サマソニ大阪に行ってきました。
サクッと感想を書いてみる。
目次
8月16日(金)|サマーソニック2019 in 大阪・舞洲SONIC PARK
indigo la End(インディゴ ラ エンド)
言わずと知れた「ゲスの極み乙女」のボーカルである「川谷絵音」が率いるバンド。
マウンテン・オーシャン、両ステージの設営遅れによるキャンセルの影響か、「川谷絵音」の人気によるものかはわからないけど、会場ギッチギチ。
運良く2F席に滑り込めたけど、ぼく以降の人は皆アリーナ(1F)に移動させられてました。
感想
ゲスの極み乙女、ジェニーハイの曲は何曲か知ってるけど、このバンドの曲は1曲も知らず。そんな状態で鑑賞。
一番惹かれたのは「声」。ファルセットを駆使した、透き通った歌声がとても印象的でした。
ドーピング・パンダのボーカル”フルカワユタカ“が、(音楽で)売れるための条件として「声」を挙げていたけど、納得。
「なるほど。そりゃー売れるわー」って感じですね。
ただ、歌詞は「失恋。悲しみに耽(ふけ)るぼく。それでも君を想い続けるよ。」的な歌詞が多く若干ゲンナリしました。。
川谷絵音は嫌いだ。
デジタルモグラをKANA-BOONと
Mステで対バンしてるの見て
耳に残るイントロ、特徴的な声、
一瞬でその世界感に引きずり込まれ
1年後ぐらいにindigo la end を聴いた時に
ゲスと対照的な、繊細で切ない歌詞
心情の描き方好きすぎた。
ずっと虜。才能が過ぎる。好き。@indigolaEnd— TERU∞ (@teru_calif) 2019年4月12日
RANCID(ランシド)
パンクバンド界の大御所、90年代に一世を風靡したバンドですが、その時代のパンクは「グリーン・デイ」しか聞いておらず、1曲も知らない状態。
ただ、デビュー前の逸話はなぜか知っているんですよね。
- 曰く、エピック・レコードが、契約を結ぶにあたり、700万ドルという破格の契約金を用意した。
- 曰く、マドンナのレーベル「マーヴェリック・レコード」が彼らを獲得するために、マドンナのヌード写真を送った。
なので、見たいと思った理由の大半は「過去の話題性」(と友達の付き添い)。
あと、そんだけ熾烈(しれつ)な争奪戦が繰り広げられたのであれば、曲も相当いいんだろうなーと。
感想
ベースがやたらカッコよかったのと、ボーカルのしゃがれた声が曲にとてもマッチしていたのが印象的でした。
しゃがれた声好きなんですよねー。ミッシェル(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)世代なので。
あと、見た目や格好が”かなり”厳ついので、めっちゃハードコアな音楽なんかな…と身構えたら曲調はめっちゃメロディアスでした。(つまり聴きやすい。)
ただ、セトリが疾走感のある曲ばかりで構成されていたため、後半になるにつれ、だんだん飽きてきた…というのが正直なところ。
1曲でも、テンポが遅めの曲があれば、印象もまた変わったのかな…と。
こんなにかっこいいおじさん達がいるのかと思ったRANCID。海外のパンクを叩きつけた。まだまだ現役だと感じたし、かっこいいだけかと思えばお茶目な1面もあり、これが世界のギャップ萌えかと1人で納得。サマソニの20年にはかかせないジャンルなだけに貫禄のステージだった、#サマソニ
— ふじりん (@fujirin0507) 2019年8月17日
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RADWIMPS(ラッドウィンプス)
サマソニに来た理由の一つ。
前日・当日、野田洋次郎の下記ツイートを見て、「終わった…」と「悲壮感」にさいなまれていましたが、無事出演。(マジで安堵した…)
そしてワシら大阪サマソニ行けない気配出てきたな。。新幹線全線運休。
誰かラッドのコピーバンド待機しててくれないだろうか。— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2019年8月14日
サマソニ大阪。
設営が間に合わずあえなくキャンセルとなるアーティストが多いとのこと。現場のスタッフの皆さんも本当にご苦労様です。
僕らはどうなるかまだ聞いていませんが演奏できると信じて会場入ります!!
