大阪中之島美術館で開催中の「佐伯祐三 ー 自画像としての風景」に行ってきました。
てな訳で感想をば。
目次
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館のグッズ
図録、ポストカード、雑貨などの定番品はもちろんのこと、Tシャツ、バッグなどのアパレルグッズも取り揃えられています。
印象的だったのは、複製原画のサイズやバリエーションの豊富さ。
原画を高精細に再現した高級なモノから、お手軽に買えるモノまで幅広いラインナップで展開されてました。
なお「4月16日(日)17時」時点では売り切れ商品はなく、在庫も潤沢にあるように感じました。
状況見る限り、お目当てのグッズが買えないことは無いかと思います。
購入グッズ
ポストカード(150円)と額付きマグネット(700円)を購入しました。
絵柄は、「立てる自画像」と「郵便配達夫」です。
この絵柄のモノを選んだ理由は、以下。
- 立てる自画像:好きなバンド「イースタンユース」のアルバムジャケットに使われたから
- 郵便配達夫:絶筆の絵のため、執念/気迫/悲哀を感じ取れるから。また佐伯祐三に興味をもったきっかけの絵だから
(2025/01/15 07:15:01時点 Amazon調べ-詳細)
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の所要時間
ぼくは展覧会で3時間25分、グッズ選びで5分かかりました。
↓内訳としてはこんな感じ。
- 展示物に添えられた説明文は全部読む
- 撮影可能な展示物は全て写真に収める
- 展覧会を1周する
- 音声ガイドを一通り聴く(収録時間30分)
“ガッツリめ”のように見えますが、一通り見て回っただけですね。
それでも3時間25分かかりました。
本音をいえば、もう1周したかったし、音声ガイドもリピートしたかったです。。
3時間もあれば十分堪能できると思ってたんですけどね〜。
…というのも、以下理由により作品数は少ないと思っていたので。
- 佐伯祐三は30歳でこの世を去り、画家として活躍した期間は、5年にも満たない
- 神戸空襲で多くの作品が焼けてしまった
ところが予想に反し展示総数は140点以上と結構ボリューミー。
あと、ステートメント(作品の説明)も充実していたため、想定より見て回るのに時間がかかりました。
加えて、有働(うどう)アナの”関西弁を交えてのナビゲート”がかなり良く、聴き入ってたら閉館5分前になっていたという。。
なので、最低でも4時間30分は時間を取るべきでした。
(2025/01/15 07:15:01時点 Amazon調べ-詳細)
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の混雑具合
展覧会の開始2日目、日曜日のお昼頃に入場しましたが、混み具合は”そこそこ”。
“そこそこ”といっても、1つの作品を見るのに待ち時間がべらぼうに発生する…ということは無いです。
基本ちょっと待つだけで、作品正面という好位置を取れるので、ノンストレス。スムーズに鑑賞することができます。
開始2日目の休日、かつ、お昼過ぎって「客入りのピーク」かと思いますが、それで「そこそこの混み具合」なので、おそらく会期を通して大混雑することは無いかと。
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の注意点
グッズ売り場と展覧会の閉館時間が同じ「17時」なことですね。
つまり、閉館ギリギリまで鑑賞しちゃうと、グッズが買えなくなります。。
この点ご注意ください。
あと、会場内にトイレは無いので入場前に済ましておきましょう。
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館の感想
最高でした。
要因として大きいのは、山田五郎さんのYou Tubeチャンネルで「佐伯祐三」に関する知識を得たからですね。
なんせ…
- バックグラウンドを理解しているので、表面的な鑑賞に留まらない。初見時から作品に没入できる
- ステートメント(作品の説明)や音声ガイドの内容がスルスル入ってくる
という。
例えば、佐伯祐三の分岐点ってヴラマンクとの出会いかと思いますが、それが説明無くとも絵を見るだけで「あーこれは怒られた後やな」というのがわかる訳です 笑
これが非常に良かった。
まぁ、最初から答えを知っているので”自身で考察する余地”は無くなりますが、アートに関しては、この鑑賞法がベストですね。(あくまで個人的にはですが)
事前知識無く鑑賞すると、だいたい下記のような感じで終わるので。
個人的に一番良いなッ!と思った絵は以下です。
理由は、佐伯祐三”らしさ”がもっとも現れている絵だなーと感じたからです。
“らしさ”とは、外枠を太い線で縁取り、デフォルメを効かせた造形。かつ、ぐっと前にせり出してるような”厚みのある質感”。
そして、とりとめのない風景を好んで描く。これらが佐伯祐三”らしさ”だと個人的には思っています。
その”らしさ”が集約されているのが上記の絵だなーと。
逆に佐伯祐三の真骨頂(?)である壁や建物では、”らしさ”は感じるものの、現場で見て感じた質感を絵(二次元)で再現しようとした…だけのように思い、個人的にはあまり刺さらず。
なので、人物画の方が個人的には好みでした。
理由は、壁や建物に比べ作風(オリジナリティ)がより感じ取れるから…ですかね。
壁や建物に施したアプローチを人物にも適用させるがオモロいなーと。
左はヴラマンクに怒られた直後の絵。作風が確立されてないし、これじゃあ駄目だと思ったのか顔が塗りつぶされています。
右は絶筆の絵ですね。昨年の「超コレクション展」で印象に残った作品、かつ、佐伯祐三に興味をもったきっかけの絵です。
そんな感じで。終わりッ!!
佐伯祐三展2023 in 大阪中之島美術館:概要
会期 | 2023年4月15日(土)~ 6月25日(日) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
開館時間 | 10:00~17:00(最終入館16:30) | ||||||
チケット料金 |
|
||||||
定休日 | 月曜日(※5/1を除く) | ||||||
電話番号 | 06-6479-0550 | ||||||
所在地 | 大阪府大阪市北区中之島4丁目3−1 | ||||||
HP | 大阪中之島美術館 公式サイト |
(2025/01/15 07:15:03時点 Amazon調べ-詳細)