東北旅行3日目。
この日は「青森 → 十和田 → 青森 → 仙台」とせわしなく移動した1日でした。
バタバタと移動していたものの、訪れた観光地は「十和田市現代美術館」のみ。
目的は、ロン・ミュエク作の「スタンディング・ウーマン」の鑑賞。
↑この作品を見る為に、十和田市まで行きましたが、なかなか大変でした。
なにせこの日は青森を離れる日。
17時20分「青森駅前発/仙台着」のバスに乗らなくてはいけない為、その時間に間に合う様にスケジュールを組む必要がありました。
「青森駅」から公共交通機関を利用して、「十和田市現代美術館」に行くルートは2択です。
- バス
- 電車 + バス
バスの場合、「十和田市中央」バス停で下車。そこから徒歩5分程で美術館に到着します。
電車の場合、「七戸十和田駅」で降り、バスに乗り換え「十和田市現代美術館前」で降車。
「バス」の方が、乗り換えの手間が無い為、
行きも帰りともに「バス」を利用したかったのですが、
「十和田市中央 → 青森駅」は、昼間の便がごっそり抜けてるんですよね・・・
…ん?
17時20分「青森駅前発」のバスに乗る為、帰りは「電車」を使わざるを得ませんでした・・・
それではいってみましょー!
目次
青森駅〜十和田市現代美術館
まず起きてからしたこと「休館していないかの確認」
…ん?
無事開館していた為、バスに乗り「青森駅」から「十和田市現代美術館」を目指す。
ルート | 青森駅(08:46発) → 十和田市中央(10:23着) |
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所要時間 | 1時間37分 |
料金 | 1,880円(片道) |
時刻表 | 十和田観光電鉄 |
乗り場は10番乗り場。
「十和田市中央」乗り場までは、1時間37分と結構な距離。
BRRRR…
「十和田市中央」バス停に到着し、そこから徒歩で「十和田市現代美術館」へ。
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テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。
道中、このような案内板がある為、迷わず美術館までいけます。
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テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。
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んっ!?
「ファット・ハウス」エルヴィン・ヴルム 作
д ̄) チラッ
——— 🔎 ZOOM! ———
ある。日本人なら誰もが知ってるアート作品が!!
アート広場
「愛はとこしえ十和田でうたう」草間彌生 作
遠目からでも分かる草間節。
全国各地に作品が散らばってるのが凄い。
それにしても、草間さんってどのタイミング・きっかけ(作品)で売れたんですかね??
音楽とかなら「CD売上・ダウンロード数」など分かり易い指標がありますが、
現代アートの指標って何でしょう?そして誰が評価するのか?
草間さんに関しては、気づいたら売れてたってイメージが強いんですよね。ただ、間違いなく転換期はある筈で・・・
いかにして今の地位を築いたのかが興味あります。
ググったら出てくるのかな??
あっ、ちなみに各モニュメントにはそれぞれ名前がついてます。
- カボチャ:十和田で発見された私の黄色カボチャ
- 犬:リンリン
- 女の子:十和田のハナコちゃん
- キノコ:太陽のキノコ
その他、2種類の犬・キノコが置かれてます。また、カボチャの中は入れます。
左:「ゴースト」インゲス・イデー 作 / 右:「トイレ」西沢立衛 作。
——— 🔎 ZOOM! ———
「アンノウン・マス」インゲス・イデー 作
アート広場の作品の中でも、一際目立つ「ゴースト」。
「十和田のハナコちゃん」と対をなす広場のアイドルです。
「トイレ」は、作品であるにも関わらず、用を足すことが可能。
そこで「アンノウン・マス」の正体が!
