ゴールデンウィークに、前々から行きたかった呉へ。
↓きっかけは、この記事。
記事に出てくる美味しそうなご飯・フォトジェニックな景色、そして何より”のん”さんの可愛さにやられ、速攻でブックマークに登録。
何度も見返しては「呉」への想いを募らせていました。
そして!ようやく!今年のゴールデンウィークに念願の呉へ。
他に用事があったので、あまり長居はできませんでしたが、上述の記事を参考にどういった行程で回るかを綿密に計画し、さらには、その土地への没入感を高める為、「呉」を舞台にした作品を鑑賞しました。
具体的には、”のん”さんの写真集「のん、呉へ。2泊3日の旅」を購入し、読了。
そして、旅行の前日には、呉を舞台にした映画「この世界の片隅に」も鑑賞。
「呉へ行きたい!」という気持ちを最大限に高めた状態で、呉観光。
結果、満足感と幸福感に満たされた旅行になりました。
ということで振り返り。
目次
10時12分:呉駅へ到着
朝ごはんを食べる為、この旅一番の目的といっても過言ではない「森田食堂」へ。
10時20分:女優”のん”が人生で一番美味しいご飯と評した”森田食堂”へ
呉駅からは50mと激近。ようやくご飯にありつけると思っていましたが…
臨 時 休 業
マジかよ…到着して10分でもう計画が狂うのかよ…
美味しいご飯だけではなく、”のん”さんのサインや写真集のオフショットも展示されているみたいなので、ここは何が何でも行きたかった…残念無念。
気を取り直し、食べログで評価が高い店を検索。そして出てきたのが「麺処 いつか」。
11時00分:呉市で一番食べログの評価が高いラーメン屋「麺処 いつか」にて昼食
呉駅からは徒歩10分と少々歩きます。
中心部から少し離れているにも関わらず、呉市の総合ランキング2位(ラーメンでは1位)と高評価を叩き出しているお店。
開店前に到着しましたが、すでにお客さんが並んでいました。
注文したのは鰹鶏そば(700円)。
とにかくスープが絶品。
鶏と野菜から抽出した濃厚なスープに醤油ダレ・鰹(かつお)・香味油で旨味を重ねている為、「濃厚な香り」と「コクの深い味わい」が楽しめます。
麺は自家製のストレート中細麺。コレがスープと絡んで、まぁー美味い。
一番人気のラーメン屋さんは伊達じゃない。期待を上回る味でした。ココはもう一回行きたいなー。
お腹も満たされたので、呉駅前にあるバスターミナルに行き、最初の目的地である「アレイからすこじま」へ。
ブルル…
ルート | 呉駅前 ~ 潜水隊前 |
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料金 | 220円 |
所要時間 | 約13分 |
11時45分:日本国内で唯一、潜水艦を間近で鑑賞できる公園「アレイからすこじま」へ到着
ここの見所はなんといっても潜水艦や護衛艦。中でも潜水艦を間近で見れるのは、全国でもココだけ。
…といっても、間近で見れるのは、日曜日のみとなります。しかも事前予約が必須。
なので、基本的には公園から遠巻きに見ることしかできません。
ちょっと残念でしたが、多数の護衛艦が並んでいる姿は圧巻です。
無骨な美しさ…という言葉があるのかは分かりませんが、戦うことに特化した雄々しい姿には、惹かれるものがありますねー。
普段見ることのできない光景なので、テンション高めで写真撮影に興じてました。
そして、もう一つの見所が「旧魚雷積載用クレーン」。
まぁ、これはアニメ”艦これ”を見てなければ全くそそられないかと思いますが 笑
実は、コレ、れっきとした聖地巡礼スポットなんですよねー。
“艦これ”ファンにはたまらない筈。コレがあるということは、当然”桟橋”もあります…
…がッ!!
