ディレクターに勧められた本を読了しました。
本の名は「世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく」です。
せっかくなので感想をば。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく|感想・レビュー
問題解決にあたり「どのような思考プロセス」を経ればよいかが、平易な文章で簡潔に記載、かつ、イラストも多く多用されており、非常に分かりやすかったです。
(記載されている)問題解決のアプローチの仕方としては、以下4つ。
- 分解の木・・・原因を探したりアイデアを広げる
- はい、いいえの木・・・考える道筋を明確にする
- 課題分析シート・・・何を調べるか/必要があるかを明確にする
- 仮説の木・・・話の道筋を整理する
これらの手法をどのようなケースで活用すれば良いのかを具体的にイメージできる様「バンドの集客」「パソコンの購入」など(架空の)中学生が抱えている問題を通して、ストーリー仕立てで説明してくれています。
そのため、ストーリーを追って楽しみながら読み進めることができました。その点も非常に良かったです。
標題通り、やさしすぎる。問題解決について何も知識がない人にはベストだと思う。中学生、高校生には良書と言える。120ページほどで絵や図が多く、文字も詰まっていない。すぐに読めるのでこれから勉強していきたいという人にはオススメの一冊。#読了 『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介
— 堺東読書会 (@45a5m58) 2019年5月22日
個人的に勉強になったのは、「漠然とした問題や途方にくれそうな大きな問題でも、原因を見極め、小さな問題に分解した上で一つずつ解いていけばいい」ということ。
この事は意識しているつもりでしたが、自身が細分化した課題の精度は荒く、粒度が大きいのではないか…と、本書に記載されているロジックツリー(分解の木)を見て思いました。
だから、サイトリニューアルなど、大規模な案件を抱えた時に、僕然とした不安に襲われるだなぁ..と。
粒度を細かくすることにより、やるべきことが明確化され、期限(納期)からの逆算も容易になるので、これは今後意識していきたいですね。(精神の消耗を防ぐ意味でも…)
・・・
また、頭で思い浮かべるだけでなく、「課題・仮説・根拠」などを紙に書くのは非常に有効だなぁ…と。
今までは自身の頭の中で、それらを整理していたつもりでしたが、規模が大きくなればなるほど、抜け落ちたり・収集がつかなくなるなどして、時間を無駄にしてまう or 本当に必要なことだけに絞り込めていないなど、かなり弊害がでている様に思えるので、ここら辺も是正していきたいなと。
・・・
問題解決とは、この本の言葉を借りるのであれば「現状を正確に理解し」「問題の原因を見極め」「効果的な打ち手を考え抜き」「実行する」ことです。
頭では理解していたつもりでしたが、自分がやっていたことは、表面をなぞっただけの「浅い」ものだったことが知れたいいきっかけとなりました。
問題解決のイロハが学べる上、ページ数も少なくサクッと読めるので是非。
『世界一やさしい問題解決の授業』
読了。ビジネスのみならず、生活の中で自然に直面するいろんな課題をクリアしていくための思考ツールとして、とても有用な本だと感じたし、自分も日常的に実践したいところ。薄い本だからすぐ読めるのもオススメポイント。#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/f5IBgwJ8N4
— Lin📚読書・映画ブログ🎬 (@linphi7) 2019年6月13日
(2025/01/15 07:03:17時点 Amazon調べ-詳細)