デザイナーの就活。
第一弾は、ポートフォリオ編。
つい先月までWEBデザイナーの職種で就職(転職)活動を行なっておりました。
デザイナーの職種で転職活動を行うのはこれで4度目。
ある程度ノウハウや知見が溜まってきたので、忘備録がてら書き連ねていきます。
これからデザイナーを目指す方の参考になれば幸いです。
↓今までの経歴はざっとこんな感じ。
- ブライダルの制作会社(DTP※)
- 情報誌の制作会社(DTP※)
- 一般企業(WEB)
- 一般企業(WEB)→ 今ココ
※DTP = 紙媒体のデザイナー。
転職活動は4回。
当然上記の会社だけではなく、平行して様々な会社を受けています。
書類選考まで含めると、今まで”200社”位は応募してるんじゃないかな??
ただ、採用までの流れは基本どこも一緒です。
↓大体こんな感じ
- 書類選考
- 1次面接(採用担当者・現場社員・現場責任者)
- 2次面接(社長・役員)
- 採用
第一関門は「書類選考」。
デザイナーの場合「履歴書・職務経歴書」に加え、「ポートフォリオ(作品)」が必要になってきます。
そして・・・
書類選考を突破する鍵となってくるのがこの「ポートフォリオ」です。
目次
ポートフォリオって何?
今まで作った”制作物”をまとめたものです。
要は、個人の作品集。また、俺こんだけできますねん!と実力を示すものになります。
自分の今まで手がけてきた制作物を見てもらって、実績をアピールし、会ってみたいと思わせるかが”書類選考突破の鍵”となってきます。
デザイナー職の書類選考は、漫画家の”投稿(※)“に近いですね。
漫画家志望の方が出版社に自分の作品を送り、プロの漫画家として通用するか編集者に見てもらう。見込みがあれば、編集者から電話がかかってきて、デビューの足がかりをつかむことができる。
ポートフォリオの媒体は?
紙 or WEBのどちらかになるかと思いますが、WEBがオススメです。
というのも、ほとんどの方が転職・求人情報サイトを利用して転職活動を行うかと。
企業に応募する為には、応募フォームに必要事項を入力する必要があり、その項目の一つに、”自己PR・志望動機”を記入する欄があります。
そこに”ポートフォリオサイト”のURLを記載すると、書類選考がスムーズに通過しやすくなります。
↓ちなみにぼくはこの様に記載していました。
■ ポートフォリオサイト
(パスワードにてアクセス制限を施しております。下記パスワードを入力してアクセスの程お願い致します。)
サイトURL :http://www.×××××.com
パスワード:×××××
※レスポンシブ対応。スマートフォンやタブレットでのサイト閲覧時には、最適化表示されます。
■PCスキル/テクニカルスキル
使用OS: Windows 7、Mac OS X
使用ソフト:Illustrator CS3、Photoshop CS3、 Dreamweaver CS3、Sublime Text、Microsoft Office Word2010、Excel2010、PowerPoint2010
使用言語: HTML、CSS
■自己PR
約1,000文字(そこまで重要ではないので、省略します。)
自己PRをそれなりの長文で書いていますが、そこはあまり重要ではありません。
くどいようですが重要なのは「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオが無いとダメなの?
ダメです。無いと100%”不採用”です。
ぼくの場合、前社を退社してから3ヶ月程「TECH::CAMP」というスクールでプログラミング言語を学習していました。
カリキュラムをこなし、ある程度力がついてきた段階で就活を始めようと思っていましたが、
面接だけでも慣れておこうと思い、応募はちょこちょこしていました。
ただ、前社在籍時に作成したWEBサイトは、諸事情があり、全て閉鎖。
実績を示せるのは、前々社の活動実績をまとめた”ポートフォリオ”のみ。
ただ、これ紙媒体(印刷物)なんですよね…
ポートフォリオ”サイト”がある場合は、応募フォームにURLを記載すると担当者に見てもらえますが、紙媒体の場合、わざわざ送らないといけません。
本番前の予行練習のつもりで応募していたので、サイトを作るのも、応募した企業にポートフォリオを送るのも面倒クセェ…と思い、ポートフォリオが無い体(てい)で20社ほど応募しました。
するとどうなるか….
お祈りメールが大量に届くよね。
はい、なのでポートフォリオ”サイト”の作成は必須です。
ポートフォリオサイトってどうやって作れば…?
