行くぜ、東北 | 十和田市現代美術館。街に溶け込む草間彌生・奈良美智ワールド! – Day3

夜露死苦ガール2012-2

東北旅行3日目。

この日は「青森 → 十和田 → 青森 → 仙台」とせわしなく移動した1日でした。

 

バタバタと移動していたものの、訪れた観光地は「十和田市現代美術館」のみ。

 

目的は、ロン・ミュエク作の「スタンディング・ウーマン」の鑑賞。

↑この作品を見る為に、十和田市まで行きましたが、なかなか大変でした。

 

なにせこの日は青森を離れる日。

17時20分「青森駅前発/仙台着」のバスに乗らなくてはいけない為、その時間に間に合う様にスケジュールを組む必要がありました。

 

「青森駅」から公共交通機関を利用して、「十和田市現代美術館」に行くルートは2択です。

  • バス
  • 電車 + バス

bus

バスの場合、「十和田市中央」バス停で下車。そこから徒歩5分程で美術館に到着します。

 

train

電車の場合、「七戸十和田駅」で降り、バスに乗り換え「十和田市現代美術館前」で降車。

 

「バス」の方が、乗り換えの手間が無い為、

行きも帰りともに「バス」を利用したかったのですが、

「十和田市中央 → 青森駅」は、昼間の便がごっそり抜けてるんですよね・・・

十和田市美術館-青森

 

…ん?

十和田市美術館-青森2

 

ぼく

おい!なんで6時間以上の開きがあるんだよ!!

17時20分「青森駅前発」のバスに乗る為、帰りは「電車」を使わざるを得ませんでした・・・

ぼく

面倒くさかった…面倒くさかったぞーーー!!!』

 

それではいってみましょー!

 

青森駅〜十和田市現代美術館

まず起きてからしたこと「休館していないかの確認」

ぼく

2日前_痛い目にあったからね。

 

スマホで検索

ぼく

十和田市現代美術館で検索っと・・・ 

 

十和田市現代美術館HP

 

…ん?

十和田市現代美術館HP2

ぼく

おぉ、トップページに当日の営業状況が書いてるやん!!

ぼく

青森県立美術館とは大違いやな・・・

 

無事開館していた為、バスに乗り「青森駅」から「十和田市現代美術館」を目指す。

青森-十和田市美術館

ルート 青森駅(08:46発) → 十和田市中央(10:23着)
所要時間 1時間37分
料金 1,880円(片道)
時刻表 十和田観光電鉄

 

乗り場は10番乗り場。

青森駅前バス乗り場

画像はここから拝借。

 

「十和田市中央」乗り場までは、1時間37分と結構な距離。

  busBRRRR…

「十和田市中央」バス停に到着し、そこから徒歩で「十和田市現代美術館」へ。 

ぼく

5分位で着くよ。

テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。

十和田市美術館案内看板

道中、このような案内板がある為、迷わず美術館までいけます。

テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。

んっ!?

ファットハウスファットカー

「ファット・ハウス」エルヴィン・ヴルム 作

ぼく

おぉ、ピクサーっぽい作品が!

ぼく

街自体にアート作品が開放されてるのか・・・

 

д ̄) チラッ

十和田市アート作品

 

——— 🔎  ZOOM! ———

アート広場

ある。日本人なら誰もが知ってるアート作品が!!

 

アート広場

愛はとこしえ十和田でうたう

「愛はとこしえ十和田でうたう」草間彌生 作

 

遠目からでも分かる草間節。

草間さんの作品は「直島」「松本」に続き、3ヵ所目。

全国各地に作品が散らばってるのが凄い。

 

それにしても、草間さんってどのタイミング・きっかけ(作品)で売れたんですかね??

音楽とかなら「CD売上・ダウンロード数」など分かり易い指標がありますが、

現代アートの指標って何でしょう?そして誰が評価するのか?

ぼく

音楽見たく一般の人では無いですよね?

 

草間さんに関しては、気づいたら売れてたってイメージが強いんですよね。ただ、間違いなく転換期はある筈で・・・

ぼく

気になる。

いかにして今の地位を築いたのかが興味あります。

ググったら出てくるのかな??

