ブラーのジャケ写で有名な「ジュリアン・オピー」の個展 in 大阪に行ってきた|感想や写真など

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |感想や写真など

大阪・テヅカヤマギャラリーで開催中のジュリアン・オピーの個展「Portraits.(ポートレート)に行ってきました。

ジュリアン・オピーといえば、世界的に有名な現代美術作家であり、商業美術家としても大きな功績を残しているため、様々な側面で語れる作家かと思います。

中でも有名なのは、ブラーのベストアルバムのアートワーク

ブラーのベストアルバム「 The Best of Blur」

引用:Amazon.co.jp

(ジュリアン・オピー)の名前を聞いたことはなくても、上記CDジャケットに見覚えがある方は多い筈。

また、上記ジャケットを知らなくても、この”目が点の印象的な似顔絵“を、1度は目にしたことはあるんじゃないでしょうか?

ぼく

彼が手がけた作品の中でもっとも象徴的、かつ、世界に名を轟かせたであろう作風。

(彼の絵の)後進への影響はえぐく、今をときめく人気イラストレーター「白根ゆたんぽ」氏、「Noritake」氏などの絵から彼の影響が見て取れます。

とまぁ、色々書きましたが、ぼくにとっては、青春時代に聴き倒したブラーのアートワークを担当した方

“ブリットポップ”にどっぷり浸かっていた人間として、この機会/個展は見逃せないな…と。

ぼく

そうでなくても、世界的人気作家の作品を近場で見れる機会なんて”そうそう”無いので。

てな訳で、会期1週目の土曜日に行ってきました。

ジュリアン・オピーの個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪|感想や写真など

近年の作品が展示作品の多くを占めていたものの、過去の作品も数点展示されており、作風の変化をも楽しめる展覧会でした。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |ジュリアン・オピーの作風の変移

作風の変化

ぼく

展示ゾーンは、当然”現在/過去”で区切ってあります。

まずは、本展のメインである近年の作品の感想をば。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |作品展示の写真2

目だけじゃなく、全体的に簡略化されてる!…なるほど。今はそういうモードなのね」これが初見時に思った感想。

どういった心境の変化があり、感情の機微を一切推し量れない、ここまで無機質なモチーフへと作風を変移させたのか。

その”移行プロセス”には興味が湧きました。

…が、肝心の作品自体には、あまり惹かれなかったかな。。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |作品展示の写真

配色やパーツの構成比・バランスは美しいとは思うものの、ここまで簡略化されると、もはや「ピクトグラム」にしか見えません。

ピクトグラムのイメージ

ピクトグラムの例

ぼくが惹かれる作品は、「作家性が強い、いわば、その人自身の特色が色濃く出たもの」。

ゆえに、個性や特徴などを廃し、公共サインレベルにまで簡略化されていた本ビジュアルはあまり刺さりませんでした。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |作品展示の写真3

まぁ、見る人がみれば、ここまで汎用的なデザインへ落とし込んでいるにも関わらず、”らしさ”が垣間見え、逆にすげーと感じるんでしょうが、ぼくはそこまでフリークではないので。

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ただ、俯瞰(ふかん)で見たときは分かりませんでしたが、近くで見ると、人物をなぞる輪郭線が浮き出ていることが分かります。

この構成には、結構惹かれるものがあったかな。

ぼく

Z軸の概念をアートに取り入れてる!フラットじゃなく、マテリアルデザインやん!的な。


その他”展示物”は、彼の代表作である「目が点のポートレート」。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |似顔絵の作品

ぼく

馴染み深い作風なので、一番テンションが上がった。

そして、2011年発表の写実的なイラスト群です。

ブラー (Blur)のベスト盤のジャケットデザインで有名な「JULIAN OPIE(ジュリアン・オピー)」の個展「Portraits.(ポートレート)」in 大阪・TEZUKAYAMA GALLERYに行ってきた |2011年の作品

上記の作品は、他とあまりにテイストが異なるので、違う作家の作品?と一瞬いぶかしみ”ギャラリスト”に確認までしましたが、オピーの作品とのこと。

“簡略化こそ美”と捉えているであろう彼が、なぜこの時期”リアル寄りな路線”に舵を切ったか。

興味深い部分ではありましたが、そこには特に触れず、切り上げました。(聞けば良かった…)

そんな感じで。終わりッ!!

展示会場(ギャラリー):概要

展示会場 TEZUKAYAMA GALLERY(テヅカヤマギャラリー)
住所 大阪府大阪市西区南堀江 1 – 19 – 27 山崎ビル2F
会期 2021年2月26日(金)〜 3月13日(土)
観覧料 無料
営業時間 火~土:12:00~19:00
定休日 日曜日、月曜日、祝日
サイトURL https://tezukayama-g.com/

まぁ、ぶっちゃけ好き度でいうと「ゴリラズ > オアシス > ブラー」なんだけどね。

なので、ブリットポップ関連で一番見たいのは、ジェイミー・ヒューレットのイラストだったりする…

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