「アフィリエイト初心者向け講座」に続くは、中級者向けの講座。
その名も「半年やっても成果が出ない人のためのやり直し講座」。
講師は実際にアフィリエイトで生計を立てている方で、いかにしてサイトを軌道を乗せたかを包み隠さず話してくれました。
講師 | 柴崎 英(すぐる)氏 |
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代表サイト | 家事のミカタ |
リアルな体験談の為、いわゆる”血の通った”役に立つ内容が盛り沢山。
なんせ、この方の1年前の収益は「8,411円」ですからね。
1日じゃなくて1ヶ月の収益が。
サラリーマンを辞め半年間、なりふりかまわず背水の陣で挑んだ結果がコレ。
普通だったら心折れるよ… そこからトライ & エラーを繰り返し、今や売り上げは当時の100倍以上とのこと。
夢あると思うでしょ? でもぼくが講座を聞いて思ったのは「生半可な覚悟」で踏み込んではいけない世界だな..ということでした。
目次
心構え & 準備
一番最初に言われた事。
今までと違う結果が欲しいなら、今までと違う行動をする。
そもそも成果の出るサイトを突き詰めると、以下の3点に集約されます。
- ユーザーに信頼してもらう
- ユーザーの悩みや課題を解決する
- ユーザーに今よりもいい人生を教える(豊かな未来を見せる)
そして、それらに不可欠なのは「情熱」
- 成果のあるサイトは情熱から生まれる
- 情熱はユーザーにも伝わる
- クソみたいなサイトが多いから情熱のあるサイトが輝く
Googleとしては・・・
ユーザーの役立つ情報を順番に表示させたい。(=役立つ情報を上位表示させたい)
よって、ユーザーを中心に考えれば、評価はされる仕組みにはなっている。
が!!!
Googleは完璧では無い。
よって、どのような”コンテンツ”が評価されるのかを分かった上で作成するのは難しい。
その為、オススメなのが・・・
「中規模サイト」を2〜3ヶ月に1つ作成すること。(目安は5サイト)
- 30記事のサイトを5サイト作る
- その中で上手くいったサイトを伸ばす
こうすることにより、効率的に稼げるテーマを見極めることができます。
ただ、柴崎さんにアフィリエイトのノウハウを教えた方は、この考えには賛同できないらしく、その方は「成果が出るには最低でも半年〜1年はかかる為、それまでは、1つのサイトをじっくり育てた方がいい。」と仰っていました。
人によって考え方は様々。合う合わないもある為、成果の出るノウハウは自分で見つける事が重要ってことですね。
いかにして稼ぐか
アフィリエイトのジャンルは様々。底単価なものもあれば、高単価なものもあります。
ここで重要なのが、安易に稼げるジャンルを選ばないこと。
成果を出す為に一番重要なのは、「続ける」ことです。
よって、「稼げる」ジャンルではなく「続けられる」ジャンルを選ぶのがポイント。
- 人生を振り返って熱中したこと
- 感情を動かされた経験(特に怒り・悲しみ)
上記2つに当てはまるジャンルであれば、続けやすいことに加え「書きやすさ」も加わってきます。
記事の推敲(すいこう)に時間がかかったとしても、「そもそも何を書けば良いのか」途方に暮れることはないでしょう。
また、記事に込める熱量は”興味のない人”に比べると、当然強くなります。
例えば、コンプレックス(薄毛・美容など)解消系の場合、 自分が過去悩んでいたことであれば、同じ境遇の方が「どういった問題を抱えてて」・「どう解決したいか」は手に取る様に分かる筈。
当然「そういった経験をしていない人」の記事とは説得力が違ってきます。
その為、「稼げる」ジャンルではなく「続けられる」ジャンルを選ぶのが重要です。
その他のポイントとしては…
- 報酬単価が1,000円以上
- お試し・無料登録・見積もりなどユーザーの負担が少ないサービスが付与されていること
- 悩みの深いもの
- 上位サイトがしょぼい(自分の方が優れたサイトを作れる)
- 上位サイトに掲載されている内容と違う切り口で勝負できる
ちなみに柴崎さんが何故「野菜宅配」のジャンルを選んだかというと・・・
- 料理が好き
- 近所のスーパーが最低
(まともな食材が置いていない) - 報酬単価が1,000円以上
- ユーザーの負担が少ない
(お試し期間・年会費無料が付与されている) - 野菜宅配について書いている人が少ない
(競合相手が少ない)
リサーチ不足はクソサイトの始まり
何を書いていいかわからない = ユーザーに響かない。よって・・・
誰が何に困っているか?を考えることが大事。
ここで柴崎さんが例に挙げたのが「淡路島の自販機」の話。
日本で唯一? 淡路島のサイクリスト専用自販機の驚くべきラインナップとは (1/2) https://t.co/LnZPzCCc8G
コレいいな。特にチューブはありがたい。全国至る所、と云うのはムリだろうけど、もっと設置場所増えてほしい。— ルテウム (@LuteumIgnis) 2017年8月27日
淡路島に置いてある自販機で最も売り上げを上げているのは「サイクリスト専用自販機」なんだとか。
なんでも、淡路島はサイクリングのスポットとして人気らしく、パンク修理用のチューブ、補助食品などが売っている自販機はサイクリストに重宝されるのだそう。
よって、飲み物しか売っていない通常の自販機に比べ、売り上げを伸ばすことができた訳です。
まずは、自分のサイトで狙う具体的なユーザー像を設定する必要があります。
要は”ペルソナ”ですね。
年齢・性別・年収・家族構成などを軸に、どんな人が何に悩んでいるかを考えます。
- Yahoo知恵袋など、悩み系サイトを活用し、ユーザーが気にしていることをピックアップ。
- SNS(Twitter・インスタ)をひたすら見る
- リアル店舗でお客様を観察。もしくは知り合いに聞く。
悩みは欲しい結果と今のギャップから生まれる為、記事内ではそのギャップを解消した先の未来を提示します。
その商品を使うことによって「こうなりました。」と明るい未来を見せることによって、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
本を1冊書くつもりで学ぶ
自分の中での経験則だけではなく、専門家による客観的な指標も参考にした方が良いとのこと
オススメなのが、本屋で自分が取り扱いたいジャンルについて書かれた本を片っ端から見ること。
そして、本3〜4冊の「共通項」を探します。何故か…?
それがそのジャンルの本質だから。
また、専門誌だけではなく、比較系雑誌もオススメとのこと(男:monoマガジン、女:LDKなど…)
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話が分かりやすい人と分かりにくい人の違いは?
- 理解・納得してもらうためにはどのような要素が必要か把握している。
- 内容に関連性を持たせる・重要度による優先順位付けができている。
- 上記の情報を整理してシンプルに伝えられる
これらは、アフィリエイトにもそのまま当てはめることができます。
ユーザーに商品の魅力を分かりやすく伝え、購入してもらうには・・・
商品の価値にはどんな要素があって、どの商品が優れているのかを把握する必要があります。
その為に重要なのが・・・
商品やサービスの良さを知ること。
そして・・・
同じジャンルの他商品とサービス内容を比較することです。
以下の流れに沿って、訴求ポイントを絞り込み、サイトの制作を行っていきましょう。
- 要素を抽出
(野菜宅配の場合であれば、おいしさ・価格・便利さ・安全性など) - 実際に体験
- 様々な商品と比較を行う
- 1〜3を行うことにより、取り扱う商品の良いところが見つかる
上位サイトはどうやって稼いでいるのか?
それを知る為には、ライバルサイトの研究が必要です。
まずは、取り扱いたい商品の関連キーワードで検索を行い、検索上位(1位〜5位)のサイトの特徴をまとめます。
- カテゴリー
- ページの構成
- サイトの導線
- 切り口
- 扱っている案件
傾向を把握した後は、ライバルサイトには無い切り口を模索する必要があります。
その為に必要なのが・・・
ユーザーの悩みをキーワード化すること。
悩んでいる人が検索するキーワードを考え、「サジェストキーワード」でそのキーワードと共に検索される関連語を調べます。
また、自分自身がネットで商品を購入するプロセスを考えることも大事。
なぜなら、自分の購買プロセスが他の人にも当てはまる可能性があるからです。
コンテンツの作り方
ユーザーの悩みと「サジェストキーワード」からキーワードを選定し、カテゴリ分けをしていきます。
サイトの構造としては、上位ページを下位ページが支える「ツリー構造」が理想的。
あくまでも中心は「ユーザー」。そして・・・
「網羅性」と「独自性」を組み合わせたコンテンツ作りを目指しましょう。
要は、ユーザーの悩みを解決する記事を量産し、そのコンテンツ内で悩みが解決できる様なサイト設計が望ましいとのこと。
また、ライバルサイトが行っていない切り口を提示することも重要です。
それらを踏まえた上で、以下の考え方を元にサイト構築を進めていきます。
- ユーザーが疑問に思う事をブレスト
- 疑問に答える内容を調べる
- 上位サイトを見て網羅性をチェック
- 上位サイトが書いていないことを見つけて追加
- 見出しに共起語やサジェストキーワードを入れる
- 見出しと写真で内容が理解できる様にする
記事の書き方
1つの記事内で「地獄と天国」を演出するのが良いとのこと。
- 記事の導入部(書き出し)に、簡単な結論を記載。
- 問題の共有・共感
(今ユーザーが抱えているであろう悩みを記載) - 問題の解決法を提示
(その商品がもたらす、明るい未来を提示)
また、人がやっていないことをやるのが重要。(以下、例)
- 顔出し
- Twitter・インスタから引用
- 商品を自分で実際に体験する
- インタビューを行う(広告主・利用者に)
- 取り扱う商品に関係する資格を取る
- クオリティの高いオリジナル写真を使用
- 海外論文の引用をする。
海外論文引用の方法ですが、論文検索サイトの「Google scholar」で調べたい用語を検索します。
検索結果に表示された論文をいくつか選び、読んでいくのですが…1〜10まで読む必要はなく、要点がまとめられた箇所である「Abstract」のみの閲覧で問題ないとの事。
この作業を行う事で「客観的な根拠(論理的整合性・事実整合性)」を得ることができます。
書きっぱなしで終わらない
「選定キーワード・コンテンツの内容」が対象ユーザーとマッチしているのか、自分の狙いとずれていないか日々チェックすることが重要です。
ヒートマップ、Google アナリティクス、サーチコンソールなどの解析ツールを利用し、サイト内の改善を常に行っていきましょう。
最後に柴崎さんはこう仰ってました。
すばやく改善できる奴が強い!と。
まとめ
ざっとまとめると以下の通り。
- 今までと違う結果が欲しいなら、今までと違う行動をする
- 稼げるテーマを見つける為に”中規模サイト”を2〜3ヶ月ペースで作成していく
- 「稼げる」ジャンルではなく「続けられる」ジャンルを選ぶ
- リサーチは徹底的に
(ユーザーの悩み・ジャンルについての知識・商品の価値・ライバルサイト) - 「網羅性」と「独自性」を組み合わせたコンテンツを作る
- 1つの記事内で「地獄と天国」を演出する
- 解析ツールを利用し、改善を怠らない
アフィリエイトは、従来の労働とは違い、額に汗して稼がない…要は「不労所得」となる為、しばしば「楽して稼ぎやがって」と揶揄(やゆ)されがちですが、個人的には「どこが…!?」って感じです。
柴崎さんの場合、全リソースをアフィリエイトにぶっこみ、成果が出たのが1年後。
その間ひたすら「トライ&エラー」を繰り返し、ユーザに求められるコンテンツを日々突き詰め続けた訳です。
生半可な気持ちじゃ到底無理ですね。
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個人的には「初心者向け講座」の時と同様、アフィリエイトのコツ..というより仕事に対する姿勢・取り組み方に感銘を受けました。
やっぱ結果を出している人の努力は凄い。精進しないと…
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