ガッツリ覗いてる・・・(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォ
ちなみに男子トイレ限定です。
アート広場は地元の方達の憩いの場にもなっており、
子供達がアート作品を遊具代わりにして遊んでいたのが印象的でした。
尚、毎年12月初旬〜末にかけて「アーツ・トワダ ウィンターイルミネーション」というイベントが実施され、
その際、広場は30万球のLEDで埋め尽くされます。
【十和田奥入瀬プロジェクト #ArtsTowada】たくさんのご応募お待ちしています。
投稿例:#ArtsTowada タイトル:ゴーストの光のさんぽ道
コメント:冬のイルミネーションにて。作品がお散歩しているようでした。 pic.twitter.com/09WKwgm8Yj— 十和田市現代美術館 (@ArtsTowada) 2016年3月9日
そして、アート広場の道路を隔てた向かいが「十和田市現代美術館」です。
だが、あえて先に進んで見た。
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テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。
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「ヒプノティック・チャンバー」R&Sie(n) 作
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…ピタッ
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テクテク・・・o(゚ー゚o)。。。。
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なんだお前。
十和田市現代美術館
美術館前にもアート広場に負けず劣らず、数々のモニュメントが。
「アッタ」椿昇 作
「ハキリアリ」の巨大版。普段昆虫の造形って気にも留めないけど、改めて見ると凄いですよね。
このサイズに進化したら、人間なんて簡単に駆逐されそう・・・
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「フラワーホース」チェ・ジョンファ 作
その名の通り花をまとった馬。建物は「白」で統一されている為、対比でより鮮やかに見えます。
そして奥にある建物の壁面に描かれているのは・・・
左:「夜露死苦ガール2012」奈良美智 作/ 右:「オクリア」ポール・モリソン 作
色が塗られていないのは「あえて」だそう。
それにしても奈良さんの描く女の子は可愛いなー。
ツンデレな感じがツボです。作品名も秀逸。
ちなみに、建物の中はショップとカフェ(アペ ロッサ(食べログ))になっています。
いよいよ美術館の中へ
「ゾボップ」ジム・ランビー 作
受付の床も作品。色とりどりのビニールテープで床一面が覆われています。
尚、模様にも意味があり、俯瞰でこの作品を見ると、館内にある部屋の形状が浮き彫りになります。要は、間取り図ですね。
感想
まず思ったこと。
見る側の解釈に委ねすぎ。
「デッド・スノー・ワールド・システム」っていう作品があるんですよ。
その作品はオブジェではなく、部屋全体が作品。
部屋は、宇宙船を模した空間になっています。
その空間に、何故かヤギが横たわってるんですね。
当然、
—————- 心境—————-
って感じですよ。
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なので、監視員に聞いてみた。
見る人が見たら、感じるものがあるんでしょうけど、
専門家じゃない、いわゆる一般の人がこれを見て、感じるものがあるんでしょうか??はなはだ疑問。
個人的には、製作者の意図は、はっきりさせてほしいです。
ここからは、印象に残った作品だけをピックアップ。
スタンディング・ウーマン/ロン・ミュエク 作
一番良かったのは、やっぱりこの作品。
皮膚のたるみ、血管の作り込みなど、とにかくリアル。
結婚指輪もつけてたりして、作品には、直接描かれないバックグラウンドもしっかり想像させます。これはほんと素晴らしかった。
ちなみに写真では、柵が設けられておらず、直接作品に触れることができそうですが、実際は、きちんと仕切られており、一定の距離を保って鑑賞する必要があります。
メモリー・イン・ザ・ミラー/キム・チャンギョム 作
真っ暗な部屋。壁には、鏡や家具が取り付けられ、水槽も置かれてる。
鏡を通して、色々な人が登場し、入れ替わり立ち代り現れたり消えたり。
そして、人によって背景も変わる。
時には一人暮らしのOLの部屋だったり、居酒屋だったり。
切り変わりの合図は「人影」。
影が鏡に向かって歩いてきて、鏡を影が覆ったら鏡の世界が切り替わってる。
これは面白かった。
生活背景が違う色々な人が登場し、その度背景が切り替わるもんだから、次は誰が出てくるんやろう??って期待感もあるし、
これは多分意図してないと思うけど、一番最初に人影がスクリーンに登場して、歩き始めた時、皆一応に見てる場所からずれるんですよね 笑
「あっ、俺の影が写ってる!?」みたいな。
見てるうちに、「あぁ作品なんや・・・」って気づくんですけど、初見では分からない。
かと思えば、作品ではなく、ほんまに鑑賞者の影だったり。
虚実入り混じった展開が、毎度繰り広げられてちょっと面白かったです。
あと、テイストがホラーなんですよね。
貞子のおかんかよ!って思いながら見てました。
↑こんな雰囲気。
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その他、刺さるものは無かったかな。 やっぱり現代アートは苦手です。
館内ではなく、外のモニュメントの方が楽しかったかな。
尚、常設展は1時間もあれば十分見れます。
十和田市現代美術館:施設概要
営業時間 | 9:00~17:00(入場は16:30まで) | ||||||||
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観覧料 | 高校生以下は無料
|
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定休日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始 | ||||||||
電話番号 | 0176-20-1127 | ||||||||
所在地 | 青森県十和田市西二番町10−9 | ||||||||
HP | 十和田市現代美術館 |
館内図
MAP(地図)
アクセス |
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十和田市現代美術館 〜 青森
帰りは電車を使って「青森駅」まで戻ります。
まずは「十和田市現代美術館前」のバスに乗り、最寄駅の「七戸十和田駅」へ。
ルート | 十和田市現代美術館前(12:24発) → 七戸十和田駅(13:00着) |
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所要時間 | 36分 |
料金 | 660円(片道) |
時刻表 | 十和田観光電鉄 |
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
13時「七戸十和田駅」に到着。
「七戸十和田駅」から「青森駅」に向かうには、新幹線と電車を利用します。
- 新幹線(JR新幹線はやぶさ)
- 電車(JR奥羽本線)
「七戸十和田駅」 → 「 新青森駅」
「新青森駅」 → 「青森駅」
ルート | 七戸十和田駅(14:27) → 新青森(14:43着/14:58発) → 青森(15:05) |
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所要時間 | 38分 |
料金 | 3,060円(片道) |
時刻表 | 七戸十和田 ⇒ 新青森 JR東北新幹線 |
「七戸十和田駅」に、はやぶさが到着!
ダッΣΣ≡≡≡ー(ー・ω・)ー
15分で「新青森駅」に到着。
「JR奥羽本線」に乗り換える為、改札へ向かう。その道中・・・
— ♫♪ ドンドン、ピーヒャララ ♬♩ —
ん!?
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— ♫♪ ドンドン、ピーヒャララ ♬♩ —
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ようこそ、青森へ!
めっちゃ歓迎されてる・・・
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駅員に聞いてみた。
りんごをもらいました。
思わぬ歓迎にテンションが上がりつつ、JR奥羽本線「新青森駅」のホームへ。
↓ 10分後・・・
「青森駅」に到着。
青森 〜 仙台
時刻は、15時5分。仙台行きのバスの出発時刻は17時20分。
ねぶたの家 ワ・ラッセ
ねぶた祭の歴史資料館です。
宿泊先から青森駅に向かう途中、えらい奇抜な建物があるなーと思って、恐山に行く道中、調べてたんですよね。
中に入ると、このように「ねぶた」が所々に飾られています。
こちらは有料スペース。入場料は600円。
尚、無料スペースで満足した為、有料スペースの展示物は2Fからちらっと見ただけです。
その為、ほんの一部の「ねぶた」しか見てませんが、どれもつくり込みが素晴らしい。
まさに職人芸。
ねぶた祭りは8月初旬なので、既に終わっていましたが、ぜひ一度行ってみたいですね。
祇園祭並みの混雑だろうけど・・・
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・
その後、軽食を済まし、青森駅近辺を軽く散策。
バスの出発時刻になった為、いざ仙台へ。
ルート | 青森駅(8番のりば)(17:20発) →仙台駅前(22:10着) |
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所要時間 | 4時間50分 |
料金 | 4,900円 〜 6,000円(片道) |
行きと同じ、「ブルーシティ号」。
仙台に到着。すぐさま宿泊先へ。
到着した頃にはすっかり夜。移動疲れもあり、へとへとだったので速攻ホテルへ。
宿泊先は、「ナインアワーズ仙台」
オープン記念の特価で、なんと1泊「1,900円」でした。
国分町(繁華街)が近くにあり、超最高の立地!
内装はモダンかつスタイリッシュ。
清潔感もあり、アメニティ類も充実(髭剃りが無かったのは予想外でしたが。)、WiFiも当然完備。
いやー最高!と思ってたんですが、布団に入ってしばらくすると・・・
グゴォぉぉぉオオおおお zzz
隣の人のいびきが凄かった。
なので、カプセルホテルに泊まる際は耳栓を常備しましょう。
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それ以外は最高でした。また利用したい。