桟橋は軍基地の敷地内の為、許可を得ないと当然入ることはできません。
ちなみにこのクレーン、昔は魚雷の揚げ下しなどで実際に利用していたとのこと。今はその役目を終えモニュメントとして設置されています。
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道路を挟んだ向かい側には、赤レンガで作られた倉庫がズラーっと並んでいます。
レトロ感満載でオシャンティ!!…と言いたいところですが、目の前が道路で車が”びゅんびゅん”走っているので、引きで見ると昭和レトロな雰囲気は皆無です。
アレイからすこじま:MAP(地図)
トータルで1時間程滞在した後、バスで「入船山記念館」へ。
ブルル…
ルート | 潜水隊前 ~ 眼鏡橋 |
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料金 | 220円 |
所要時間 | 約8分 |
13時15分:国の重要文化財であり坂の上の雲のロケ地にも選ばれた「入船山記念館」へ到着
入船山記念館は、「美術館通り」を登った先にあります。
ちなみに”この通り”は「日本の道百選」にも選ばれており、見所満載。
遊歩道には彫刻作品が何点も展示されており、芸術性に富んだつくりになっています。
“通り”の長さは全長約200m。コレはあの”戦艦大和”とほぼ同じ長さだそう。
ちなみに呉は、かつて「東洋一の軍港」と謳われ、戦艦大和が建造された場所としても有名です。
ここだけではなく、市内のあちこちに戦艦大和のデザインマンホールが設置されており、蓋に描かれている絵も各々違います。
こだわりっぷりが半端ないので、呉に行った際はぜひ足元にも注意を払ってみてください。
また、美術館通りにあるカフェ「Cafe The Bricks」には、”この世界の片隅に”の監督「片渕須直 氏」のサインが展示されています。
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坂道を登りきった先に今回の目的地である「入船山記念館」が。
目印は「時計台」。
“のん”さんの写真集にも掲載されたこの時計。なんと、日本で最初の電子時計とのこと。
呉市立美術館乃(その2)&入舟山記念館の時計台。#のん、呉へ。2泊3日の旅。#この世界の片隅に すずがいた場所
広島呉(57) pic.twitter.com/kbe9NmiH5F— 桜 (@SakuraAtMetro) 2016年12月29日
製造時期は「大正時代」。元々は軍需工場の屋上にあった時計台だったそうですが、今から約50年ほど前にこちらの場所に移設したとのこと。歴史的なエピソードが凄い。
ここでバシャバシャ写真を撮っていると…
ということで、ガイドさん付きで敷地内へ。(入場料(250円)が必要です。)
以下、印象に残ったことを抜粋。
…とまぁこの様に、説明がなければ、知り得ない情報を色々教えていただきました。
背景や歴史を知ることで同じ景色でも全然違って見えるので、行かれた際は、ガイドさんに説明してもらうことをおすすめします。
入船山記念館:概要
営業時間 | 9:00 – 17:00 (入館は16:30まで) | ||||||||||||
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料金 |
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定休日 | 毎週火曜日 (ただし祝日・休日の場合は、その翌日)、年末年始(12月29日〜1月3日) | ||||||||||||
電話番号 | 0823-21-1037 | ||||||||||||
所在地 | 広島県呉市幸町4−6 | ||||||||||||
HP | 入船山記念館HP |
入船山記念館:MAP(地図)
小腹が空いたので、名物スイーツを味わいに”れんがどおり商店街”へ。
15時30分:呉の名物スイーツ”フライケーキ”を食しに「福住フライケーキ店」に到着
ゴールデンウィークということもあり、大行列。確か20人〜30人位 並んでた様な…
諦めようかとも思いましたが「揚げ物”なんで回転率は良いはず。」と自分に言い聞かせ、並ぶことに。
そしたら思った通り、どんどん列がはけていき、あっという間に自分の番に。
その場で食べる用に2個、持ち帰り用に2個と計4個を注文。ちなみにお値段は1個80円と激安。
油がもれない様、竹皮&包装紙&新聞紙で3重に包んであります。
早速、食す。
外はカリッカリ。そして中はクッソ熱い 笑 ハフハフしながら食べること必死です。
その熱さを乗り越えると、”こしあん”のほのかな甘みが口の中に広がります。
あと、包装紙のみならず新聞紙にまでべったり油がついてたので、胸焼けする位くどいのかなーと思ってたら全然そんなことない。揚げ物なのにすごくあっさりしてます。
ちなみに冷えた状態でも食べましたが、”できたて”の方が断然美味しいです。(当たり前か…)
購入時に箸とかおしぼりはついてこないので、口や手が油まみれになりますが、そんなん気にせずにかぶりつきましょう。
続いては、徒歩で呉定番の観光地へ。
16時50分:呉市の人気観光スポットである「てつのくじら館・大和ミュージアム」へ到着
呉といえば、”ココ”。
巨大な潜水艦がどーんと鎮座している光景は、インパクト抜群!
