沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」大阪の感想。所要時間・混み具合・グッズについて

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」大阪の感想。所要時間・混み具合・グッズについて

大阪・日本橋で開催中の「ブラッドハーレーの馬車」展に行ってきました。

てな訳で感想をば。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」展 in 大阪のグッズ

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪のグッズ売り場(左側)

大阪のみでの開催、かつ、協賛も無いインディペンデントな展覧会にも関わらず、グッズ展開の豊富さには度肝を抜かれました。

ポストカード、雑貨(クリアファイル/キーホルダー/etc.)などの定番品はもちろんのこと、Tシャツなどのアパレルグッズも取り揃えられていたので。

「無限の住人・波よ聞いてくれ」ではなく”あえて”この作品をチョイスするあたり、並々ならぬ熱意を感じますが、このグッズの充実っぷりを見るにガチやな…と。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪のグッズ売り場(右側)

ぼく

テレビアニメや実写化を祝して…とか集客に結びつくような+αの要素は一切ないですからね。作品自体も16年前の作品ですし。

よって、ガチファンによるガチファンのための企画かな…と。

その熱意っぷりを会場に足を踏み入れた瞬間からバシバシ感じ、それはもう多幸感 溢れる空間となっていました。

ぼく

あと、店員さんの対応もめちゃくちゃ良かった。

購入グッズ

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪の購入グッズ

計1,650円也

マグネットを3種購入しました。

左から「レスリーに仕えるメイド・ステラの幻聴、マフラーを巻くリラ」です。

選んだ理由は、「ビジュアルの良さ・(3つ並べた時の)バランスをとるため・好きなシーン」です。

ぼく

プラス、下記 複製原画も購入しました。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪のグッズ|購入した複製原画

なんと沙村先生の直筆サイン入り…!

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」展 in 大阪の所要時間は?

どれくらい注視して見るかにもよりますが、展示総数自体は約80点と”それほど”多くはないです。

ぼく

作品自体が1巻で完結している読み切りマンガなので。

撮影可能な作品は、その内の半分(約40点)くらいかな。

なので、撮影時間を加味しても、30分〜45分もあれば、十分見て回れるかと思います。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪の生原稿|レスリーのアップ写真

ぼく

ただし、修正跡(ホワイト)とかに着目しだすと、鑑賞時間は当然延びていきます。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」展 in 大阪の混雑具合

金曜日の14時頃、土曜日の17時頃の計2回行きましたが、なぜか金曜日の方が混んでました。

…とはいえ、最大でも5〜6人くらいですかね。同時間帯に会場に居たのは。

なので、鑑賞待ちの時間は発生せず、スムーズに原画を見ることができました。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪の生原稿群

ぼく

上記のような引きの写真も、人が入り込むことなく撮影可能です。




沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」展 in 大阪の感想

最高でした。

それにしても”まさか”この作品がフィーチャーされるとは。

内容の”凄惨さ”から鬱漫画の筆頭として挙げられる本作。

ただ、目をそらしたくなるシーンって最初の1話〜2話くらいしか描かれてないんですよね。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪|シーン一覧

でもそれで十分。歌劇団の少女・脱獄手引き者・受刑者と一話ごとに主人公(視点)が変わりますが、結末は一緒。

なので、直接的な描写を描かなくても、この先”凄惨な目に合う”ことは容易に想像できるんですよね。

そのため、最初の1話〜2話以外は、結末に至る過程のみ描写。いわば「フリ」で留めているわけです。

これによりストーリーのバリエーションは豊富になるし、”フリとオチ”それぞれがより際立つ…という。

ぼく

「夢が叶う・真実を知るという」期待感いっぱいの描写で終わりますが、すぐさま「この後…」と絶望感が襲ってくる構成。

この1〜10まで描かない手法は見事だと思っていて、その極みが「無限の住人」の最終回・最後のシーン。

あれが、時を経ての再開ではなく「和解」だと思い至った時、鳥肌がブワーッと走ったことを今でも鮮明に思い出せます。

本作品も同様に読者の想像に任せる、いわば、余韻を残す手法を取ってるので、(それもあってか)いくつかのシーンは鮮明に記憶に焼き付いてますね。

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪|第6話「澱覆う銀」のシーン抜粋

リラとアービングの話が一番好き


流石(さすが)すぎる。ファンとしては寂しいものの、SNSとの向き合い方としては最適解ですね。

ぼく

人生においてもっとも貴重な”時間というリソース”をSNSに奪われている様(さま)をよく見かけるので。

サイン会行きたかったな…

そんな感じで。終わりッ!!

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」展 in 大阪:概要

沙村広明「ブラッドハーレーの馬車展」 in 大阪|会場入り口設置の立て看板

会場 画廊モモモグラ
会期 2023年1月28日(土)~  2月26日(日)
開館時間 13:00~19:00
※金曜日は21時まで
入場料 無料
定休日 水曜日・木曜日
所在地 大阪市浪速区日本橋5丁目7-10 山田ビル405

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください