メゾン マルジェラの「Stereotype フーディー(プルオーバー・パーカー)」を購入しました。(商品レビューだけ見たい方はこちらをクリック→レビューに飛ぶ▼)
マルジェラとは、それまでの慣習やトレンドに媚びることなく独自路線を突っ走り、「ポペリズム(貧困者風)」という新しい概念を提起・普及させた偉大なブランドです。
…がブランド創設者である「マルタン・マルジェラ」は、10年以上も前に退任済。今このブランドを率いるのは「ジョン・ガリアーノ」というデザイナーです。
- マルタン・マルジェラ:1989(春夏)– 2009(春夏)
- デザインチーム:2009(秋冬) – 2018ss(春夏)
- ジョン・ガリアーノ:2018(秋冬) –
今回買ったパーカーは、2019SS(春夏)発売のモデル。そのため、「ジョン・ガリアーノ」が手がけたものになります。
デザイナーが変わってからもマルジェラは欠かさず見ているんですが、ジョン・ガリアーノのセンスはやっぱりすごいんだなと思わされる。マルジェラらしさを匂わせながら自分のエッセンスも取り込んで、これは売れるだろうなあと思わせるものに仕上げてくれる。
— 松尾 翼 Matsuo Tsubasa (@m2aow) 2019年1月21日
メゾン マルジェラのStereotype フーディー(フード付きパーカー)|商品詳細・レビュー
価格は、70,200円(税込)。
素材は、綿(コットン)100%。
色は「カーキ」。
サイズは48(Lサイズ)。
肩幅は約54.5cm、身幅61.5cm、着丈が約70cm。身長173センチ、体重61kgのぼくからすると、ゆとりのあるサイズ感となります。
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気に入っている一番のポイントは、フードについている紐。普通のパーカーに比べ”ちょい大きめ”の紐が絶妙なアクセントに。
木梨サイクルの”ビッグロープパーカー“みたく、大きすぎても邪魔だし、これより小さかったら”普通すぎて”引っかからない(印象に残らない)。まさに、絶妙なさじ加減だと思います。
その他気に入ったポイントは、前身頃・左に貼られた「STEREOTYPE(ステレオタイプ)」と記載されたワッペン。
これは、ブランド創設者「マルタン・マルジェラ」が作成したデザインのリバイバルです。
空虚な記号として複製され、消費されるのが時代の必然だとしても、現在のマルジェラ「STEREOTYPE」モチーフってちょっと乱発し過ぎじゃないのかな?白タグ時代のオリジナルには無いブランドネームまで入ってるし。(´・ω・`) pic.twitter.com/0gg08MQeOc
— breathブレス (@breath01320219) 2019年2月15日
上記デザインのシーズンは確か「2000SS(春夏)」。(このシーズンは)上記のような”ドデカい”ワッペンがTシャツやジャケット、シャツなどにバーンと貼られていました。
ただ、Tシャツ以外は、(ワッペンが)内側に貼られていたので、脱がなければ見えないよう配慮(?)されていました。そして、肝心の服の形自体は非常にベーシック。(つまりパッと見は普通の服です。)
この頃のマルジェラは、超絶オーバーサイズ(ジャンボサイズルック)や”布団”を服として見立てたりなど、割と攻めたデザインのものが多かったので、それらに比べるとかなり控えめ。
なので「STEREOTYPE(ステレオタイプ)」、つまり、”既成概念”と名付けたんでしょうね。(いわゆる”THE・普通”ってやつです)
元々は洒落(シャレ)or 皮肉的な要素で使われていたデザインが、20年の時を経て、ベーシックな服のアイコニック要素、つまり”言葉通りの意味”として使われるとは。
何の捻(ひね)りもないので、ちょっと残念な気持ちになったりもしますが、「マルタン・マルジェラ」が作ったデザインをリバイバルしてくれるのは、嬉しかったりもしますね。(いわゆる、懐古厨ってやつです。)
着用した感じ
はい、100点。シルエットも綺麗ですね。ベーシックなアイテムだけに誰が着ても似合うかと思います。
それにしてもガリアーノは、コマーシャルな服を作るのがほんと上手いな〜。(オーナーである)ロッソとの相性は抜群に良さそう。
元々のマルジェラ好きはガチのハードコアな本物のファッション好きなんだけど、そんなの人々は少数民族も良いとこなので、マーケティングの観点では無視して大正解なんだよな。
親会社DIESELだしな。 レンツォロッソのビジネスセンスに狂いは無いって、また証明されただけだよ。 https://t.co/TvWcvz0x4Z
— ストファイ (歯科医師) (@streetfightdds) 2019年11月8日
そんな感じで。終わりッ!!