ミナペルホネンを知らない状態で「皆川明 つづく in 神戸」へ行ってきた|感想や写真など

ミナペルホネンを知らないぼくがミナペルホネンの展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」に行ってきた in 神戸・兵庫県立美術館|感想や写真など

去る9月13日に、兵庫県立美術館で開催していた「ミナペルホネン/皆川明 つづく」に行ってきました。

2ヶ月以上前の出来事、かつ、会期も既に終了しているため、今さら感想を書いたところで…とも思ったのですが、非常に感銘を受けたので。

てな訳で、振り返りがてら、サクッと感想を書いていきます。

ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」in 神戸|感想や写真など

 ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|入り口の写真

個人的に刺さったのは、展覧会の名称である「つづく」に込められた意味。

当初は、決意表明的な意味合いで名付けたんだろうな〜と思っていました。

ぼく

「この展覧会は、区切りではなく”あくまでも”通過点。今後もブランドは続いていく」的な。

が、実際は…

  1. 「顧客や取引先、スタッフとの関係性」「技術の継承」など、人との繋がりや関係性の持続
  2. “それら”が良いクリエイティビティを発揮する上で欠かせないもの
  3. 結果、ブランドの継続/繁栄に繋がっていく

…と、(”つづく”という名称には)想像より一段階深みのある意味が込められていました。

正の連鎖

好循環を生む正の連鎖

ぼく

言い換えると”感謝”ですね。顧客とブランドを支えるスタッフ・取引先への。

そのため、過去作ってきた服をざーっと展示するだけではなく、店舗に立つスタッフや取引先のお針子さん、顧客など”ブランドを支える人達”にも焦点が当たっていました。

それがとても印象的だったことを覚えています。

ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|職人達の写真

ブランドの屋台骨である職人達

個人的には、コレが非常に良かった。何故かというと、「ミナペルホネン」のことを全く知らなかったからです

知っていれば、服の羅列だけでも、十分に感動できます。その時代の思い出が付随してくるので。

知らないからこそ、本展の多面的な構成は、より広い視点/深みのある形で理解できたし、楽しむことができました。


ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|洋服群

25年分の服が一堂に会す。圧巻の一言

ぼく

年代順ではなく、並べた時の色合いや造形など、ビジュアル重視で配置したとのこと。

この展示室に入った時の、パア〜っと視界が華やぐ感じとか最高でした。

全体を俯瞰して見るとズラリと並ぶ、総勢400着に及ぶ洋服群に圧倒されますが、個人的には近くで見た時の方がヤバかったです。

なんせ洋服のクオリティーが劇高。

特に刺繍やニット・セーターなどの編み物系は、ファストファッションやセレオリでは、決して到達できないレベルですね。

ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|洋服の生地

クラフト感や手間暇かけてる感が凄い。

こういうのを見ちゃうと、ユニクロなどの服は、単調で物足りなさを感じてしまいますね。。

もちろん、価格に対してのクオリティーには目を見張るものがありますが、結局のところ、コスパに帰結するんですよね。

ぼく

マジでコレ。悲しき運命。


その他、良かったのは、デザイン画。

多数展示されており、それが最終的にどのような形で服に昇華されているのかを見るのも楽しかったです。

ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|デザイン画とそれを元に作成した洋服

ミナペルホネンの展覧会「皆川明 つづく」 in 神戸・兵庫県立美術館|デザイン画

ビジュアルの表現幅も多彩

ぼく

てか、毎シーズン新たなパターンを模索するって大変ですね。。好きじゃ無いと絶対無理。

総じて満足感の高い展覧会でした。とにかく華やか。あと、普段好んで見る/着るのはモードの系の服のため、とにかく新鮮。そういった意味でも楽しかったです。

そんな感じで。終わりッ!!

ミナペルホネン/皆川明 つづく – 兵庫県立美術館:概要

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく - 兵庫県立美術館:概要

会期 2020年7月3日(金)~11月8日(日)
開館時間 10:00~18:00
※入場は閉館30分前まで
※金・土曜日は20:00まで
チケット料金
一般 1,400円
大学生 1,000円
高校生以下 無料
70歳以上 700円
定休日 月曜日
電話番号 078-262-0901
所在地 神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
HP 兵庫県立美術館

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