 

ぼく

次は「霧島アートの森」で草間さんの作品を見たいです。

 

あっ、ちなみに各モニュメントにはそれぞれ名前がついてます。

  • カボチャ:十和田で発見された私の黄色カボチャ
  • 犬:リンリン
  • 女の子:十和田のハナコちゃん
  • キノコ:太陽のキノコ

その他、2種類の犬・キノコが置かれてます。また、カボチャの中は入れます。

 

ゴースト/アンノウン・マス

左:「ゴースト」インゲス・イデー 作  /  右:「トイレ」西沢立衛 作。

 

——— 🔎  ZOOM! ———

アンノウン・マス

「アンノウン・マス」インゲス・イデー 作

 

アート広場の作品の中でも、一際目立つ「ゴースト」。 

ぼく

全長8m!

「十和田のハナコちゃん」と対をなす広場のアイドルです。

 

「トイレ」は、作品であるにも関わらず、用を足すことが可能。

そこで「アンノウン・マス」の正体が!

ガッツリ覗いてる・・・(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォ

ぼく

こっち見んな。

 

ちなみに男子トイレ限定です。

 

ぼく

なんか気まずいな・・・


アート広場は地元の方達の憩いの場にもなっており、

子供達がアート作品を遊具代わりにして遊んでいたのが印象的でした。

ぼく

なんて贅沢な!!

 

尚、毎年12月初旬〜末にかけて「アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション」というイベントが実施され、

その際、広場は30万球のLEDで埋め尽くされます。

ぼく

超幻想的。

 

そして、アート広場の道路を隔てた向かいが「十和田市現代美術館」です。

 

だが、あえて先に進んで見た。

十和田市現代美術館位置関係

テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。

ぼく

ん!?なんじゃこりゃ!!

ヒプノティック・チャンバー

「ヒプノティック・チャンバー」R&Sie(n) 作

 

ぼく

この中にも入れるよ!

ぼく

てか、レベルEの「クライブ」じゃん。

クライブ

出典:レベルE 著者:冨樫義博

…ピタッ

ぼく

んーこの先はもう何も無さそうだな・・・

ぼく

向かい側が美術館だからここで渡っとくか。

 

十和田市現代美術館位置関係2

テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。

十和田市アート作品2

なんだお前。

 

 

十和田市現代美術館

美術館前にもアート広場に負けず劣らず、数々のモニュメントが。

アッタ

「アッタ」椿昇 作

「ハキリアリ」の巨大版。普段昆虫の造形って気にも留めないけど、改めて見ると凄いですよね。

このサイズに進化したら、人間なんて簡単に駆逐されそう・・・ 

ぼく

バキにでてくる巨大カマキリっぽい・・・

バキ_巨大カマキリ

出典:範馬刃牙 著者:板垣恵介

フラワーホース

「フラワーホース」チェ・ジョンファ 作

その名の通り花をまとった馬。建物は「白」で統一されている為、対比でより鮮やかに見えます。

 

そして奥にある建物の壁面に描かれているのは・・・

夜露死苦ガール2012

左:「夜露死苦ガール2012」奈良美智 作/ 右:「オクリア」ポール・モリソン 作

色が塗られていないのは「あえて」だそう。 

ぼく

見る人それぞれに自由に色を想像してもらいたいんだとさ。

 

それにしても奈良さんの描く女の子は可愛いなー。

ツンデレな感じがツボです。作品名も秀逸。

 

ちなみに、建物の中はショップとカフェ(アペ ロッサ(食べログ))になっています。

 

いよいよ美術館の中へ

ゾボップ

「ゾボップ」ジム・ランビー 作

受付の床も作品。色とりどりのビニールテープで床一面が覆われています。

ぼく

ポールスミス

尚、模様にも意味があり、俯瞰でこの作品を見ると、館内にある部屋の形状が浮き彫りになります。要は、間取り図ですね。

 

感想

まず思ったこと。

見る側の解釈に委ねすぎ。

 

「デッド・スノー・ワールド・システム」っていう作品があるんですよ。

その作品はオブジェではなく、部屋全体が作品。

部屋は、宇宙船を模した空間になっています。

その空間に、何故かヤギが横たわってるんですね。

 

当然、

—————- 心境—————-

ぼく

???

 って感じですよ。

—————————————–

 

なので、監視員に聞いてみた。 

ぼく

すいません。このヤギって何の意味があるんですか?

  

監視員

それは私たちにも分からないんです。

   

監視員

それで作者に聞いてみたんですが、答えは見た人それぞれの解釈に委ねるだそうです。

  

ぼく

はぁ・・・

 

ぼく

いや、分かんねぇよ。

  

 

見る人が見たら、感じるものがあるんでしょうけど、

専門家じゃない、いわゆる一般の人がこれを見て、感じるものがあるんでしょうか??はなはだ疑問。

個人的には、製作者の意図は、はっきりさせてほしいです。

 

ここからは、印象に残った作品だけをピックアップ。

スタンディング・ウーマン/ロン・ミュエク 作

一番良かったのは、やっぱりこの作品。

皮膚のたるみ、血管の作り込みなど、とにかくリアル。 

ぼく

マジで生きてるみたい・・・

  

結婚指輪もつけてたりして、作品には、直接描かれないバックグラウンドもしっかり想像させます。これはほんと素晴らしかった。 

ぼく

ロン・ミュエク展もう1回やってくれへんかな・・・

  

ちなみに写真では、柵が設けられておらず、直接作品に触れることができそうですが、実際は、きちんと仕切られており、一定の距離を保って鑑賞する必要があります。

メモリー・イン・ザ・ミラー/キム・チャンギョム 作

真っ暗な部屋。壁には、鏡や家具が取り付けられ、水槽も置かれてる。

鏡を通して、色々な人が登場し、入れ替わり立ち代り現れたり消えたり。

 

そして、人によって背景も変わる。

時には一人暮らしのOLの部屋だったり、居酒屋だったり。

 

切り変わりの合図は「人影」。

影が鏡に向かって歩いてきて、鏡を影が覆ったら鏡の世界が切り替わってる。

 

これは面白かった。

 

生活背景が違う色々な人が登場し、その度背景が切り替わるもんだから、次は誰が出てくるんやろう??って期待感もあるし、

これは多分意図してないと思うけど、一番最初に人影がスクリーンに登場して、歩き始めた時、皆一応に見てる場所からずれるんですよね 笑

 

「あっ、俺の影が写ってる!?」みたいな。

ぼく

ぼくもそうでした。

  

 

見てるうちに、「あぁ作品なんや・・・」って気づくんですけど、初見では分からない。

かと思えば、作品ではなく、ほんまに鑑賞者の影だったり。

虚実入り混じった展開が、毎度繰り広げられてちょっと面白かったです。

 

あと、テイストがホラーなんですよね。

貞子のおかんかよ!って思いながら見てました。

↑こんな雰囲気。

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その他、刺さるものは無かったかな。 やっぱり現代アートは苦手です。

館内ではなく、外のモニュメントの方が楽しかったかな。

ぼく

企画展があれば違ったかもしれない。

  

尚、常設展は1時間もあれば十分見れます。

 

十和田市現代美術館:施設概要

営業時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料 高校生以下は無料

  セット券1000円(特別展+常設展) 特別展 常設展
大人 1,000円 600円 510円
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始
電話番号 0176-20-1127
所在地 青森県十和田市西二番町10−9
HP 十和田市現代美術館

 

館内図

十和田市現代美術館内

画像をクリックすると拡大表示されます。(PC限定)

 

MAP(地図)

アクセス

東京・盛岡方面から(車) 東北自動車道→八戸自動車道→百石道路「下田百石IC」から国道45号線→国道102号線で約20km
青森市方面から(車) 青森市内→みちのく有料道路→国道4号線→十和田市内へ(青森駅から美術館まで約60km)
新幹線(最寄り駅は、八戸駅 or 七戸十和田駅)
  • 「八戸駅」から十和田観光電鉄バス 東口から乗車 約1時間14分 「官庁街通りバス停」 下車 徒歩5分
  • 「七戸十和田駅」から十和田観光電鉄バス 南口1番から乗車 約35分
飛行機 ①:「青森空港」から空港連絡バスにて 「青森駅」下車 ②: 「青森駅」バスプール10番から十和田観光電鉄バスにて 「官庁街通りバス停」下車
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十和田市現代美術館 〜 青森

帰りは電車を使って「青森駅」まで戻ります。

まずは「十和田市現代美術館前」のバスに乗り、最寄駅の「七戸十和田駅」へ。

十和田市現代美術館前のバス停

ルート 十和田市現代美術館前(12:24発) → 七戸十和田駅(13:00着)
所要時間 36分
料金 660円(片道)
時刻表 十和田観光電鉄

 

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

七戸十和田駅

13時「七戸十和田駅」に到着。

ぼく

次発は1時間30分後。

 

「七戸十和田駅」から「青森駅」に向かうには、新幹線と電車を利用します。


  • 新幹線(JR新幹線はやぶさ)
  • 「七戸十和田駅」 → 「 新青森駅」

  • 電車(JR奥羽本線)
  • 「新青森駅」 →  「青森駅」

七戸十和田-青森

ルート 七戸十和田駅(14:27) → 新青森(14:43着/14:58発) → 青森(15:05)
所要時間 38分
料金 3,060円(片道)
時刻表 七戸十和田 ⇒ 新青森 JR東北新幹線

JR新幹線はやぶさ

「七戸十和田駅」に、はやぶさが到着!

