市立伊丹ミュージアムで開催中の「伊藤潤二展」に行ってきました。
てな訳で感想をば。
目次
伊藤潤二展 誘惑 in 兵庫・伊丹ミュージアムのグッズは?
展示作品は、東京 開催時に比べかなりボリュームダウンしたみたいですが、グッズに関しては遜色(そんしょく)なし。
フルラインナップで展開されてました。
購入グッズは、バスタオル、カップ&ソーサー、アクキー、ポストカード×2、の計5点。
あと、心斎橋パルコで開催していたサンリオとのコラボグッズも購入したので、計8点ですね。伊藤潤二 関連の購入グッズは。
コラボグッズの枯渇具合を見るに、韓国で起こっている富江ブームの余波が日本にも来ている気がします。
なので、本展の富江グッズで欲しいものがあれば、早めに購入しといた方が良いかもです。
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伊藤潤二展 誘惑 in 兵庫・伊丹ミュージアムの所要時間は?
ぼくは展覧会で3時間40分、グッズ選びで30分かかりました。
↓内訳としてはこんな感じ。
- 展示物に添えられた説明文は全部読む
- 撮影可能な展示物は全て写真に収める
- 映像作品は最初から最後まで全部見る
- 展覧会を2周する
- 展示室内のベンチで2〜3回休憩する。
東京開催時の展示数は約600点とのことですが、本展に関しては400点(3分の2)もない気が…
ぼくはコアなファンではありませんが、そんなぼくでも”もうちょい見たいな…”くらいの展示量でした。
あと、音声ガイドもありません。
まぁ、チケット料金が1,000円という破格の値段なので、それを踏まえると値段以上の価値は”間違いなく”あります。
ただ、チケ代高くなってもよいから、もう少し展示数を増やしてもらいたかった…というのが本音。
なお、展示品の撮影は“ほぼ“OKです。NGなのは映像作品や海外で発行された出版物くらいですね。
なので原画は遠慮なく全撮。
加えて、久しぶりに潤二先生の作品に触れたので、絵のみならずセリフをしっかり読んでストーリーも追ってました。
その結果が3時間40分という滞在時間です。
ただ、人によっては1時間くらいで見て回れるかと思います。展示数が”少なめ”なので。
伊藤潤二展 誘惑 in 兵庫・伊丹ミュージアムの混み具合は?
開幕初日の平日に行きましたが、”そこそこ”混雑してました。
(いうて”そこそこ”なので)人がひしめき合って全然見れないッ!ってことは無かったです。
基本的にはノンストレス。スムーズに鑑賞することができました。
特に16時以降はかなり空いていたので、15時30分くらいに入場すれば、より快適に見れるかと思います。
日時指定予約のチケットの購入状況を見るに、人気の時間帯は開館時間の10時と13時っぽいです。
なので、それらの時間帯を避ければ、土日祝でもストレスなく鑑賞できそうではあります。
伊藤潤二展 誘惑 in 兵庫・伊丹ミュージアムの感想
描き込み量が凄まじいなーと改めて。
潰談のコメントで「潰れた人物をもっと鮮明に描くつもりだったが諦めた…」と書かれてましたが、素人目から見ると十分な訳で。
ファンからするとどっちがいいんでしょうね??
描き込み量が凄いけど、遅筆で寡作(かさく)。描き込み量は少ないけど、速筆で多作。
週間連載の作家さんって絵の引き算が巧みで、結果 週間連載という過酷な状況を乗り切ってる訳で。
そして、引き算された絵(=簡略化された絵)でも後世に残る名作はどんどん生まれてきてる訳で。
まぁ、潤二先生の作品はホラーなので、(バトル漫画とは違い)恐キャラの造形や世界観の構築に描き込みは一定必要かと思います。
ただ、めちゃくちゃ緻密なので、絵の巧さに唸ると同時に「これ1枚書くのにどんだけ時間かかってるんだろう…」も気になったり。
ここから先は、好きな作品を列挙。
路地裏
見た作品の中で一番ゾッとした話。
凄惨(せいさん)な最後を迎える時が刻一刻と迫ってくる…という終わらせ方。
末路は描かず、その前で止める。でも凄惨(せいさん)な目に合うのは容易に想像できる訳で。
真綿で首を締められるように”じわじわ”追い詰められていく恐怖演出が巧みな一作。
ファッションモデル
ハンターハンター界隈では「淵!?い、いやヒ・・・ヒソカ!!」で有名な淵(ふち)さん。
ハンター試験 連載時は、潤二先生のことを知らなかったので、どゆこと??って感じだったのですが、後(のち)にこの話を見て爆笑しました 笑
やる気マシマシ時のヒソカが脳裏にチラつくため、フラットに見れない一作。
潰談
ハンターハンターのアルカ(ナニカ)の能力の元ネタ。
押しつぶされる…をこのように表現するってすごいですよね。しかも唐突、かつ、一気に…というのはこの作品以前は無かったのでは?
童夢のズン壁を潤二先生なりに描いたのでは…と妄想しています。
浮遊物
オチがすごく好き。切なくて。
そして図らずしも、今の時代をもっとも捉えている作品という点でも好き。
他者の本音を集め、人前に晒(さら)す。自己の欲求を満たすため、相手がどんなに嫌がっても。そして人を追い詰め、自○させる。
まさに今の時代を表しているかのような作品。
この作品では晒(さら)した相手がちゃんと報いを受けるのですが、現実ではそうはいかないところが悲しいところ。。
肉色の怪
オチで爆笑した作品。
「美的感覚がおかしいんです!」か・ら・の 「もう何も見なかったことにしよう…」のコンボにやられましたww
絵面だけみたら怖いんですけどね。でもめっちゃコミカルなんだよな〜。擬音や表情の描き方の妙がそう感じさせるのかな??
一旦ここまで。
伊藤潤二展 誘惑 in 兵庫・伊丹ミュージアム:概要
会期 | 2024年10月11日(金)〜12月22日(日) | ||||||
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開館時間 | 10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで |
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チケット料金 |
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定休日 | 月曜日 | ||||||
電話番号 | 072-772-5959 | ||||||
所在地 | 兵庫県伊丹市宮ノ前2丁目5−20 | ||||||
HP | 【公式】伊藤潤二展 誘惑 |