大ベルセルク展 in 大阪の感想。見所・所要時間・混み具合・グッズなど

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパークの感想|見所・グッズ・所要時間・混雑具合なども記載

大阪のひらかたパークで開催中の「大ベルセルク展」に行ってきました。

てな訳で感想をば。

大ベルセルク展 in 大阪ひらパーの見どころは?

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|キャスカの姿をした人形とガッツ犬

キャスカの精神世界での1コマを再現

見どころは以下3点。

  1. 300点以上の原画
  2. 世界観を具現化した精密なフィギュアやジオラマ
  3. 三浦建太郎先生のインタビュー映像 

見どころ1:300点以上の原画

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|ガッツ、グリフィスのタペストリー

ガッツ、グリフィスのタペストリー

これはもう”言わずもがな”。本展覧会のメインコンテンツなので当然ですね。

“1コマ1コマが絵画の域”と評される濃厚で緻密な絵を間近でたっぷりと堪能(たんのう)できます。

ぼく

”世界最高峰レベル”の画力で描かれた絵ですからね。見応え満載。

見どころ2:世界観を具現化した精密なフィギュアやジオラマ

会場の各所にはフィギュアやジオラマが配置されています。

これがまぁー凄い。そのあまりのハイクオリティぶりに感嘆の唸(うな)りをあげました。

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|ガッツ、グリフィス、ゾッド、髑髏の騎士

ガッツ、ゾッド、グリフィス、ドクロの騎士

漫画から抜け出してきたかの如(ごと)く精巧。三浦建太郎先生の世界観を完璧に表現しきってます。

特に圧巻だったのが、蝕(しょく)のジオラマ。

あの禍々(まがまが)しい空間を緻密に再現しており、鷹の団の面々が味わった絶望を追体験できます。

ぼく

あまりに精巧すぎて、若干気分が悪くなった

三浦先生もインタビュー映像の中で、フィギュアやジオラマを本展の見どころの1つに挙げており、そのことからも”リスペクトしあえる関係”だったことが見てとれます。

見どころ3:三浦建太郎先生のインタビュー映像

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|三浦建太郎先生のインタビュー映像のイメージ

生前最後に撮影された三浦建太郎先生のインタビュー映像が見れます。

制作秘話や影響を受けた漫画、デジタルに移行した理由、そして今後の展開にも”ちらっと”触れるなど、ファン垂涎(すいぜん)の内容となっています。

個人的には、このインタビュー映像が”本展1番の見どころ”でしたね。

大ベルセルク展 in 大阪ひらパーの所要時間はどれくらい?

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|ドラゴンころし、グリフィスの甲冑、ガッツの義手

ドラゴンころし、グリフィスの甲冑、ガッツの義手

ぼくは、2時間30分程で回れました。

所要時間については、個々人の見方によって変わってくるかと思いますが、本展は、(他の原画展に比べると)比較的サクッと回れるかと思います。

理由は、原画の写真撮影がNGだから。さらに付け加えるなら、スマホ以外での写真撮影はNGです。

ぼく

その他、一部ジオラマ、三浦先生のインタビュー映像や作業机などの撮影もNG。

撮影できるスポットが限られているため、写真撮影に費やす時間は当然短くなります。

そのため、(他の原画展に比べると)比較的短い時間で見て回れます。

大ベルセルク展 in 大阪ひらパーの混み具合は?

ぼくは、日曜日の午前11時から観て回りましたが、その時間帯は比較的空いてました。

13時位になると、パラパラと人が増えだしましたが、1つの絵を見るのに数十人待ちという状況は無かったです。

人気の撮影スポット「巨大ゾッド像」も最大で2組くらいの待ちでしたね。

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|巨大ゾッド像

クラファン達成で製作された巨大ゾッド像

なので、混雑はなく、ストレスフリーで見て回れるかと思います。

追記
1/16(日)に2度目の鑑賞をしました。この日は、14時に入場しましたが、結構混雑してましたね。。1月は土・日・祝のみの営業なので、そのぶん人が集中し、混んでるのかもしれません。

ぼく

あと、最終日の1月30日(日)は全時間帯 混むかも…




大ベルセルク展 in 大阪ひらパーのグッズは?

