横浜・アソビルで開催されている「アソビル ART SELECTION vol.1」に行ってきました。
本展覧会の見どころは、「中島健太 絵画のチカラ展 × 左ききのエレン展 × フォトバイアヤ展〜あそび人。〜」と3クリエイターの作品が同時展示されていること。
そして、表現手法は「絵画 × 漫画 × 写真」とバラバラ。
それぞれ別な分野で活躍されている方々の作品を1ヶ所に集め展示している…という点も見どころの一つですね。
さらに突っ込むのであれば、「左ききのエレン」の主人公「朝倉光一」は、アーティストになれず、それでもなお”何者”かになりたいと足掻いてるサラリーマン。
中島健太さんは、絵一本で食べている正真正銘のアーティスト。
…が閉鎖的な美術業界に危機感を抱き、積極的にプロモーション活動を行うことで、知名度・認知度を上げるため奮闘している方。(=ひいてはそれが業界の活性化に繋がる。)
そして、アヤさんはE-girlsの元メンバー。つまりTHE・芸能人。メディアにも多数露出し、知名度は抜群。
…と、この展覧会自体がまんま”ヒエラルキー”の構造になっている点が、個人的には1番面白かったです。
本展覧会に訪れた目的は「絵画のチカラ展」と「左ききのエレン展」を見るため。
この記事では「絵画のチカラ展」の感想を書いていきます。
目次
中島健太 – 絵画のチカラ展|感想
凄まじい技術。研鑽の賜物。飾られた写実的な絵画は、写真と言われても納得してしまうのではないか…と思うほど、リアルでした。
…が、個人的には全く刺さらず。その理由は、本展覧会のイメージモデルに起用されているベッキーの絵の横にあったキャプション(作品の説明書き)。
そこには、「世間からバッシングを受け、それでもなお「芸能界復帰」というイバラの道を歩む彼女の強さに感銘を受け、描いてみたいと思った」的なことが書かれておりましたが、個人的には全く共感できませんでした。
人を好きになるのは仕方が無いと思います。例え結婚していたとしても。
…がそれは心に留めておくべきだし、何より「あのLINEのやり取り」、そして「不倫相手の実家に相手の奥さんを差し置いて行く」とか一切擁護できないことをした上での、”干され”なので、弁明の余地は無いかと。(まぁ、相手も悪いんですが…)
つまり「自己責任」でしか無いと思うし、「イバラの道云々(うんぬん)」も5億円もの違約金を自腹で払える位、収入のある人が、今さら一般職に就くのは無理。よって、お金でしょ…としか思えない訳です。
なので、このキャプションを見た時、「この人が思う美しさって「容姿端麗」。つまり顔が良ければ何でもいいんだろうな〜」と思い、スッと冷めました。
難病のため、芸能活動を休止している坂口憲二さんに取材しました。今はコーヒー焙煎士としてセカンドキャリアの道を歩んでいます。
「家族が一番大事」と言い切り、「病気で失うものもあったけど得るものも多かった。新しい世界が見られて楽しい」と話す姿がかっこよかった。https://t.co/s3cj1b0K4w
— 生田綾 Aya Ikuta (@ayikuta) October 22, 2019
他、飾られていた絵達
美しいですね。目の保養になりました。
…と皮肉っぽい書き方になりましたが、これまで製作した500点以上の絵画が全て完売と、きちんと”結果”を出しているのは凄いと思います。
石黒 正数(いしぐろ まさかず)さんが言う所の「ダサイクル(=馴れ合い)」に陥ってないのは、本当に素晴らしいなと。
ダサイクルっていう概念があって、割とグサッときます。。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) 2019年7月22日
「完売画家」と称されていることから「金の為に描いている」と、同じ業界の人たちから揶揄(やゆ)・批判されることも多々あるみたいですが、それの何が悪いのか…??
左ききのエレンでいうところの「資金はクリエイターにとって体力」。
そもそも売れないと続けることすらできないので、狭量(きょうりょう)な批判には一切耳をかさず、どんどん絵を生み出していってほしいな…と全く関係のない業界に身を置いている自分は(無責任にもそう)思いました。
上から目線ですいません。そんな感じで。終わりッ!!
絵と共に展示されていた著者の言葉(一部抜粋)
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「藝大からマンガ家」の『ブルーピリオド』作者と「絵で食べていく」完売画家が語った美術業界の今
――『ブルーピリオド』作者の山口つばさ氏と、話題の書籍『完売画家』著者中島健太氏が、絵で生きていくこと、美大という村社会、訪れつつある変化について語り合ったhttps://t.co/oF2znMp39O
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) December 28, 2021
中島健太 – 絵画のチカラ展:概要
会期 | 2019年10月19日(土)~11月24日(日) | ||||||
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開催時間 | 11:00~19:30 ※入場は閉館の30分前まで |
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チケット料金 |
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定休日 | 不定休 ※施設に準ずる | ||||||
所在地 | 神奈川県横浜市西区高島2丁目14−9 アソビル 3階 | ||||||
HP | アソビル: ASOBUILD |
アソビル:MAP(地図)
アクセス |
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