地獄でした。色んな意味で。
この記事で主に伝えたいことは以下2点です。
- ネット上の広告では、3,000円〜など、低額で開けれるかの如く謳(うた)っているが、数千円で収まることは、ほぼない。
- 翌日見つかる、もしくは、管理会社がマスターキーを保持している可能性があるので、当日は、ホテルなどの宿泊施設に泊まった方がよい。
目次
鍵開けが数千円で収まることは、ほぼない。
築30年以上でリノベーションなど一切行っていない建物、つまり老朽化(ろうきゅうか)したアパートなどであれば、ワンチャン数千円で収まる可能性はあります。
逆にいえば、それ位のレベルで無ければ、確実に万単位の出費になるかと思います。
結局、鍵開けっていくらかかるの?
「依頼する業者」や「手配する時間帯」、「鍵の種類」によって異なるかと。
電話で問い合わせをした際、確実に言われるのが、「実際に見てみないとわからない。なので、具体的な料金を伝えることはできない。」です。
ちなみにぼくの場合、伝えられた見積もり料金は「98,000円」でした。
手配した時間は、午後11時30分。鍵の種類は「ディンプルキー」。いわゆる、鍵の中にくぼみがあるタイプの鍵です。
こちらのタイプが
防犯性の高いディンプルキー🔑左右のギザギザでは無く
表裏にデコボコがある私ども鍵屋でも
ピッキングで鍵開けは
できません❗️ pic.twitter.com/usxDdDfOZK— 豊川/豊橋の鍵屋 松ロック (@matsulock) April 2, 2018
ディンプルキーは、防犯性が高く、ピッキングで開けることがかなり難しいため、値段が高くなるのは分かるのですが、それでも約10万円は高いな…と思います。
例えば、下記実例を見ても、値段は「33,480円」で済んでいます。
まぁ、鍵の種類や実例については、すべてが終わった後に知り、今知識がある状態であれば、4〜5万くらいかかっても納得できます。
…が、何も知らない状態で、「4〜5万」と言われたら普通に高いと思うし、「10万円」なんて言われた日には、疑いたくもなるもんです。
あと、対応してくれた業者の印象があまり良くなかったことも高いと思わせる要因のひとつになっています。(足元につけこんだ価格的な)
鍵開け業者のおすすめは?
個人的には、検索結果画面に「広告」とついている会社や広告塔に芸能人を起用している会社は、止めておいた方が無難かなと思います。
なぜなら、宣伝費にそれだけお金をかけている…言い換えるなら、その宣伝費分、こちらが支払う料金に上乗せされる可能性があるからです。
…や、焦る気持ちはめちゃくちゃ分かります。
仕事終わりや遊び帰りで疲れてる中、玄関前、つまり”あと一歩のところ”で家に入れないのは、精神的にくるものがあるため、とりあえず見つけた業者にすがりたくもなるもんです。
…が、それだと高額請求されるパターンまっしぐらかと。(全部が全部そうじゃないとは思いますが…)
ちなみにぼくの場合は、検索結果で一番上に表示されていた業者に電話しました。そして、実際の対応は以下のような感じでした。
・・・
まず、「ん!?」と思ったんが、作業員の服装。サーフィンの帰り?っていう位、めっちゃラフ。
人を見た目で判断してはいけないことは重々承知ですが、普通に考えておかしくないか…と。
髪は別にいいです。染めてようが、個性的な髪型であろうが。
ただ、服はせめて作業着(制服)であって欲しい。(価値観が古いのかな…)
そして一番 猜疑心(さいぎしん)を持ったのは、価格に全く根拠がないこと。
何をもって98,000円なのかが全然分からん。
例えば、破壊解錠のため、相当の時間がかかるし、特殊な工具が必要なため、料金もそれなりにかかるなど説明がある…
もしくは、各作業の見積もり内訳を書面で提示してくれるのであれば、猜疑心(さいぎしん)を持つことはなかったんですが、とにかく「98,000円かかる」一辺倒の説明だったんですよね。
なので、ずーっと「足元(状況)みて料金決めてるやろ」と思ってました。
たとえ、夜遅くで明日仕事がある状況でも、こういった業者に頼むのは止めておいた方がよいかと。
(マンションの場合は)管理会社にいえば、空けてもらえる可能性が高く、あとの後悔が半端無いと思うので。
鍵開け料金をできるだけ安くすませたい!方法は?
一番確実なのは、複数の業者に電話 → 一斉に来てもらって、各社の見積もり額を聞き、一番安い業者に頼むですね。
なお、実際に見てみるまで、料金の提示ができない…が各社共通事項のため、ネット上での料金比較は無意味です。
また、1業者に来てもらって、見積もり額を出してもらう → 帰ってもらう → 再度、別の業者に電話して…だと時間がめっちゃかかるので、いつまで経っても終わりません。
なので、複数業者に電話して一斉に来てもらうのがおすすめです。
あと、(その方法だと)競争原理が働き、安くなるかもしれません。
気をつける点としては、作業を頼まない場合でも、出張料という名目でお金を請求されるパターンもあるみたいです。
なので、そこについては、問い合わせの段階で言質(げんち)を取っておいた方がよいかと思います。
鍵開け料金が高くて払えない!どうすれば?
まず、前提として、鍵開け業者に頼むのは最終手段ですね。
集合住宅にお住いの方は、管理会社または大家さんがマスターキーを保持している可能性が高いです。
ただ、夜遅く、もしくは、土日祝であれば、営業時間外かと思いますので、その場合は、ホテルなどの宿泊施設に泊まり、翌日に回す必要があります。
その場合、気をつけなくちゃいけないのが、着替えだけはどうすることもできないこと。(メイクはコンビニでなんとかなるかと。)
もし、仕事に差し支えがでるようであれば、翌日 職場に事情を説明し、午前休、もしくは有給を取得し乗り切りましょう。
正直めちゃくちゃ面倒くさいですが、高額請求された場合は、それ位した方がよいです。
あと、管理会社への連絡はもちろんのこと、公共交通機関や警察、あとは自分が行った場所(施設)への連絡も必須です。(それで見つかる可能性もある)
逆に「2〜3万」で済むのであれば、失う料金と面倒くささを天秤にかけ、自分にとって納得できる方法を選ぶのがよいかと思います。
なお、戸建て、かつ、持ち家の場合は、管理会社という概念が無いため、腹を括りましょう。おそらくどうしようも無い筈。
少しでも費用を抑える方法としては、コンビニやドンキなどで、ガムテープとかなづちを買い、掃き出し窓から入る…でしょうか。
鍵開けについてまとめると…
- 価格は、頼む業者や時間帯、鍵の種類に変わるが、数万円は覚悟する必要がある。
- ネット上での料金比較は無意味。なぜなら実物を見ないと、具体的な料金の提示ができないから。
- 良い業者に当たるのは運でしかない。巡り会う確率を上げるには、複数業者に電話して一斉に来てもらう他ない。
- 集合住宅の場合は、管理会社がマスターキーを持っている可能性がある。焦って当日対応してもらうより、ホテルなどに泊まり翌日まで待った方がよい。
- 2〜3万円で済むなら良心的。それ位で済むのであれば、鍵開け業者にお願いするのもあり。
個人的な所感としてはこんな感じです。正直なところ、結構 嫌な思いをしたので、業界の仕組みそのものに疑念を抱いています。
まぁ、無くす自分が一番悪いんですけどね…
ちなみに最終的な出費は、1万円ちょいでした。(内訳は、ホテル代+外食代+合鍵代+電車代。)
そんな感じで。終わりッ!!