ぼく

うぉー!!めっちゃ流線型。

  

 

ダッΣΣ≡≡≡ー(ー・ω・)ー

15分で「新青森駅」に到着。

ぼく

行きの苦労はいったい・・・

  


「JR奥羽本線」に乗り換える為、改札へ向かう。その道中・・・

 

— ♫♪  ドンドン、ピーヒャララ ♬♩ —

ん!?

ぼく

なんだこの陽気な音は・・・

  

— ♫♪  ドンドン、ピーヒャララ ♬♩ —

ぼく

音に近づいていってる様な・・・

 

ようこそ、青森へ!

新青森駅歓迎1

新青森駅歓迎2新青森駅歓迎3

めっちゃ歓迎されてる・・・

ぼく

えっ、どゆこと!?

 

 

 

駅員に聞いてみた。

ぼく

ものすごい歓迎っぷりですけど、毎回このテンションで迎えてるんですか?

 

駅員

いえ、北海道新幹線開通を記念して、期間限定で行っております。

 

ぼく

へぇ〜。

 

駅員

ちなみに今日(9月30日)が最終日です。

 

ぼく

!!!

ぼく

ラッキー

 

りんご

りんごをもらいました。

 

思わぬ歓迎にテンションが上がりつつ、JR奥羽本線「新青森駅」のホームへ。

新青森駅新青森-青森

↓ 10分後・・・

青森駅

「青森駅」に到着。

青森  〜 仙台

時刻は、15時5分。仙台行きのバスの出発時刻は17時20分。

ぼく

2時間あるな・・・よし、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に行こう!

 

ねぶたの家 ワ・ラッセ

ねぶたの家 ワ・ラッセ

ねぶた祭の歴史資料館です。

 

宿泊先から青森駅に向かう途中、えらい奇抜な建物があるなーと思って、恐山に行く道中、調べてたんですよね。

ねぶたの家 ワ・ラッセ2r0018532

中に入ると、このように「ねぶた」が所々に飾られています。

 

ねぶたの家 ワ・ラッセ3

こちらは有料スペース。入場料は600円。

ぼく

奥に控えるねぶたのラスボス感よ。

  

尚、無料スペースで満足した為、有料スペースの展示物は2Fからちらっと見ただけです。

ぼく

サーセン。

  

その為、ほんの一部の「ねぶた」しか見てませんが、どれもつくり込みが素晴らしい。

ぼく

ねぶた師と呼ばれる専属の職人たちが半年以上かけて制作するそうな・・・

 

まさに職人芸。

 

ねぶた祭りは8月初旬なので、既に終わっていましたが、ぜひ一度行ってみたいですね。

祇園祭並みの混雑だろうけど・・・

その後、軽食を済まし、青森駅近辺を軽く散策。

バスの出発時刻になった為、いざ仙台へ。

ブルーシティ号

ルート 青森駅(8番のりば)(17:20発) →仙台駅前(22:10着) 
所要時間 4時間50分
料金 4,900円 〜 6,000円(片道)

行きと同じ、「ブルーシティ号」。

 

仙台に到着。すぐさま宿泊先へ。

ブルーシティ号2

到着した頃にはすっかり夜。移動疲れもあり、へとへとだったので速攻ホテルへ。

 

宿泊先は、「ナインアワーズ仙台」

ナインアワーズ仙台

オープン記念の特価で、なんと1泊「1,900円」でした。

 

国分町(繁華街)が近くにあり、超最高の立地!

ぼく

呑んで帰るには最適!

 

内装はモダンかつスタイリッシュ。

ぼく

流石!グッドデザイン賞を受賞したホテルだけある。

 

清潔感もあり、アメニティ類も充実(髭剃りが無かったのは予想外でしたが。)、WiFiも当然完備。

 

いやー最高!と思ってたんですが、布団に入ってしばらくすると・・・

グゴォぉぉぉオオおおお zzz

隣の人のいびきが凄かった。

ぼく

カプセルホテルの宿命とはいえキツい。

 

なので、カプセルホテルに泊まる際は耳栓を常備しましょう。

 

それ以外は最高でした。また利用したい。

 

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