大阪中之島美術館で開催中の「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」に行ってきました。
てな訳で感想をば。
目次
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン in 大阪中之島美術館のグッズ
本展覧会用の特設ショップは無し。
誰でも入れるミュージアムショップで本展のグッズが販売されています。
グッズの数は極小。内訳としては…
図録が1点。ポストカードが5種。
本展出品作家のマルチプル作品と花器が1点。
そして、(出品作家が出版した)書籍くらいですね。
なお「4月23日(日)17時」時点では売り切れ商品はなく、在庫も潤沢にあるように感じました。
状況見る限り、お目当てのグッズが買えないことは無いかと思います。
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン in 大阪中之島美術館の所要時間
ぼくは展覧会で2時間、グッズ選びで10分かかりました。
↓内訳としてはこんな感じ。
- 展示物に添えられた説明文は全部読む
- 撮影可能な展示物は全て写真に収める
- 展覧会を2周する
- 展示映像を一通り全部見る
本展は比較的サクッと見て回れると思います。
理由は、総展示数が111点と少ないこと。そして、その内の半分くらいの作品は写真撮影NGだからです。
ただ、本展の大きな特色として”参加型の展覧会”であることが挙げられます。
作品を見て「その作品がデザインかアートどちらの要素が強い」かを選び、デザインとアートの境界線を探る…というのが本展の趣旨。
なので、鑑賞のみならず、趣旨に沿って1点1点「デザイン or アート」を選んでいくなら、それに比例して滞在時間も伸びていくかと。
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン in 大阪中之島美術館の混雑具合
開幕から2週目、日曜日のお昼頃に入場しましたが、混み具合は”そこまで”。
なので、ノンストレス。スムーズに鑑賞することができました。
開幕から2週目の休日、かつ、お昼過ぎって「そこそこ客が入る期間・時間」かと思います。
それでも”あまり混んでなかった”ので、おそらく会期を通して大混雑することは無いですね。
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン in 大阪中之島美術館の感想
企画が秀逸。なので、とても楽しめました。
鑑賞して感じたことは、ぼくは、基本的にはデザインの方が好き。
でも、えも言われぬ魅力を感じる/突出して惹かれるのはアート…という感じですね。
ただ、上記はあくまで本展の内訳/印象です。
…というのも出品作家はレジェンド級の方達なので、総じてクオリティは劇高(というか世界最高峰レベル)。
尺度が通常の作品と乖離しているので、一般的(?)な作品含めて…となると結果は変わるかと思います。
デザイン作品の何が魅力的だったかというと、美しさです。
文字組・余白・写真構図・フォント・カラーなど全てが計算し尽くされ、それらが見事に調和している。
そこに「えも言われぬ美しさ」を感じました。
見惚れた作品は以下。
- 亀倉 雄策の作品全般
- 映画「地獄の黙示録」の日本版ポスター:石岡 瑛子
- 1972年ミュンヘンオリンピックのポスター:荒川 修作
- SMAPのアルバムジャケット:佐藤 可士和
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アート作品で一番刺さったのは以下。
ただ、バイアスが正直かかりまくってます。
…というのも、この作品。ぼくが好きだったアートディレクター「野田凪」さんのインスパイア元になった作品だからです。
では、野田凪の「ハルカリ/音樂ノススメ」は会田誠の「あぜ道」のオマージュになり得るかという事だけど、これは微妙なライン。分け目のビジュアルを流用しただけの安易な模倣に思われかねない。この場合、ブックレットの1頁を割いて元ネタとコンセプトの説明するくらいの事をしないと難しい。 pic.twitter.com/cBFMMbTV62
— ムスカリン@DQX (@muscarine_dqx) January 26, 2020
野田凪さんは、2000年代に活躍したアートディレクターで、当時“広告業界のスタープレイヤー“でした。
野田凪さんの作品は当時よく目にしていたので、上記作品を見ることで、2000年代の情景がぶわーっと一気に蘇り、しばらく感傷に浸っていました。
ただ、自身の経験/記憶と強烈に紐付いているため、それを排した状態で見た時、どう感じるかは分からないです。
会田誠さんの作品を生で見たのはこれで2作目。
1作目はドラえもん展に展示されていた作品です。
↑この作品もとても印象に残っており、当時のブログ記事にて“ドラえもん展で1番良かった作品“と評しています。(参考)
それにしても、髪の分け目とあぜ道を繋ぐって。発想凄すぎでしょ。
そしてなんかエロティック。フェティシズムを刺激されます。まぁ、こちらは人それぞれでしょうけど。
そんな感じで。終わりッ!!
デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン in 大阪中之島美術館:概要
会期 | 2023年4月15日(土)~ 6月18日(日) | ||||||
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開館時間 | 10:00~17:00(最終入館16:30) | ||||||
チケット料金 |
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定休日 | 月曜日(※5/1を除く) | ||||||
電話番号 | 06-6479-0550 | ||||||
所在地 | 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−1 | ||||||
HP | 大阪中之島美術館 公式サイト |