みんなに会えますように。— Yojiro Noda (@YojiNoda1) 2019(e)ko abuztuaren 16(a)
RAD歴としては、初期〜「アルトコロニーの定理」位までは、熱心に聞いていましたが、それ以降はあまり聞かなくなり、「君の名は。」を見て、最近また聞き始めたって感じですね。
聞きたかった曲は、以下の通り。
いわゆるTHE・ミクスチャーロック!!! 的な曲ばかり。
この中から1曲でも演ってくれたら恩の字と思ってましたが、なんと2曲も演奏してくれました。嬉しい。
感想
RADに求めているのは、ファンキーなグルーブとラップを織り交ぜたミクスチャーサウンド。
その条件にバッチリはまった曲である「ギミギミック」と「おしゃかしゃま」を演ってくれて、めちゃくちゃテンションが上がりました。
他の曲は、ミクスチャー….なんだけどアグレッシヴさを抑えた、いわゆる”メロディー”が際立つ曲が多かったです。…となると歌声が引き立つわけで。CDと何ら遜色が無い凄まじい歌唱力にそれはもう圧倒されました。
締めは、「天気の子」の主題歌「愛にできることはまだあるかい」だろうなーと思ってたら、まさかの「いいんですか?」。
いや、いいんだけどッ!…どちらかというと「愛にできることはまだあるかい」の方を聴きたかった…(先日、映画を見たばかりなので)
RADWIMPS 初めて観たけど素晴らしかった。ダブルドラムで表情多彩なサウンドがとても面白い。でも何より「歌」が立っていて、立ち止まって考えさせるような詩が切り込んで来る。大したものだなぁ。感動しました…。 #サマソニ
— 岩下 和了 (@shinshoga) 2019(e)ko abuztuaren 17(a)
Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
人生で一番ハマったのは?と聞かれたら迷わず「レッチリ」と答えます。
これは音楽だけに留まりません。あらゆるジャンル(服や漫画など)を加味した上での回答です。
一時期、CDやライブDVDはもちろんのこと、彼らが掲載された書籍、海外のブートレグ版まで収集してた時期があります。
ただ、それも”ジョン・フルシアンテ“が抜けるまで。いわゆる名実ともに「世界最強」だった時ですね。(今でも言われてるのかな??)
じゃあ、今は聞いていないのか…?と言われると、そんなことはなく、新譜は必ずチェックします。…がもはや”付き合い”で聞いています。
「Californication」が出た当時は、ゴリゴリのファクネスから、哀愁漂うメロディアスな曲調へ移行し、その”枯れた味わい”が世間から賞賛をもって受け入れられた訳ですけども、今は本当に落ち着いてしまって、往年のファンからするとちょっと物足りなさを感じたり。(あと、単純に一聴して虜になる曲が近年ない。)
…とまぁ、めっちゃ上から目線ですいません。といった感じなんですが、ライブ自体はとても楽しみにしていました。昔の曲をゴリゴリやってくれるので。
感想
セットリストは以下の通り
- Can’t Stop
- The Zephyr Song
- Dark Necessities
- Snow (Hey Oh)
- I wanna be your dog(カバー)
- Right On Time
- Californication
- Suck My Kiss
- Soul To Squeeze
- By the Way
- Give It Away(アンコール)
Can’t Stop、By the Way、Give It AwayやCalifornicationなどの定番曲を演ることは、ハナから分かりきっていたので、その他の曲を楽しみにしていました。
個人的に、嬉しかったのは「Right On Time」。ディスコミュージックにラップを組み合わせた疾走感溢れるナンバーですね。当然テンションはガン上がり。ジョシュのハモりもいい感じでした。(声質はジョンと似てますね。全然違和感無い。)
あとこの曲、昔はイントロがクラッシュの”London Calling”でしたが、今は、ストゥージズの”I wanna be your dog”ってところに、時代の流れを感じました。
他の曲は、ぶっちゃけ不満です。現地にいた時も物足りなさを感じましたが、後日”東京”のセットリストを見た時は、そのあまりの充実ぶりに余計そう感じてしまいました。
↓だってコレやで。
- Can’t Stop
- Scar Tissue
- Dark Necessities
- Otherside
- Hey
- Dani California
- I Like Dirt
- Go Robot
- Californication
