財産を守るため、当時の裕福な家系では「逆縁婚(ぎゃくえんこん)」は”あるある”だったらしいんですよね。

たった80年前でも現代の倫理観(りんりかん)とはズレが生じているので、うんと昔の・西洋の・貴族だったら、その「ズレ」も凄まじいだろーな…と。

なので、身分/異文化/世代間のズレを見に本展へ足を運んだ感じですね。


他、興味深かった点は以下。

  • 何も障害のない相思相愛の絵より悲恋の絵の方が圧倒的に数が多い(その方がウケがいいので)
  • 嫉妬は、この時代であっても醜い(とにかく相手が嫌がることをする)

「他人の不幸は蜜の味」ってやつですね。

ぼく

ここら辺は現代と一緒。…というか人間の根源的な情動なので時代は関係なさそう。

そらSNSから離れられない人が多いわけだわ…と思いました。そういった負の欲求を気軽に満たせるツールなので。


本展の鑑賞ポイントを「倫理観(りんりかん)」ではなく「絵」とすると、特筆すべき点はありませんでした。

ただ、1点挙げるとすれば「部屋履き」は面白かったかな。1〜10まで”ちゃんと”描かない様(さま)が。

ぼく

ただ(面白いと感じるのは)解説ありきですね。解説が無いと「?」で終わりそう。

そんな感じで。終わりッ!!

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都:概要

ルーヴル美術館展2023 愛を描く in 京都市京セラ美術館の看板

会場 京都市京セラ美術館 新館 「東山キューブ」
会期 2023年6月27日(火)~ 9月24日(日)
開館時間 9:00 ~ 18:00
※入場は閉館の60分前まで
チケット料金
一般 2,100円
大学・高校生 1,500円
中学・小学生 1,000円
未就学児 無料
定休日 月曜日(但し祝日の場合は開館)
電話番号 075-771-4334
所在地 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
HP 京都市京セラ美術館

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