WordPressのパーマリンクからカテゴリを削除する手順・方法まとめ|SEO上の注意点・検索順位に影響しない方法も記載!

パーマリンク(URL)からカテゴリを削除!SEO上の注意点・変更方法まとめ【WordPress】

WordPressのパーマリンク(記事のURL)からカテゴリ(%category%)を削除しました。
(削除手順だけサクッと見たい方はこちらをクリック→手順に飛ぶ▼

パーマリンクから%category%を削除

削除した理由は、カテゴリの変更に柔軟に対応するため

…というのも、ぼくのブログは”雑多型”なので、何を書くのか特にテーマは決めていません。

すると、どんどんカテゴリが増えていくんですよね。これをそのままにしておくと、当然収拾がつかなくなります。

そのため、関連性が近い記事をまとめ、それらの内容を包括するカテゴリー名へ変更・移動することは、(ブログを長く続ける上で)必須ともいえる作業です。

ただし、カテゴリー名を変更するとなると、(そのカテゴリに属するすべての記事の)URLが変わってしまい、これまで積み上げてきたSEOの評価がリセットされてしまいます。

パーマリンク内に含まれているカテゴリ名を変えるとURL自体が変わってしまうため、積み上げてきたSEO評価が0に

そのため、カテゴリの変更・移動は安易にできません。

 

______じゃあどうすれば良いのか?

そもそもの原因となっている「カテゴリ自体」を削除すればいいんです。

WordPressサイトのパーマリンク(URL)からカテゴリを削除

ただし、そのままカテゴリを削除するだけでは、先に述べたとおり、SEOの評価は0になります。(URLが変わるので)

この記事では、SEOの評価を引き継いだまま、パーマリンクからカテゴリ(%category%)を削除する方法を記載します。

 

WordPressサイトのパーマリンクからカテゴリを削除する手順

1.ブログ記事の全URLを抽出

まずはブログ記事の全URLを抽出します。

抽出方法はいくつかありますが、記事数が少なければ、ブログ内の記事ひとつひとつにアクセスし、直接URLをコピーした方が早いです。

ぼく

コピーしたURLは、テキストエディタやメモ帳などに貼り付けてください。

記事数が多い場合は、Googleのスプレッドシートを活用するのがもっとも早く抽出できるかと。

以下、手順となります。

STEP.1
Google スプレッドシートにアクセス
STEP.2
「Google スプレッドシートを使う」をクリック
Google スプレッドシートを使うをクリック
STEP.3
空白をクリック
空白をクリック
STEP.4
1行目に「=IMPORTXML(“ブログURL”, “//a/@href”)」を入力
1行目に「=IMPORTXML("ブログURL", "//a/@href")」を入力

“ブログURL”には、ブログのトップページのURLを入力します。

STEP.5
ブログ記事のURL一覧が表示
ブログ記事のURL一覧が表示される

ぼく

月別やカテゴリのURLも抽出されますが、それは削除してください。

ぼく

必要なのは記事URLのみです。

続いては、「カテゴリ名を抜いたURL」を作成します。

 

2.新URL(カテゴリ名を抜いたURL)を作成

元のURLが「https://独自ドメイン/カテゴリー名/投稿名」であれば、「https://独自ドメイン/投稿名」とカテゴリ名を抜いたURLを”全記事分“作成していきます。

カテゴリ名を削除したURLを全記事分作成

ぼく

作成したURLは、テキストエディタやメモ帳などに貼り付けてください。

これで新旧の全URLが出揃いました。

続いては、301リダイレクトを作成します。

 

3.新旧URLで301リダイレクトを作成

301リダイレクトとは

“旧”URLにアクセスしてきたユーザーを、自動的に”新”URLへ転送させる仕組みです。また、この設定を行うことで、”旧”URLで培ったSEOの評価を引き継ぐことができます。

普段コードをいじっていない方からしたら、この作業が一番の難所ですね。

301リダイレクトの記述内容については以下の通り。

301リダイレクトの記述内容

Redirect 301 /カテゴリ名/投稿名/ https://独自ドメイン/投稿名/


301リダイレクトの記述の内訳


実際の記述内容

301リダイレクトの記述内容

このように301リダイレクト設定を施した全記事分のURLをテキストエディタやメモ帳などに記載します。

続いては、Wordpressのパーマリンクからカテゴリ(%category%)を削除します。

 