- Around The World
- Under The Bridge
- By the Way
- Dreams Of A Samurai(アンコール)
- Give It Away(アンコール)
レッチリファンなら、「大阪めっちゃかわいそう…」と思うはず。特に「Around The World」は羨ましすぎて、2〜3日は引きずりました…
とまぁ、消化不良感は否めないですが、前日の台風で開催自体が危ぶまれていたので、「レッチリを見れた!」というだけで、満足です。
ライジングサンロックフェスティバルの悲劇、ナンバーガールを見れなかった無念さに比べれば、「何おまえ贅沢言ってんねん!」って感じですね。
知り合いの知り合いで向井秀徳が好きでナンバーガールを見るために赴任地のアメリカからわざわざこのために一時帰国して、新千歳についた瞬間に中止を知った人がいると聞いて自分なんて大したことないなと思いました
— 竹中玲央奈 / Reona Takenaka (@reona32) 2019(e)ko abuztuaren 15(a)
サマソニヘッドライナーは世界最強ということを証明したRed Hot Chili Peppers。リズム隊はバキバキに仕上がっているし、披露する曲全てにシンガロングが起こる。世界最強のロックバンドの実力は確か。やっぱりレッチリが全て持っていった、熱意あるオファーに応えるような熱いステージ、#サマソニ
— ふじりん (@fujirin0507) 2019(e)ko abuztuaren 17(a)
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8月18日(日)|サマーソニック2019 in 大阪・舞洲SONIC PARK
BiSH(ビッシュ)
アイナ・ジ・エンド目当てで鑑賞。
BiSHの曲は、「透明のままでゆけ。」しか知りません。そのイメージで聞きに行ったら”いい意味で”期待を裏切られて、なんしか最高でした。
感想
ファッション・音楽性ともに明確にパンク。ただ、パンクだけど、アイドルらしい振り付けもあったりして、そのギャップが良かったです。
メンバーの中では、アイナ・ジ・エンドが別格。歌唱力、表現力ともに。まぁ、贔屓目(ひいきめ)もあるかもしれないけど…
それにしても、坂道グループが躍進すると、必ずと言っていいほどカウンターカルチャー的存在が登場しますね。昔はその役割を”ももクロ”が担っていましたが、今は彼女たちになるのかな??
ライブはとても楽しかったです。また観に行きたい。(アイドル熱が再燃しそう)
会場に着いてから、1番最初に観たのはbish。最近良くテレビでも見かけるし、せっかくだからぐらいの気持ちで観に行ったけど、サマソニ終わってから、しっかり聴き直してる。パンクには詳しくないけど、聴いててカッコいいし、ここから洋楽を好きになる人も出てきたらいいのに。
— オックン (@okuzonn) 2019(e)ko abuztuaren 19(a)
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ENDRECHERI(エンドリケリー)
KinKi Kids「堂本剛」のソロプロジェクト。去年のサマソニで見れなかったので雪辱を果たしに。
ぼくは男なので、基本的には男性アイドルに興味がありませんが、SMAP、KinKi Kids、TOKIO、V6は別。自分の青春時代を彩ってくれたグループなので。(当時はそんな思いで見てなかったけど)。
剛君に関しては、10代〜20代前半にかけては、過呼吸やパニック障害を患った関係上、とても辛く自殺も考えたと仰っていて、昔のドラマ(金田一とか)や番組の映像を見るたびに、胸が締め付けられます。
感想
ジェームスブラウンばりのファンク。商業音楽の真逆。完全に自分の気持ちいい音を追求してるなーという感じ。
「街」や「ソメイヨシノ」など、聴かせる曲を期待して見に行ったので、めちゃくちゃ度肝を抜かされました。
堂本剛という「個」を引き立たせた構成ではなく、声も楽器の一部、息の合ったアンサンブル・グルーブ感などバンド全体で聴かせるスタイル。
アイドルというドメジャー、いわゆる大衆向きの活動をやってるから、その反動としてアートに近い音楽をやってるのか、元々の素質なのかはわからないけど、演ってる当人はめちゃくちゃ気持ちいいだろうな〜と思って見てました。
この活動一本ではとても成り立たないだろうけど、本業があるから活きる音楽ですね。完全に自由。羨ましい。
サマソニの楽しみって生で聴けることは勿論だけど、私はつよしさん、ENDRECHERIの音楽がたくさんの音楽ファンに届く瞬間、その熱を感じれることも何より楽しみかも。昨年を経て更に思う。ステージと客席の呼応で高まるグルーブ最高だし。あの音楽聴いたらこちらの熱あがるの間違いないやん。