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|購入グッズ

アクリルジオラマ2点とクリアファイルを購入

グッズはむちゃくちゃ豊富。

複製原画、食べ物、文具や雑貨などの定番品はもちろんのこと、本格的なシルバーアクセサリーまで取り揃えられています。

ぼく

人気なのは、「図録」と「Cutie1のフィギュア」。

特に図録は、ほとんどの人が購入してましたね。

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|購入グッズ2

図録(画集)と複製原画も購入

なお、一部商品に関しては、巡回展の会期終了後、通販で購入できるみたいです。

あと、グッズの会計を済ませたら、会場を出なくちゃいけないので、その点はお気をつけください。

ぼく

会計後、グッズ売り場に戻ることはできません。

大ベルセルク展 in 大阪ひらパーの感想

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|ガッツ、キャスカ、シールケ、イシドロ

ガッツ、キャスカ、シールケ、イシドロ

残念だった点

以下3点です。

  1. 原画の写真撮影がNG
  2. 絵の裏話が無い
  3. 音声ガイドの内容が薄い

ぼく

あと、欲を言えば、最新話で描かれた「3人が邂逅(かいこう)するシーンや(グリフィスの)ラストショット」の原画が無かったのが残念でした。

絵は当然素晴らしいです。

ただ、これまで通しで何十回と見返している漫画なので、目新しは無いんですよね。

なので、個人的に原画展で楽しみにしているのは、制作秘話です。

通常、原画展では、いくつかの絵に「この絵を描いた時はこうだったんだよね〜」みたいな裏話を載せてくれたりするんですが、本展はそれが皆無でした。

例:進撃の巨人の場合

『進撃の巨人展FINAL』を写真で振り返り in 大阪・ひらかたパーク|原画の世界3「英雄たち」|エレンにお礼を言うミカサ

諫山(いさやま)先生のコメント

エレンから見たミカサなので、エレンの視点のミカサの表情にこだわりました。

ミカサの目が若干寄り目なのは、近くを見ているからです。今見ると寄り目すぎる気もしますが。

上記のようなコメントがあるだけで、印象や見え方が変わり、そのシーンを見る楽しみや思い入れが増すんですよね。

なので、制作秘話は、マストで入れて欲しいコンテンツではあります。

それが無かったのが”やや”残念でした。

ぼく

元々は、連載30周年を記念しての展覧会なんですよね。三浦先生が急逝(きゅうせい)される前から企画が動いていたので、コメントは入れれた筈。

あと、音声ガイドの内容が薄すぎてビックリしました。

キャラ同士の掛け合いを”ただただ”聞くだけで内容はゼロ。700円の価値は全く無かったです。

良かった点

以下2点です。

  1. 本誌では描かれていない”黒い剣士”時代の日常絵が見れた
  2. インタビュー映像で今後の展開が聞けた

“黒い剣士”時代の日常絵は、感慨深いものがありました。

あの血なまぐさく、憎悪・狂気しか無かった時代の中でも、穏やかな日常が確かにあったんだなーと。

ぼく

特にぼくは”ロスト・チルドレンの章”からベルセルクを見始めたので、尚更。

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパーク|ガッツとパックのやり取り

ロスチルで何気に好きなシーン(撮影可能エリアで撮影)

インタビュー映像は、まさに秘話って感じで食い入るように見てました。

印象に残っている内容は以下の通り。

  1. 海神編からリッケルトの王都脱出まで、速さを求めて鉛筆で描いてた。
  2. 鉛筆描きでは、速さは解消されず。模索(もさく)した結果、デジタルに。
  3. デジタルは細かい箇所まで凝れるので、速さは結局変わらなかった
  4. デジタルは細工師。アナログは書道家のイメージ。アナログは偶然が加味されるから面白い。
  5. 日本人はアナログを重宝するが、労働基準法を守ろうとすると、デジタルに移行せざるを得ない。
  6. ストーリーは現在5分の3、ないしは、5分の4まで来てる。
  7. 話は広げない。これからは(物語の)風呂敷を畳むだけ。
  8. これまでグリフィスとの直接対決は無かったが、ここから大きな山場がいくつかあり、そこでグリフィスとの戦いを描く。
  9. 仲間との旅路は終わりを迎え、別の形で”新たな物語”が始まる。
  10. ドクロの騎士に重きを置いたストーリーも描いていく。

特に気になるのは「8〜10」ですね。ベルセルクファンなら文字面だけでも興奮する筈。

ただ、もう続きを見れることはありませんが…

ぼく

スタッフが継ぐ構想もあるみたいですが、41巻の表紙を見る限り不安しかない。晩節(ばんせつ)を汚す可能性があるならば、やめて欲しい…というのが個人的意見。

そんな感じで。終わりッ!!

大ベルセルク展 in 大阪・ひらかたパーク:概要

大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ in 大阪・ひらかたパークの看板

会期 2021年12月11日(土)~2022年1月30日(日)
開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
チケット料金
一般 2,000円
音声ガイド 700円
ドラゴンころし、ペーパーナイフ付き 5,200円
ドラゴンころし、ピンバッジ付き 2,700円
定休日 2021年12月15日、31日
2022年1月1日、7日、11日~14日、17日~21日、24日~28日
電話番号 072-844-3475
所在地 大阪府枚方市枚方公園町1−1
HP 大ベルセルク展 公式サイト

ひらかたパーク:MAP(地図)

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