ここまでの話でポートフォリオの重要性がわかっていただけたかと思います。
そして、ポートフォリオは、”WEB”で作成した方が良いとも。
じゃあ次の問題点は、どうやって作ればいいの?ってことですよね。
経験者の方であれば、過去の実績。
学生・職業訓練校の受講生であれば、課題で作成したサイト(作品)が複数ある筈。
ただ、応募先に複数のURLを貼り付けて送るのはスマートではないですし、
URLだけ記載しても「何故?こういったデザインに至ったか..」意図が伝わりません。
なので、必要になってくるのが、今までの制作実績をまとめた個人サイト(ポートフォリオサイト)。
ワカッテルヨ!! デモ…
(* ̄ー ̄)”b” チッチッチッ
簡単に作れるよ。そう、「Wix」ならね。
Wixでポートフォリオサイトを作ろう!
「Wix」とは簡単にホームページを作ることができるツール(サービス)です。
WordPressと似ていますが、Wixはもっと直感的にサイトを作ることができます。
また、豊富にテンプレートが用意されており、簡単にクオリティの高い、レスポシブサイト(※)が作れます。
※ブラウザの大きさ(パソコン・タブレット・スマホ)に合わせて、ページの表示を柔軟に変えてくれるサイト。
ぼくは、このツール(Wix)を利用して「ポートフォリオサイト」を作成しました。
Wixのオススメの使い方
Wixですが、「無料」で使えます。
が!!!
ポートフォリオサイトに関しては「無料」で使うことをオススメしません。
何故かって…?
また、表示されるURLも「ユーザー名.wixsite.com/サイト名」で構成される為、
「Wixを利用して作ったサイトですよー!」と言っているも同然。
↓こんな感じ。
このサイトを送った所で、あまり良い印象は持たれないでしょう。
なので、Wixでポートフォリオサイトを作成する際は、以下の仕様に変更した方が良いです。
- 広告を消す。
- 独自ドメイン(URL)に変更する。
どうするかって..?
Wixですが、5つの有料プランで構成されています。
一番安い「ドメイン接続プラン」を利用したい所ですが、このプランでは独自ドメイン(URL)を設定できても、広告の削除ができません。
その為、2番目に安い「コンボプラン」で契約しましょう。
あともう1つ「注意点」が。
上のプラン表で「コンボプラン」は 月額841円ですよー!って書いてあるけど..
それ”年額プラン”で契約した場合だから。
なので、「月額プラン」で契約し、就職が決まった時点で「無料プラン」に戻しましょう。
ちなみにぼくは、去年の8月に有料プランで契約して、就活を始めたものの、
コーディングのスキルが乏しいという理由で、就活を辞めて職業訓練校に通うことにした為、無料プランに戻し、
訓練校卒業後、有料プランに戻して就活再開。
1ヶ月半後、採用。無料プランに差し戻し。って流れです。
↓こんな感じ。
- 8月:有料プラン
- 9月〜2月:無料プラン
- 3月〜4月:有料プラン
ちなみに今、「2週間無料キャンペーン」をやっているので、その期間内に採用を決めるのがベストですね。(かなり厳しいだろうけど…)
転職・求人情報サイトについて
業界特化型のサイトで無い限り、(基本的には)どのサイトでもデザイナーの求人募集は掲載されています。
なので、転職・求人情報サイトは1つに絞らず、手当たり次第見ていきましょう。
また、(WEB・DTP)デザイナーの職種は、2種類あります。
1つは、「制作会社のデザイナー」、もう1つは「インハウスデザイナー」です。
それを抑えた上で応募すること。
それぞれの違いを簡単に説明すると・・・
制作会社:受託制作のデザイナー。クライアントから依頼された物を作ります。
- メリット:様々な業種のクライアントの制作物を手がけることになる為、デザインの幅が広がる。
- デメリット:定時?残業代?なにそれおいしいの?
インハウス:一般企業のデザイン部門で働くデザイナー。自社の製品やサービスのみを扱います。
- メリット:制作会社に比べ労働条件が良い(給与・残業・福利厚生など)。制作して終わりではなく、運営がメインの為、いかにして集客するかなど、マーケティングに関する知識も身につく。
- デメリット:デザインの幅は狭まる。デザイン以外の仕事も振られる。社内での地位は低め。(これは会社によるかも…基本営業の方が優遇されます。)
求人サイトの募集要項_仕事内容で、「受託制作」or 「内製」かが分かります。
上記内容を踏まえた上で、「制作会社」or 「インハウス」のデザイナー、どちらが自分に合っているかを選びましょう。
最後に、ぼくが今回登録した転職・求人情報サイトをまとめておきます。
女性の場合、下記サイトもオススメ。
続いては、面接編。
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