— やかつん▹▸.・゚ (@akr24_tututu) 2019(e)ko abuztuaren 15(a)
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YUKI(ユキ)
めちゃくちゃ楽しみにしていました。なにせ”ジュディマリ世代“なので。
ジュディマリ解散後もソロアーティストとして大活躍。20年以上、ずーっと売れ続けているのは”ほんと”凄まじい。それに加え、「商業」と「アート的な要素」を絶妙なバランスで共存させている点も凄い。まさに稀有な存在ですね。
世の中はもちろん、音楽業界も男性社会。長く売れ続ける女性アーティストは少ない。そんな中、バンド解散後ソロとして最も成功しトップに立ち続ける女性アーティストYUKIが、45歳で初めてフジロックのステージに立ったこと。それもYUKI憧れのbjorkと同じステージに。#fujirock
— おいしくって強くなる (@oishikutte) 2017(e)ko uztailaren 30(a)
感想
剛君(ENDRECHERI)とはある意味真逆。THE・J-POP。つまりメロディー重視、キャッチーな楽曲で構成。
聞きたかった曲は、「ふがいないや」、「JOY」、「長い夢」、「ドラマチック」。
つまり、蔦谷(つたや)さんが 制作した楽曲群です。
「ふがいないや」は、バンドサウンド、「JOY・長い夢」は、打ち込み、「ドラマチック」はストリングスと、スタイルこそ違えど、共通するのは、アップテンポ、かつ、一聴して耳に残る”キラーチューン”であること。
これらの楽曲を演ってくれたら”さぞかし”楽しいだろうな〜と思ってたら、「ふがいないや」と「JOY」を演ってくれました。嬉しい。
そして、なんといっても「可愛らしい声」と「キュートなお姿」。未だ健在。「尊いッ!!!」と思いながら見てました。
YUKIの歌も最高だったんだけどね、サマソニのマリン&オーシャンで魅せるにはやっぱりサポートバンドの大きな力が必要不可欠だと思うの。今回のメンバーは本当にマリン&オーシャンに立つにふさわしいすばらしい演奏だった。YUKIのバックバンドがこのメンバーで本当に嬉しかったです。ありがとう。
— YUKInco*R⛄️ (@joy_world_prism) 2019(e)ko abuztuaren 22(a)
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The 1975(ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ)
同時間帯の「MGMT」と”どちらを見るか”で最後まで迷いましたが、最終的には「The 1975」をチョイス。
理由は、同僚が「The 1975」のライブを見るために遥々”スペイン”まで行ったり、担当の美容師さんに”このバンドがいかに凄いか” 魅力を熱く語られたりと、事前の後押しが凄かったから。
最終的な決め手は、渋谷陽一の”ブログ“内に書かれていた「(The 1975は)シーンの最前線で戦って、勝っている」という一文。
「あっ、なるほど、今の音楽シーンの頂点は彼らなんだ!」ということで俄然(がぜん)興味が湧き、鑑賞することに。
感想
結論から言うと”ベストアクト“。
今の音楽の流行りである「シティ・ポップ」の究極系を見た感じ。
曲・演出ともに最高。圧倒的な歌唱力とライブパフォーマンス。まさに「THE・エンターテイメント」なステージでした。
特に印象に残っているのが、ボーカルの立ち居振る舞い。
曲終わりにタバコを吸ったり、ある曲ではリュックを持ち込んで背負いながら歌ったりと、とにかく自由。
ただ、それが”ロックスター然”といった感じでめっちゃ格好よかったんですよね〜。
おそらく今がキャリアの全盛期、脂が乗りに乗っているこの時期に見れてほんと幸せでした。
The 1975のライブ、まるで神々の祝福の様に美しいステージングだった。徹頭徹尾にスウィート&クール、過剰な位にビューティー&スタイリッシュなサウンドと演出に夢見心地。Matthew Healyは歌声は勿論、一挙一動の所作や表情が扇情的でカリスマティック。単独でも観たい。#サマソニ #The1975 pic.twitter.com/YJ5WPzOpiu
— tkhr_gother (@ville0096) 2019(e)ko abuztuaren 16(a)
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そんな感じで。終わりッ!!