4.WordPressのパーマリンクからカテゴリ(%category%)を削除

STEP.1
メニューから「パーマリンク設定」をクリック
パーマリンク設定をクリック
STEP.2
「%category%」を削除し、変更を保存をクリック
「%category%」を削除し、変更を保存をクリック

これでパーマリンクからカテゴリが削除されました。

続いては、「3」で作成した301リダイレクトを丸々コピーし、.htaccessにペーストします。

 

5.作成した301リダイレクトを.htaccessに記述

.htaccessへのアクセス方法はいくつかありますが、レンタルサーバーの管理画面からアクセスするのがもっとも簡単かと思います。

なお、管理画面の構成や機能は、サーバー各社によって違います。

例えば、エックスサーバーの場合は、下記の手順になります。

エックスサーバーの場合

STEP.1
サーバーパネルへログイン
サーバーパネル(←リンク)へログイン
STEP.2
.htaccess編集をクリック
.htaccess編集をクリック
STEP.3
.htaccessを編集するドメインを選択
.htaccessを編集するドメインを選択
STEP.4
「.htaccess編集」タブをクリックし、作成した301リダイレクトのコードを貼り付ける
作成した301リダイレクトをペースト
STEP.5
ページ最下部にある「確認画面へ進む」ボタンをクリックし、編集内容を保存
確認画面へ進むをクリック

これで旧URL”、つまり「カテゴリ名が含まれるURL」にアクセスしてきたユーザーを、「新URL(カテゴリ名が含まれないURL)」へ転送させる設定が完了しました。

続いては、転送(301リダイレクト)がきちんと”されているか”を確認します。

 

6.旧URLにアクセスし、新URLに転送されているかを確認

旧URL(カテゴリ名が含まれるURL)にアクセスし、新URLへ転送されるかを確認します。

正しい挙動

301リダイレクトの確認

301リダイレクトが正しく設定されていれば、自動的に新URLへ転送されます。

間違っている場合

301リダイレクトが失敗していると404 Not Foundが表示される

301リダイレクトが間違っている場合は、新URLへ転送されないため、当然「404 not found(ページ が存在していないことを示すステータスコード)」になります。

「404」の画面が表示されたら、.htaccessに記述した内容を見直しましょう。

以上となります。

・・・

ぼく

なお、URLが変わるため、SNSボタンのカウント数はリセットされます。

URLが変更されるため、SNSボタンのカウント数はリセットされる

 

【まとめ】WordPressサイトのパーマリンクからカテゴリを削除する方法・手順

【まとめ】WordPressサイトのパーマリンク(URL)からカテゴリを削除する方法・手順

ざっくり説明すると…

ブログ内の記事URLを全て抽出し、テキストエディタなどにコピペする。(=旧URL)

コピペした旧URLからカテゴリ名を抜いたURLを全記事分作成。同じくテキストエディタなどにコピペする。(=新URL)

新旧URLで301リダイレクトを作成。テキストエディタなどにコピぺする。

301リダイレクトの記述内容

301リダイレクトの記述内容

 

WordPressのパーマリンクからカテゴリ(%category%)を削除する。

パーマリンクから%category%を削除

 

作成した301リダイレクトを.htaccessにそのまま貼り付ける。

作成した301リダイレクトをペースト

 

旧URL(カテゴリ名が含まれるURL)にアクセスし、新URLへ転送されるかを確認する。

301リダイレクトの確認

転送されていればOK。「404」が表示されるのであれば、301リダイレクトの内容をもう一度見直しする必要があります。

そんな感じで。終わりッ!!

ぼく

なお、URLが変わるため、SNSボタンのカウント数はリセットされます。

URLが変更されるため、SNSボタンのカウント数はリセットされる

ぼく

マジで、コレ。これからWordPressでブログを始める人はURLにカテゴリを含めちゃダメ。絶対。

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