ちなみにこの潜水艦は”レプリカ”ではなく、2004年まで実際に使われていた潜水艦です。
潜水艦の内部は史料館となっており、潜航中の生活を疑似体験できたり、普段目にすることのない計器類が見れたりなど、貴重な体験ができます。
入館料が無料な上、気軽に立ち寄ることができるので、時間がある方は是非。
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続いては、”大和ミュージアム”の裏側にある「大和波止場」。
海に面していてめちゃくちゃ開放的。歩き疲れたので、椅子に座ってのんびりしてました。
ちなみにこの波止場、戦艦大和の甲板をイメージしてつくられています。
歩いてみることで、戦艦大和の大きさを実感できる筈!
てつのくじら館:概要
開館時間 | 9:00~17:00 [最終入館16:30] |
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休館日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) 12月29日~1月3日 |
入館料 | 無料 |
住所 | 広島県呉市宝町5番32号 |
参考サイト | 海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館) |
てつのくじら館:MAP(地図)
お腹が空いたので、呉名物を味わいにふたたび”れんがどおり商店街”へ。
17時30分:カレー専門店「カレーのマスター」にて呉名物”海自カレー”を食す。
呉といえば「海自カレー」。
海上自衛隊が普段食べているカレーを、市内複数の飲食店で食べることができます。
各店舗とも海上自衛隊から直接レシピを提供されている為、再現度は高く、しかも最終的な味のジャッジは司令・艦長が直接下すというこだわりっぷり。
ちなみに艦艇・部署ごとでカレーのレシピが違う為、呉海自カレーの種類はめっちゃ豊富です。(全29種類)
矢野帆夏さん達が食べていた呉海自カレー。
29種類、29箇所にあります。
シールを集めると様々なグッズが貰えるキャンペーンが年度毎に行われています。
呉の街並み、景色を楽しみながら周ってみてはいかがですか?
イベントのついでにでも!#呉市 #STU48 #矢野帆夏 #岩田陽菜 #福田朱里 pic.twitter.com/kniDKaxkxz— すずね (@szn_leges) 2018年9月17日
ぼくが今回選んだ店は「カレーのマスター」。
なぜこの店を選んだかというと、カレー専門店だから 笑
呉海自カレーを提供している店は、必ずしもカレー屋さんという訳では無いんですよね。
お好み焼き屋・喫茶店など、色んなお店が「海自カレー」を提供しています。
でも、どうせなら専門のお店で食べたい!!ってことでカレー屋さんをチョイスしました。
少し迷ったのち、コラボカレーをチョイス。
左側の「カレーのマスター」のカレーは複数のスパイスがブレンドされていてちょっとクセがあり、右の「海自カレー」はTHE・日本のカレーといった感じ。
ピンクのご飯は「五穀米」ですね。これは海自カレー用。
白米に比べ栄養価が高く、太りにくい米を使っているのは、艦内で長期間生活しなければならない乗組員の栄養に配慮して…ということかな??
どちらのカレーも美味しかったです。大・満・足。
ここから、徒歩で最後の観光地である「三ッ蔵」へ。
18時15分:”この世界の片隅に”ファンの巡礼地である”三ッ蔵”へ到着
映画のまんま。
「この世界の片隅に」の時代設定は”戦前”と今から70年以上前の話なので、映画にでてくる建物で現存しているのは少ないんですよね。
それがまんま残ってるもんだから、そりゃーもうめちゃくちゃ感動しました。
既出だと思うけど、#あまや座 で再確認。
すずさんが闇市に行く時通った三ツ蔵の前。
帰る時は軽やかに駆け上がって行く。独りぼっちだったけど、リンさんという友達が出来て嬉しかったんだ。
気持ちが身体の動きに表れている。
#細かすぎて伝わらないこの世界の片隅にの好きなシーン pic.twitter.com/7m3VPdq1gI— 竜崎 竜太 (@hiropon1955) 2017年11月5日
先に来ていた親子と写真を撮り合いしたのも良い思い出。今や呉を代表する観光地ですね。映画の効果凄い。
行きたいところ全て回ったので、これにて観光は終了。
まとめ
今回、回った観光地は以下の通り。
- アレイからすこじま
- 入船山記念館
- てつのくじら館
- 三ッ蔵
個人的にはすごく楽しめました。
がッ!!!
アニメという”バックボーン”があるから楽しめたんだろうな〜という印象ですね。
正直何の知識・思い入れが無い状態で楽しむにはハードルが高い観光地かと思います。
何せ…目玉は「戦艦」や「旧軍施設」など、戦争にまつわるものばかり。
なので、もし行くのであれば、事前に「呉」を舞台にした作品を見ていくのがおすすめ。
それだけで、見え方が全然違います。
そんな感じで。終わりッ!!